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テニスと芝居とアイドルと

卒業、そして証明。

ちょうど一年ちょっと前に「LILIUM」に出会ったことで見事にハロプロ、とりわけアンジュルムへと転げ落ちた私は今年、アンジュルムのライブツアー、春も夏も両方とも参戦するレベルでハマり。

そしてつい先日。11月29日、百花繚乱福田花音卒業スペシャルはライブビューイングで参戦した。

 

春先のことだ。ハロオタの子と「5/26の武道館公演で初期メンどっちか卒業発表したらどうしよう」なんて話をしていた。そしたらその日のハロ!ステで、福田花音卒業という情報が出された。

嘘だろう、衝撃をうけた。なにせハマりたてだった私は、3期が加入し、これから!というアンジュルムを、もっともっとこのメンバーを追いかけたいと思っていたタイミングでの卒業発表。信じられないという気持ちでいっぱいだった。

そうしたらまたしばらくしてすぐ「4期メンバーオーディション!」なんて情報。

3期入ったばっかりで?!今の最高にバランスのいいメンバーの中にまた増やす?

受け入れられない、そう思っていた。

 

けれど、だ。卒業発表後の2枚のシングル(どちらもトリプルA面)が発表され、計9曲の楽曲を聴き、MVを見て。

初期メンというだけではなく歌やトークでもかなり重要な存在だった彼女が抜けても、今のメンバーなら、と。

そしてだ。ついに発表された4期メンバー。研修生から来るだろうという多くの予想を裏切って一般から1人選ばれた上國料萌衣ちゃん。発表され、そのときに公開された最終オーデ&メンバーとの初顔合わせ映像を見たとき、オーディション開催時には何故、とマイナスイメージしかなかった私は手のひら返したように「入ってくれてよかった」と心の底から思った。

アンジュルムのオーディションに参加しようと思った理由を聞いて、彼女をすぐ受け入れてわちゃわちゃと楽しそうなアンジュルムをみて。

彼女たちに希望しか見えないと思った。

 

それが、確信に変わったのは29日。百花繚乱ー福田花音卒業スペシャルーだ。

卒業の悲壮感はなく、どこまでも清々しい、いい意味でいつものアンジュルムらしい最高のコンサートだった。

 

今回の卒コン、最も印象的で画期的で、最高の演出だと思ったのは「デュエットメドレー」。卒業するかにょんとほかのメンバーが入れ替わりで紡ぐメドレーは、選曲をかにょん自身がしたということで、かにょんのアンジュルムへの愛、ハロプロへの愛がぎゅっと詰まっていた。そして、アイドル福田花音の素晴らしさ、凄さを見せつけられた。

卒業セレモニーの定番だったことをあえてやらず、けれど歌で全てを伝え切った彼女。

8人それぞれに合わせられた楽曲を、全て歌いこなし8曲メドレーをやり遂げた姿に、アイドルとしての彼女の力の素晴らしさを見た。そして、それに最高のパフォーマンスで応える8人に、希望を見た。3期メンバーはもう「新人」なんかじゃない。立派なグループのメンバーとして、十分な存在感と力を持っている。2期だってそうだ、パフォーマンス面でも、それぞれが違った方面に特化した、頼もしい姿。

そして「ずっと守る」と宣言してくれたリーダーのあやちょ、彼女のもつ力強さは、うちからにじみ出ているようだった。ずっとコンサートの間、ずっと笑顔でいてくれた彼女の、なんと美しいこと。

選曲は、私のような新参にだってわかるくらい、残るメンバーの魅力をこれでもかと発揮できる選曲で。自身の卒業コンサートで、こんなにもメンバーの良さと頼もしさを見せつけて、「今後のアンジュルム、心配でしょ?」とファンへ。「それぞれへのエール」をメンバーへ。歌で、パフォーマンスで伝えてくれた彼女は、最高のアイドルだ。

 

かにょんの手紙朗読を聞いたとき、私も同じことを思った。彼女の卒業に寂しさも悲しみもある、でもそこに不安はない。だって、残るメンバーはどこまでも頼もしく、最高なんだから。

彼女の卒業コンサートだったけれど、これは。今後のアンジュルムが、今のメンバーが、そしてかみこちゃんが、どこまでも頼もしく、期待の持てる存在であるか。今のアンジュルムがどれだけ最高のアイドルグループか、証明してくれたのだと思う。

卒業コンサートだけど、寂しさで見たくない、じゃなくすぐにでも見返したくなるようなものにしたい」と彼女は言った。私も思う、早くBDが欲しくて仕方がない。

あの最高に素敵な時間を、早くまた見せて欲しい。

 

1週間が経ち、今更ではあるがどうしても書いておきたかった。

 

しかしまろロス発生すると思っていたら、早速翌日からTwitterでバリバリ活発なかにょんに、ロスが発生する暇もなく。どこまでも彼女は…と、笑ってしまった。最高だよ、福田花音