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テニスと芝居とアイドルと

10→12→11 アンジュルムの未来

今年も今日で終わりですね!!書きかけて放置していた電光石火のブログを今更あげる暴挙に出る。というわけで電光石火メインにアンジュルムに対しての今の私の気持ちを書いてみんとす。ハチャメチャ長い。


ただワクワクしていた電光石火最終公演。パシフィコ横浜での単独2公演、かっさーの凱旋、たけの誕生日!
ライブハウスで見た時から2ヶ月弱たった大阪でのホール。パフォーマンスが段違いに進化していた。だからあれからまた1ヶ月、どんなアンジュルムが見れるんだろう、と。

しかし舞い込んだ新メンバー加入の報。
嘘だろうと思いたかった、なんで今なのかと憤った。私は来年の春、この10人の集大成を、歴代最強のアンジュルムを見届けられるのだと思い込んでいたから。

その日はなかなか眠れなかった。だというのに、昼を過ぎて、あやちょとかっさーから始まり、メンバーみんなのブログを読んでいたら、夜中の鬱屈した憤りはきれいさっぱり、とは行かないまでも、あらかた消えてしまった。
アンジュルムのメンバーの言葉はいつだって信じられる。私が彼女達のことを好きな理由の一つだ。

前日には、今の10人の集大成見届けるぞ!!新メンバーどんな子かな、そんなふうに思えるようになって。
いざツアー昼公演。あやちょの新メンバーを呼び込みます!!という言葉に、(ライブテンションなのもあったとは思うけど)歓声をあげた私には、もうマイナス感情なんて1ミリもなかった。

初々しいふたり。ひとりはまさかのONLY YOUオーディションからだし(かみこ以来の研修なしオーデ組にワクワクしてる)、もうひとりはまさかの北研からのデビュー第一号!!
個人的にアンジュルムの同期関係とか本当に大好きなので、同い年、同郷(北海道)、だがしかしオーデ組と研修生組というふたりに、どんなシンメになるんだともう既にソワソワしてしまっている。

昼は、りなぷー主導のたけバースデーサプライズに、ファン主導のアンコールでのバースデーサプライズ!たけオタの友人と入っていたのでこんな素敵な公演に来れてよかったー!!と喜び合いました。
かっさーの凱旋も、開演前に「ももな、おめでとう!!」って言えたし。アメリカでたけのおいわいする場にもいられたし。卒コンでもない場で大きな箱で青く染った素敵な景色をたけにみせてあげられたし、幸せだったな。

さて、夜。新メンバーの初お披露目は昼に終わっている。あと一公演。10人体制での単独フルサイズのコンサートは、これで最後。
夜は二階席だったから演出も込でしっかり見れるぞ!!見届けるぞ!!と思ってたんだけど。
(ここからツアーの感想にも入ります、ようはめちゃくちゃ長くなる)

開幕時。眩い光に照らされ、乙女の逆襲の始まりのポーズでステージに君臨するアンジュルムを見た時「神々しい……つよい……」しか出てこなかった。
丈の長い裾を華麗に翻し、バッキバキに踊る。多彩な声色が次から次へと飛び出してくる。2曲目の七転び八起き、ダンス面が上着のボタンを外し、まるでマントのようにバサりとたなびき広がるそれを振り乱し踊り出す姿のあまりのかっこよさ。衣装天才か?
かと思えば地球は今日も愛を育むで見せる艶っぽさ………。
出すぎた杭は打たれないでもう馬鹿みたいに煽られてテンションぶち上げて。

MCにくるまで、そのあまりの火力に圧倒された。
これは終盤に…なんならアンコールに至るまでずっと思っていた。全曲コンサートの1曲目に来てもおかしくない楽曲群で、それは楽曲の良さもだけれど彼女達のパフォーマンスの素晴らしさが故なのでは、と。
挨拶、そしてMC後。上を脱いで、披露されるのはミステリーナイト。ここで私はその衣装に感動した。ギラキラとしたスカート部分は色とりどりの照明を反射しミラーボールのように幾重にも色を変えていく。1着の衣装なのに、そう思えないほど。……衣装天才か?!(2度目)
ここからキソクタダシクウツクシクに至るまで、本当に誰を見たらいいのかわからない。ダンスを見たい、演出を見たい…だがしかしモニターに抜かれる彼女達の美しさが、途方もないからそれも見逃せないのだ。中でも今回特にゾクッときたのは、むろとかっさー。表現力、表情の作り込み方があまりにも「正解」だった。これが見たい、をさらに超えた最高。

ここで名前を紹介する映像が入り、ダンスコーナー。昨年の風林火山からダンスコーナーがこうして組み込まれるようになったのだけれど、そろいの赤い中華風の衣装に、剣に、棒術。……いやオタク好きやろこんなん(動揺)天才か?!!(3度目)

さて次。衣装を変えて歌われるのは「忘れてあげる」この曲めちゃくちゃ好きなんですけど、これ全員個々の声色と歌声をとことんまでに堪能できるんですよ。「どういう思いを主軸にすえて歌うのか」で、歌い方や表情がそれぞれ異なっていて、自身の解釈をきちんとパフォーマンスに落とし込んでる姿にグッときた。
初期2期かみこかわむーはどちらかというとその声音にとことんまでに感情をしっかり落とし込むのが上手く、3期かっさーふなっきは表情込で作り込むのが上手いな、と思った。そのバランスが絶妙だなぁと。
ここからしっとり系の聴かせる曲が続く。その美しさに見蕩れ、歌声にうっとりしていたら。
短い煽りのち、I 無双 strongからマナーモードまで畳み掛けてくる!!
つ、つよい。
あまりにも強すぎる。さっきまでの美しい少女達が一瞬にして戦うものに変わる。
そこからのUraha=Loverですよ。甘く可愛く切ない歌声とバキバキに踊るダンスのギャップ。アンジュルムの魅力ガッツリ詰めたこの曲。
そして、友よ。
楽しくって泣けてくる、最後にふさわしい曲。一時期は絶対セトリに入ってるくらいだったので、何気に久々な気がした。そしてここのラストに銀テープが!喜ぶメンバーたちを見て私まで幸せになりました。

さぁ、アンコール!
昼は開演前に「ももな、おかえり!」コール、アンコール前に「タケちゃん、おめでとう!」コール。
夜は「ももな、タケちゃん」コールでした。
そしてお待ちかね!!46億年LOVE!!
もうね。これ体感秒で過ぎた。46億年は秒なんですよ。あまりにも楽しい。楽しすぎる。MV衣装でわーーって登場し、真っ先に飛びだしてくるふなっき、くるくる回るかっさー。後ろの映像もMVのリップショットに寄せていたりと楽しさ満載。客のあまりの沸きように会場揺れたレベル
(そういや物販のところにスフィンクスしれっと居たなぁあのミニチュア売って欲しい)
ラスト、挨拶。
かわむーとふなっきの、後輩が始めてできるんです、という挨拶。かわむーの、後輩が出来るけど自分らしく!のキラキラ感。
ふなっき節のあとに、後輩たちがきっと初めての感情を抱かせてくれるんじゃないかな、と語る姿にグッときて。
多分これは、たくさんの人が言ってると思うんだけど。かっさーの挨拶を聞いた時、アンジュルムは大丈夫だ、って何目線かわからないけど思った。
「新メンバーはなんと私と同い年!そして、早生まれの子がいるから私はもう最年少じゃなくなるんです!!」
声を張っていって。例えばここで寂しい、と続くなら可愛いなってなると思うんだけど「もう最年少っていう肩書きに甘えない、和田さん!頑張ります!」
まっすぐあやちょを見て宣言して、そして
あやちょとハイタッチをする姿。

最年少から、今や中堅どころとなったりかこが「前は私の事可愛いって言ってくれてたのにー!新メンバーにばっか可愛い可愛いって!!」と拗ねるんですよ、なんてネタにしたり。そうすればむろから「前に後輩ができた時に拗ねてた同期がいたなぁと思って」とからかわれたり。
あぁいいなぁアンジュルムって思って。

2期はね、もう本当に。「自分達の味わった苦労を後輩にさせない」というのをサラッとやりこなしてしまう。葛藤とか不安とかをおくびにも出さずにあっけらかんと新メンバー入ることを「楽しみ」であるように語ってくれる。これってめちゃくちゃすごいことだし、そんな2期がいるからこそグループとしてのバランスもめちゃくちゃ良くなる。

あやちょ。
私はあやちょが「同じメンバーでこんなにも長く活動できるのは初めてだ」と嬉しそうに語り、現状維持ではなく高みへ高みへと目指していく姿が大好きで。だからこそ「あやちょの卒業前の新メンバー加入」は、そんなあやちょのアンジュルムでの夢を壊されるんじゃないか、なんて勝手に思ってた。
けどあやちょが「この10人の集大成であると同時に、自分の中にはもう新メンバー2人の存在がある。12人のアンジュルムはもう始まってる」と語るから。

アンジュルムに入る子達は、いっつもこちらがハッとするような想いを口にしてくれる。あっという間に成長して、頼もしくなって。特にあやちょの卒業発表以降、目に見えて他のメンバーの言葉であるとか、パフォーマンスであるとかが変わってきている。

彼女たちははっきりと「今のこの10人は最高だ」とはっきり宣言する。その上で「だからこそ12人になったって大丈夫」と笑って、そして「10人で作り上げた最高は、12人で更新してみせる」と宣言してくれるのだ。

その一方で彼女たちは「今すぐ」という言葉は使わなかった。半年後には12人が大好きって言ってる、とか、12人で超える、とは言っても。
それは、まだまだ複雑な気持ちを抱えていたり、全然受け入れられかったり、いろんな人がいることをきちんと受け止めてくれているようにも思えた。

挨拶が終わって、最後。
タデ食う虫もlike it!
「十人十色 好きなら問題ない!!」

結果的に、このツアーのラストを飾る楽曲として、これしかないなって思わされた。

その後にはアタックNO.1も見に行って。結果ずーっとボロ泣きしていた。あまりにもアンジュルムのみんなの演技…というか、声に乗せた感情に揺さぶられすぎて。原作付きなのに、まるで当て書きかとすら思う配役。ソロorメイン曲での魅せ方、キャラの心境への没入度合いも、どれも素晴らしくて。
青春ものとアンジュルムの合わせ技は本当にやばい。
この舞台を通して、個々更に歌唱力、表現力が上がったように思える。

私にとってラストの10人体制現場。FC限定クリスマスイベント!!
可愛すぎる衣装、楽しすぎるクイズコーナー、パフォーマンスに魅了されすぎたライブコーナー(ペア衣装でのデュエットが最高すぎた……どの組み合わせも衣装もセトリもパーフェクト!!)

これだけ立て続けに今の10人が最高だと思っても、それでも。私は年明けの12人体制にも、あやちょ卒業後の11人体制にも不安がない、楽しみしかない。

だってアンジュルムはいつだって最新が最高を見せつけてくれている。新メンバー2人のパフォーマンスも楽しみだなぁなんて呑気に思ってられる。

あやちょが卒業発表をしたとき、そして新メンバー加入の発表がされたとき。
あまりにもマイナスに感情揺さぶられて、なのに今こんなにも前向きにとらえられている。受け止められている。

たまにやっぱりあやちょがいなくなることへの悲しみに泣きたくなるし揺さぶられるんだけど、未来への悲観は、思い描いていたよりも少ない。

12人になっても、…11人になっても。きっと私はアンジュルムを大好きでいるのだろう。

最後に。
アンジュルム史上最も長く続いた10人体制が私は本当に大好きです。本気で最強のアンジュルムだと思う。パフォーマンスという意味では、風林火山にはじまりクリスマスイベントまで。沢山沢山見てこれてよかった。来年はその大好きに2人も追加される、やっべぇなもっと好きになっちゃうんだろうな。だって加入までの密着動画北海道編~横浜編まで見たら、既に新メンバー2人のことも好きになりかけちゃってんだから。

来年も素敵なアンジュルム、沢山見れますように。
あやちょがハローのアイドルとして作り上げる最高のアンジュルムを、この目に焼き付けていきたいな。

おてふぇす感想④:アンコール~ラスト。そして感謝をこめて。

はい、おてふぇす感想その④です。2週間たって今更、って感じだし、この長さだしで読んでくれる人いたらその人は多分天使かなにか?っていうレベル。

読んでくださってありがとうございます。最後の記事、いきまっす!

 

★ハッピーサマーバレンタイン
アンコール1曲目はこの曲!これは流石にやるだろう、と予測してたので当たってほっとした(笑)なんせこれまで予期せぬことばかり起きてたもんで。この曲もみんなで「大好きー!!」ってコールで叫べて楽しかったなぁ。これは確か完全に先生のソロでした。

もう一度ゲストを呼ぼうか、と再びステージに来る兼ちゃん。先生が兼ちゃんにラケットを手渡す。
はっとして「懐かしい」と言う兼ちゃんに、やっぱ分かるんだね、と先生が。
そのラケットは真田が使っているラケットで、先生がお持ちになっているのは、ライバルの手塚くんのだよ、と。
ラケットを持ったお二人が、あの曲を歌おう!と。

 

☆FGKS
えええまじか?!!まさかのテニミュのあの振りで、ラケットを持って、アンコールでFGKSやってくれるなんて…!!
しかも客席降りまであって、えっこれ最早テニミュじゃん…?!下手側に先生、上手側に兼ちゃんが降りてきて、なので先生をまた近くで拝めました…。
もちろんみんなサビでは叫びました、ええもうそりゃ全力で。
凄いことですよねこれ…、兼ちゃんとFGKSできるなんて今これ何年???
しかもですよ、「ここが俺の原点 」のところは、兼ちゃんのソロで。エモい通り越して、しんどいにもほどがある。

この曲何回くらいやったの?と先生に聞かれ、200回くらいは…と答える兼ちゃんにさすがミスター…となりました。

「やっとおてふぇすらしくなってきたね!」と笑う先生。
…いやこれもうアンコールですよ!?今ですか!?

 

★一人テニプリ★パラダイス
青学ファイオー!
でスクリーンにひょこって現れる青学レギュラーのハニプリver.
勝つのは氷帝では氷帝、と歌詞に合わせて、青学、氷帝立海、比嘉、四天、高校生…とスクリーンに現れていく。
歌の間、スクリーンにずっと初期~新テニのキャラまで、めちゃくちゃたくさんのキャラクターがずっとぴょこぴょこしたり回ったり。不二兄弟や木更津ツインズが並んでたり、学校ごとじゃなくて家族とか、幼馴染とか、とその並びもまたずるくって。
間奏部分の○○パラダイス のとこは学校ごとになってるんだけど、その○○パラダイスのとこで該当校が全員でぴょんってはねるの可愛かったな。そんでどんどんそろっていくの。
そしてこの曲の途中、さらなるとんでもないサプライズが待ち受けていた。

スクリーンの前で先生がしゃがんで。一瞬にして、ステージから消えた。
えっ!?って思った瞬間。スクリーンの中にマイクを持ったハニプリver.の先生が、キャラたちと一緒にぴょこぴょこしていている。
…えっいや、それアリですか!?
キャラが3次元に来てくれてあらゆる媒体が交錯して、ついには先生自らが2次元に…?!
おてふぇすらしくなってきたってこーいうことですか!!??
まさしく「次元を飛び越えろ」を体現なさってるし、「次のステージ」どころか最先端で異次元なステージに行ってるし、
ほんとに「みんなで作り上げてきた一つ一つの夢と現実の最高のパラダイス」じゃん、このライブ!!歌詞との合わせ技まで含めて、ずっるい。

 

☆Love festival
そうだよねやっぱこの曲やるよね!!ここでステージに戻ってくる10代目青学の子達。
腕にはキラキラひらひらした飾りのついたリストバンドかな?つけてて。やっぱこれテニミュのアンコールやん?でも曲ラブフェスやん?と最後まで混乱しつつ。1度見たあとだからか、あるいは以前もテニミュキャストと歌ったこともある曲だからか、ただただテンションマックスに楽しかったし!やっぱtricoloreの時も言ったけど、踊りを本業でもしてる子達が振り付けするとこんな振りになるんやなーってのが可愛いし楽しい。
Cメロ、砂粒みたいな~はにちかリョーマ
ここは多分そういう歌割りになるだろうと思ってたんだけど、この時。小越リョーマに声似てる、って思ったの。tricoloreのときとか、トークの時は考えもしなかったのに。本当に似ていたのか、私の中であの時の記憶とオーバーラップしたのかは分からないけど、ぐっときて泣きそうになっちゃった。
「大人に告ぐ 僕らは決して負けない」って歌う今の、若い10代目青学ってのほんとエモすぎて鳥肌ものでした。

 

10代目がステージから去り、ここで、まさかの先生へのサプライズ!
サプライズタイムがなって、スクリーンに原作絵の千歳が!!
原作ジャージ、千歳に合うサイズがないからXL作ってほしい、とか、幸村ゲームがあるなら、下駄を飛ばして天気を当てる千歳ゲームは?なんて言う千歳。
不意打ちの登場にびっくりしてたら、続いた言葉にまたびっくり。
「少し早いけどもうすぐこの人の誕生日!皆でお祝いしよう」
許斐先生に向けて千歳の合図で、全員で「ハッピーバースデー」と歌うことが出来ました!!すごい…テニス好きな人達と、皆で先生に直接お誕生日おめでとうと言えるなんて!!ありがとう千歳!!
サプライズ返しされちゃった、と笑う先生が可愛かったです。これ先生に内緒でスタッフさんとかが仕込んでたとしたら、ほんとテニスに携わってくれる人達の愛と茶目っ気とサプライズ精神と、それをやり遂げちゃう実行力本当に最高だなーって改めて。突然イベントに飛び入り参加してみたり、LINELIVEで逆電話仕掛けてみたり、最近の声優さん達から先生へのサプライズが凄すぎる!(笑) 

 

テニプリを支えてくれてありがとう
ついに最後の曲です。
えーーー!!って会場から惜しむ声が上がる。もちろん私もえーーって言っちゃったんだけど、今になってよく考えたらアンコールで5曲やってくださってるんですよね。アンコールだけでもボリューム凄すぎる…。
この曲不思議なんですよ、メロディは優しいのに切なくて。ていうかなんで最後がこれなんですか、お礼を言いたいのはこっちですよ先生。感謝してもし足りないのに。今日1日でいくつ幸せもらったんだろう。「この場所であえた奇蹟」を忘れられないのは、まさしく今の私たちの気持ちそのものだな、って。

この時、かな?確か。天井からテニスボール型のバルーン降ってきたんすよ、両手で抱えるくらいの大きさの。そしたら、1階席の中央ら辺の人達が、一生懸命それを、手やペンライトで後ろへ後ろへって送ろうとしてるのが見えた。
ライブでこんな光景、初めて見たかもしれない。大抵銀テープとかこの手の落下物って争奪戦になるじゃないですか。1人で何個も持って帰れる大きさじゃない、ってのもあったかもしれないけど。それにしても、ですよ。
先生がその様子を見て皆優しいね、って仰ってて。今私すごく優しくてあったかい空間にいるんだなぁって思った。

最後の挨拶。先生は「テニスの王子様を、キャラクター達をよろしくお願いします」と深くお辞儀されて。最後まで、あくまでも作品を、キャラ達を、というスタンスで。私もだし、他にもそういう声聞こえたんだけど。「先生!!ありがとうございます!!」って。なんだろう、こういうライブの時ってどうしても感情昂って「ありがとー!!」「大好きー!!」って叫んじゃうんだけど。なんか、「ありがとう」より「ありがとうございます」って言いたい気分だったんだ。

 

トータル2時間40分くらいかな、最高のライブでした、夢のようなライブでした。
でもこれ、夢じゃなくて現実なんですよ。
今でも信じられない。
改めて許斐先生の言葉やスタンス、本当に唯一無二だな、と思うのは。一切嘘がなく、夢を現実にしてしまえるところだと思うんです。

ファンなら、オタクなら、誰もが一度は思い描いて、でも叶わないものだと分かってた夢物語。この僅か2時間40分で、いくつ叶えてもらっただろう?

先生は努力も苦労も隠さない、「魔法みたいに簡単に叶いました」じゃなくて、「たくさんの人の協力があって成し得たこと」だって、その裏にあるものを教えてくれる。
裏側を見せてなお、だからこそ、この夢は、現実なんだと言ってくれる。

「アクターさんがいる、声優さんがいる」という事実を伝えたうえで「だからキャラ達
が今ここに、こうして、漫画の中から飛び出してきてくれたんだ」と。
「オールテニプリフェスタだから」という理由だけで、いろんな垣根を、次元を、時空をこえて。原作もアニメもミュージカルもゲームも、そして過去も未来もひっくるめて、同じ空間に実現させてしまえるんだ、と。
そこにどれほどの壁があったか、なんて。もう幼い子供ではなくなった私は、推し量ることができてしまう。考えてしまう。
けど許斐先生も、声優さんも、ミュのキャストさんも、スタッフさんも、皆。
テニスの王子様愛する人たちを楽しませて、驚かせて、ハッピーに、笑顔にすること」のために。「先生がそうしたいと願うなら」と、ぜーんぶ、実行しちゃうんだなぁ。こんな優しい世界が、素敵な人たちが、あっていいの?ってくらい。

だから、全部、全部信じられる。

大人になってしまった私だって、子供に戻ったみたいに。

「少なくともあの日あの場所で叶った夢は、あの瞬間、全てが現実だった」

 

最高の時間をありがとうございました。

これからを約束してくれて、ありがとうございました。

テニプリっていいな!!!!!

 

(そしてこんなあほみたいに長い記事の最後まで目を通してくださった方、貴重なお時間をつかって読んでくださり、りがとうございました…!)

 

おてふぇす感想③:きんテニ映像~本編ラストまで

おてふぇす感想第三弾。まだまだ続くよ!

 

★きんテニ スペシャル映像

ふたたびサプライズ!今度は何?と思ったら。本当は主人公はリョーマじゃなくて、リョーマは主人公のライバルの予定だったんだよ、と先生が語りだす。
今回は特別に、そのネームを映像にしました、と。
以前、なにかのイベントだったかで公開されてたかと思うんだけど。
まさかここで見れるなんて!!めちゃくちゃ嬉しかった。ステージのスクリーンに、ネーム状態のきんテニが映し出される。
もうね、金ちゃんかわいい!とか、こんな感じのお話だったんだ!とか、新鮮な気持ちでただただ喜んで、楽しんで見てたんんですね。
でも、あるセリフが見えて、自分でもびっくりだったんだけど、涙が出た。
「倒れないよ、あの缶。石入ってるんだろ?」
「100球当てれば00万円くれんの?」
知ってるセリフ、知ってる構図、そんで、大好きな、あの表情。
――あぁ、このシーンって、この時からあったんだ。
脳内で、テニスの王子様第1巻の同じシーンがオーバーラップした。私の中で「きんテニ」と「テニスの王子様」が確かに繋がって、主人公が変わったけど、変わらないシーンもあって。先生にとって、あのシーンは思い入れ深かったのかな、とか、リョーマというキャラクターを描く上で、大切だと思ったから連載でも使われたのかな、とか、いろんなことを思ったら。なんか、涙が出てきた。

そんなことを思っていたら、流れ始めるイントロ。周りの人がペンライトを緑から青に変えていく。けど私は、もしかして、って思って、色をかえなかった。
先生が歌い出す。

 

☆フェスティバルは突然に
「あのね、君と出会ったのはね、10数年前よりも前のことだったっけな」
いつもと違う歌詞、ああほらやっぱり!!
リョーマが歌い出すはずのところ、現れたのは金ちゃん!!鳥肌が立つ。この演出、この流れはズルすぎる。だってこの曲の元の2番の歌詞「テニプリって実は俺じゃないやつが主人公だったんでしょ?」から始まるんですよ…?それを金ちゃんが主人公のバージョンで歌ってくれるんですよ。無理でしょ。新しく作り替えられた歌詞が、どれもらしくて、そしてリョーマとの歌詞の対比も頭の中で浮かんではぐっときた。
間奏部分、リョーマとの時は10年後の話を教えてあげようかな、っていう会話だったけど今回は。
「わい先生に100個お願いがあんねん!」
「100個は多過ぎるなぁ。一つだけなら」
「じゃあ、コシマエともっぺん戦いたい!!!」
「いいよ、いつかね」
金ちゃんにとって、今の1番の先生に叶えてもらいたい願いってコレなんだ…!!って泣いた。
砂粒みたいな約束でも叶えてくれる先生の言う「いつか」は、きっと、絶対、来るんだろうなぁ。

 

★ゴンタクレ
金ちゃんといえばやっぱこの曲だよね!四天宝寺コールも出来て楽しさは倍増!!
タオル回し曲で、先生が客席にタオル投げててビックリした。さっき泣いてたのも一気に吹っ飛んで、もう大盛り上がり!!最高に楽しい。金ちゃんの動き、もうほんと野生児全開でアクロバティックな感じでかっこよくてかわいかった!
さっきの「フェスティバルは突然に」で、
「これからもさぁ聞かせておくれ」
「ワイは世界一のゴンタクレや!!」
って言ってからのこの曲。流れが完璧すぎるでしょう???

このあとのトークの時、
金ちゃん元気いっぱいだね、もう一曲やる?と問いかける。
えっ、これもしかしてもしかする?!と思った途端にリョーマが登場。トップバッターでリョーマの出番終わったと思い込んでたんですけどね、そんなことは無かったですね私はまだまだでした油断してたよ…。

桃の敵討ちして以来かな、仲良くなったよね?と言われてそっぽをむくリョーマ。二人の温度差がめちゃくちゃ最高に可愛くて。
あとリョーマがキンタローって呼ぶの生で聞けた…とか感動してしまいました。

 

☆50/50
二人揃ったらもうこれでしょう!!いやほんと、かっこいい…。私リョーマがやっぱ一番好きで、幸村くんとのだけでなく、金ちゃんとのデュエットまで生で見れるとは思ってなかったし。
なんだろうな。これまでは「主人公と唯一無二のライバルの曲」だったこの曲が、この日は「主人公ともう1人の主人公の曲」なんだな、って思えて、これまで以上にグッときてしまった。

金ちゃんがはける時、謙也にトング買うてったろーっていって帰っていってて。たしか、前回の時もそうだったよなーと。四天のみんなに毎回お土産買って帰る金ちゃんが可愛い。


★青学テニス部に捧げるヤッホー
ついに最後のデュエットです、と先生が言って。リョーマが、先生に作ってもらった曲を、先輩たちと、と始まったこの曲。私、予想してなかったの。これ歌うなんて。
前回歌われた曲はやらないだろうな、って思ってたし、実際キャラ達は違う曲を歌ってる。でもよく考えたら前回は純ちゃんが歌って。VRリョーマ豊洲のライブのときは、出てなかったなって、気づいて。今改めて、リョーマと先生が歌う奇跡に、胸がぎゅっとなった。
先輩達の声が聞こえる。手塚と不二先輩は裏で歌ってんのかな、なんて思ってみたりして。

 

☆約束
さっき最後のデュエットって!!言ったじゃん先生!!!!!!もう一曲やるなんて、しかもそれが「約束」だなんて聞いてない!!!!!!
私は完全に涙腺が決壊して、泣き崩れた。最後のデュエットで、これ持ってくるなんて、しかも青学テニス部に捧げるヤッホーと2曲で続けてくるなんて、ひどい、ずるい、こんなの泣くしかないじゃん。
リョーマは、先生と、先輩達への思いを歌いたいと思ったんだなぁって、素直じゃないけど、本当に、先輩達の事、青学のこと、大好きで、大切に想ってんだなって。
それに、約束を聞くと未だに私は、100曲マラソンのときの、涙まじりの純ちゃんの歌声を思い出す。私はDVDで見ただけだったけど、それでも感じた。あの時の、もうこれが最後の大イベントみたいな空気。
だから、いつか会えるように約束、ってのは、願いだった。
それが今回、10年経って、必ず果たされる次への誓いとしてリョーマと先生が歌いあげてくれた。

「先生、19年間見守ってくれてありがとうございます」
リョーマからの、先生への感謝と、それから宣誓の言葉。この言葉が、すごく好きだった。
許斐先生はずっと彼らを見守り続けてきたし、彼らも先生に見守られながら突っ走ってきて、駆け抜けてきて、これからも未来へ進んでいくんだなーって。
なんだろうな、たとえば生み出してくれて、とか、描いてくれて、とかだとしたら、やっぱり彼らはキャラクターでしかなくて、自分の意志とかじゃなく、動かされる存在みたいにも思えてしまうけど。
一人の人間として生きてる、意思のある言葉だなぁって。ここまでずっと「今ここにいる彼ら」として、思いを語ってくれてるんだって、ただ嬉しかった。

 

★gather
これは先生のソロ。とはいえ後ろにキャラ達もいてくれて。サビの重なる部分自然と客席が歌ってて素敵だったなぁ。あとテニクラのみんなってものすごい素直なのだと思う。左右に手を振る振り付けっていろんな界隈であるけど、あそこまで会場全体揃うことないと思う。鏡写しとか左右とか関係なく、皆見たまま、キャラ達がやるそっくりそのままで振ってるの。だから、ステージも、会場も、完全に動きがそろってて。この空間好きだなぁって思った。
後ろのキャラたちも手を振ったりってのもあるんだけど、それぞれ学校ごととかでわちゃわちゃしてて目が足りない!!
あと、gatherって本当に改めていい曲だし、ものすごーく染みるなって。先生のお声って、本当に優しいんですよね。曲ともめちゃくちゃあう。
なんかもうね、ただただ穏やかで温かい気持ちになれる。
ていうか信じられます?なんと本編も終盤にして先生のソロこれで二曲目なんですよ。ライブのタイトル聞いたら誰もが思い描くようなライブでは全くなくて。いや勿論先生のソロコンサートだとしたってめちゃくちゃ嬉しいんですけど。
先生はただ単純に「ファンに直接ハッピーとサプライズを」って、今回もしてくださってるんだなーと改めて思いました。
2016年の豊洲からはじまったVRは、これからも進化していきます。と先生は仰ってくれて。つまりこれはライブも第3弾あったり、ということなのかな?と思い。今回「パーフェクトLIVE」と銘打ってあるのにまだまだ完璧を超えてくつもりなんだ先生…すごいや、ほんと。

 

☆We Love ALL TENIPURI
本編ラストの曲。
これまでもイベントの度に新しい歌詞がついて歌われてきた曲。…って、今まで考えたことなかったけど、これ毎回新曲やん!!同じ楽曲で何パターンも歌詞生み出せるってすごすぎない?コールもあるからか、スクリーンには歌詞がうつる。
特に今回なんとか頭に残せた歌詞がいくつかあって。
「応援は全国レベル 他校(ほか)の奴らに負けていられない」
→「実力は異次元レベル 他の漫画家に負けていられない」
私達はどうも先生の温かさと優しさに目が行きがちなんだけど、
先生はそうだあんな王子様たちの生みの親だもんな、そりゃ負けず嫌いだし、どこまでも上を向いて、先を見てるよなぁと気付かされて、
かっこいいな、すごいな、って思ったし、笑った。最高の人だなって。
「バカやって笑いあって 時々真面目にやって 考えれば毎日楽しんでるmy life」
→「歌やって人生の相談 時々漫画家やって 忙しい毎日を楽しんでるmy life 」
時々漫画家って言いながらも本業の原稿を手を抜くことなく、妥協せず、連載きちんとこなした上で、こんな最高のライブやってくれて。先生お願いもっと休んで!!もう十分幸せもらってるんです!!って思うんだけど、絶対大変じゃないはずないのに、それでも忙しい毎日を楽しんでる、って言ってくださるんだなぁ。感謝しても足りない。
この曲のいいとこってか大好きなとこ。テニプリ最高!!テニプリっていいな!!って全力で叫べること。曲に元々コールが入ってる楽曲ってのは、わりとたくさんあると思うけど。こんなハッキリ愛を叫べるコールが入った曲って、なかなかない。
今回のサビのコールは、
おてふぇすっていいな!テニプリっていいな!アニプリっていいな!テニミュっていいな!だったんですけど、ほんと、みんなすっごい全力で叫んだ。
そしてサビのその部分で、後ろのスクリーンにはテニフェスやテニミュの、今までの写真が沢山映し出されていく。また泣きそう。
凄くない?本当に会場一体となって、作品への愛を全力で叫ぶ。心の底からのその声が揃って、この曲が完成するんだよ。私たちの想いが、声が、曲の一部になるんだ。

しかも、最後!!
「1個 1個 夢を叶えよう」→「夢を叶えたよ」
になってて。私たちが、なんだこの夢みたいなライブ……これがオールテニプリ……って思ってたこと、先生にとってもこのライブは「夢のひとつ」だったんだ、って思えるんだよ、こんな幸せなことって無い。

 

圧倒的情報量(この一日で何回サプライズタイム聞いたかわからない、これ昼公演ですよ?最終公演じゃないのよ?)、ありえないほどの幸福感、感動、最高のライブだ!!っていう充足感。


100曲マラソンがあった2008年、当時の私はまだ、ライブで遠征なんて欠片も思い至らないし、いけるわけもない年齢だった。それがいま、この地にこれた。
あの時の再現のようにfutureで始まり、約束やgatherが歌われ、そしてWe Love TENIPURIでしめるという流れ。

しかもあの時はアンコールで、本当にラストの曲だったWe Love TENIPURIが、今回は本編ラストで、まだアンコールを残してる。
あの時「最後」だと思ってたテニプリが、そこから10年続いて、そしてこれからも未来への楽しみがある、っていう事実と、今回のセットリストが完全にリンクする。どこまで考えつくされてるんだ、どこまで先生は、テニスの王子様という作品すべてを、愛しているんだろう?
いろんな思いに満たされた、最高の時間でした。

 

本編の感想はここまで!そしてアンコールの感想はその4へつづく

おてふぇす感想②:恋のフリックを刻み込め~KEEP GOING ON!まで

はい、おてふぇす感想第二弾です。というわけで、いっきまーす。

 

★恋のフリックを刻み込めーWaitingRisingBeatー
先生が新曲を作りました、と。
いやいや待って?Twitterとかでも新曲作ったなんてお話されてませんでしたよね!?まじですか!!
ってびっくりしてて。そうしたらですよ、後ろのモニターに超絶見覚えのあるロゴが出てるじゃないですか。
えっテニラビのロゴやん、イラストやん…?いったいどういうことなんだこれは。
歌が始まる。テニラビキービジュアル(タイトル画面のあれ)のイラストを使った、キャラ紹介→Nカードの立ち絵を使った全学校紹介というめちゃくちゃかっこいいPVが流れ始める。なにこれ!?
でも目の前で先生が歌って、踊ってくださってて、そっちも見たい!!!!目が足りない!!
というキャパオーバーの中で、ふと、ほんといまさらなタイミングで気づいた。
「ていうかこの曲…タイトル画面のあの曲やんけ!!」
ずっと、この曲いいよなーキャラソンとか…ならないんですかね…?って思ってたやつが…ほんとうに歌詞のついた歌になった…えぇ…???
なんだ一体今日いくつサプライズあるんだ。頭が追い付かないよ先生。
先生のダンスかっこよかったし可愛かったしでずるい。あんな魅力的な映像流しておいて、客の意識がそっちに向きそうになるのに一切手を抜かずダンスまでがっつりされる先生を見ずにはいられなくてずっと画面と先生とをキョロキョロしてた。
映像の話をすると、ノーツ降り注ぐ中、実装済みキャラソンのジャケ写が反転→プレイアブルの時のちびキャラ降臨、な演出があったんですけど!めちゃくちゃ素敵だったんですよー!!(なんかfgoの召喚画面とかそんな感じの!)
あと、途中ガチャのSSRのセリフ演出で許斐先生の名言出たんですけど、
(昔アニメイトで貰えたブロマイドの先生の名言、「まだ誰も通っていない道は、ないか」
「ファンのみんなが僕の原動力です」の2つ。属性は緑と赤だったかな)
しかも!!あのちびキャラの作画で許斐先生が!!
えっこれ実装来ますか来ますよね課金します!!!!
ていうかこのPV売ってください何度でもみたい。
(とか書いてるうちに公式さんが公開決定情報出してくれた、神では?)

先生曰く。テニラビの運営さんの方から「テニラビ主題歌でもあるリョーマのRisingBeatをカバーしませんか」と提案を受け、「タイトル画面で流れるあの曲に歌詞をつけて歌にしませんか」と逆に提案したくださったようで。えっ…神は本当に神なんですか。
運営さんも最初の提案の時点でも最高な提案なのに、先生の逆提案受け入れてこんな素敵PVまで!
これいつCDで聞けるの…とか、先生の実装は…とか思ってて。
客席から「先生実装してー!!」の声に「ブシロードさんにお願いしてみて」と笑う先生。
そしたら夜公演でこの楽曲がまさかまさかの先生の誕生日からテニラビで配信されると発表されたらしく。最高すぎてもう言葉もない。

えーと、この時だったかな。またもサプライズ発表!
「フェスティバルは突然に、今日の17:00から限定配信決定です!!」
私は泣き崩れた。
このタイミングでそれはずるい、ほんとうにズルすぎるサプライズだった。

 

☆悲しいね…キミが近すぎて
これは先生が作った、キャラがキャラとして紙面の向こうの読者に思いを寄せるという、他に例を見ない楽曲。
スクリーンに映し出される、白い背景の中にある青い装丁のハードカバーのような本。その本がパラパラと開かれ、そこから飛び出てくるように画面に原作絵の顔アップが映る。侑士、ブン太、幸村、不二、手塚、永四郎の6名。
ソロパートで歌い継ぐ形だったんだけど、そのキャラのパートになる度に回転扉のようにその原作絵が回転し、VRのキャラが現れて歌う、という流れ。本の中から飛び出してきて、読者への思いを歌に込めていく彼ら。歌割りがとにかくずるくて。歌い方も、その時の仕草もそれぞれ違って。どのキャラも、らしすぎて。特にブン太は感情をこめまくって、ひざを折るくらいに。
ラストの方は全員で歌って、そして歌い終わると彼らは去っていき、また原作絵のパネルのような状態になり、その絵もまた、白いページに吸い込まれて、本が閉じられる。
この楽曲をキャラに歌わせるのに、こんな完璧でずるすぎる演出ありますか…!?しんどい、ある意味ものすごく現実を突きつけられる。
でもですよ、紙面の向こうから、読者への想いを伝えるためだけに3次元に出てきてくれるなんて、むしろ限りなく現実に即した、最上で最高の夢なのでは?

 

★like bored days
お次に登場したのは、白石!
けど先生がいない…?なんて思っていたら、白石がある一方を指して「先生!!」と叫ぶ。
へ?と思ったら、扉が開き、目の前を先生が駆けていきました。
このタイミングで客席から登場するなんて聞いてないです先生!!!!つ、通路近くの席で良かった…先生を一瞬とはいえこんなお近くで見れるなんて…。
あと私この曲めちゃくちゃ好きなんですよ。主題歌みたいな疾走感と爽やかさ。一気に楽しく明るい気分に!

先生と白石の話は、フランス戦を踏まえての白石の想いを。
原作最新時間軸のキャラの心境を、本人から語ってもらえるってそんなことあります…?種ヶ島先輩への感謝を伝え、そして、もう1曲歌いたい、と。

 

☆go on
この流れで、語りで、この曲はズルすぎる…!!この曲はデュエットではなく、白石のソロ。先生は下手側の階段に腰掛け、白石の歌を聞いてらっしゃって。そのステージにある優しくて、切なくなる光景に、響く歌声に、胸がきゅっと締め付けられた。
よぎるのは、テニフェス2016のあの時間。さっきの白石がしてくれた話とか、細谷さんのこととかも重なって。CDで聴いてたよりずっと、曲への想いが深まって。
白石の2曲のチョイス、本当にずるいなぁ。

歌い終わり、最後に先生と一緒にいつものあれをやりたい、と言って
先生と2人で「んー、エクシタシー!」と決める。
しっとりした空気をガラッと切り替えて盛り上げてくれた。さっすが四天宝寺ですわ、最高!
そこに来たのは不二先輩!よかったら不二くんも一緒にどうや?と誘う白石を、あっさり「遠慮しておくよ」と断る不二先輩。

白石が去った後、「彼、フランス戦以降やたらとポーズをとるようになりましたね」なんて会話を。ここで先生に振られて燕返しのポーズしてくれました!先生には素直な王子様たち可愛い。

 

★大好き
「先生が作ってくれたあの曲を一緒に」そう言って不二先輩が選んだのはこの曲。
一体何歌うんだろうなー、と思ってたけど、そりゃ確かにこれだわと納得。この曲を先生と不二先輩のデュエットで聞けるなんて最高だな……。
悲しいね…キミが近すぎてを歌った不二先輩にこれを歌われるとダメ押し感強すぎません…?最後に「みんな、大好きだよ」と言ってくれて多分会場中が恋に落ちた(主語がでかいオタク)。

さて、不二先輩、と来たらもうこれはお察しの通りってな感じに手塚登場。
手塚の様子を回り込むような姿勢で伺う不二先輩。「手塚、なんだか前よりいきいきしてるね」なんかもうこの辺の不二先輩の思いがけない行動とそれになんだ?って首傾げる手塚という図が、らしすぎて。
手塚はドイツ勢と日本食を食べに行った。プロが3人も居るから学ぶことが多い、と話してくれて。
先生が「ドイツに行く前最後に試合したのが不二くんだったよね」と言い、2人のデュエットに。

 

☆たとえば今…
どっち歌うんだ?と一瞬思って、けど流れてきたメロディにだよな、と即座に納得。
あのやり取りのあとだもんそりゃ「ここ僕」ではなくこっちだよな、と。
分かってたのに!納得したのに!
この曲を青学ジャージの不二先輩と、ドイツジャージの手塚で歌われるしんどさったら無いですよ。衣装で曲の深みが増す、なんてどんだけにくい演出をしてくれちゃってるんですか。
見つめあって、けれど違うジャージで。背負うものが変わっても、道が2つに分かれても、と歌い上げる2人に泣いた。
「道がわかれても目指す先は同じだ」
「君の背を見失わない、そしていつか君の1歩先へ」
間奏での2人のやり取りずっっるい。
不二先輩の誓いと、それを受け止める手塚が、本当にかっこよかった。

 

★Decide
ドイツに行ったこと、後悔してない?と先生に聞かれ、どこに居ても自分は変わらない、青学の皆と過ごした時間は誇りだという手塚が選んだのはこの曲。
同じ理由を語り、彼は昨年のバースデーライブでもこの曲を選んだ。今の彼の意志の、誓いの、想いの最もあらわれた曲なのだな、とドイツジャージの手塚を見ながら、なんだか身が引き締まる想いに。
先生と手塚が青い炎を手から出してて(この演出はバースデーライブでも見られたやつ)
昨年10月7日のあの日のことも、思い出した。私は妙に感慨深くなってしまったけど、手塚と先生の炎初見だった人じゃびっくりしたんじゃないかとふと今更。

さて、手塚と来て次に来るのは誰だ?ってそりゃもう跡部様でしょう。という感じに跡部さん登場!
前回同様なんだか微妙に噛み合ってない手塚と跡部のやり取り。(このあとの展開のせいでやり取り全部吹っ飛んだ、円盤ください補完させてください)

そして恒例氷帝コール!これほんと跡部さんに向けてできるの幸せすぎませんか。パチーン、のあとに「ランウェイじゃねーの!」って言われてえっ?私今ファッションショーにきてる???ってなったり。(ランウェイって聞くとそれしかでてこない)
今回氷帝メンバーをもう1人呼んでくれたことへの感謝を述べる跡部さん。先生が相手の時の跡部さんの丁寧な話し方好きなんだよなぁ。
入学当初の侑士との試合で、「ただ自分一人が強くて頂点に立てばいい」と思ってた跡部さんが、「チームで全国優勝したい」と思うようになった」と話してくれて、そうだったんだ…と泣きそうになった。跡部さんにとってのターニングポイントとなった話を聞けるとは。
すると「えらい感傷的やなぁ」と侑士が登場。
足元掬われて代表の座を奪われるなよ、と忠告する跡部。2人のことを「氷帝の太陽と月」と称する先生。近くにいると意外と大変なんやで、という侑士。
なんかもう、この2人の距離感ほんと絶妙だな、と改めて。
侑士はトークに出てきただけで、歌わずに帰ると分かって客席からは「えー!!」という声が飛び交う。

 

☆俺様の美技に酔いな
このイントロがかかった瞬間の会場の歓声の大きさよ。わかるけども。
先生と跡部さんのこの曲は世界掌握できるのでは?
この曲を歌う跡部様見れるのって、…めちゃくちゃ奇跡的なのでは…?原作ビジュアルにCV諏訪部順一さんによるスケスケだぜ…の破壊力は筆舌に尽くし難く皆さんいっせいに雌猫になりました。

私このあともしかしたら「7TH DIRECTION」来るかな?と思ったんですよ。あるいは手塚との「永遠」初披露、とか。後者の可能性結構期待した。テニフェスで新曲お披露目、ってこともこれまであったし。デュエット相手が今回いるならデュエットで来る、と言う思い込みがあって。
そしたら、流れ始めたイントロに、思いっきり頭をぶん殴られた。

 

★氷のエンペラーII
悲鳴、絶叫と言い変えてもいい。
会場が壊れるんじゃないかというくらいの、今日一の客席の声。横にいた友人は膝から崩れ落ちた。私はパニックになって頭が真っ白で、それでもどうにか友人を支えようとしたことだけは覚えてる。
物凄く知ってるイントロだ。だけど、聞こえてくるはずのないメロディーだ。
歌が始まる。普通ならちゃんと悲鳴は止むのに、むしろ悪化した。声を、歌を、ちゃんと聴きたい、この目に焼き付けたい。なのに、理解が追いつかなくて。
あぁ、そうだ、これは「オールテニプリフェスタ」なんだ、唐突に理解した。
原作も、アニメも、ミュージカルも、全部ひっくるめて「オールテニプリ」だ。
言われてた、分かってた、オールテニプリミュージアムのとき、その3つ合わせて「オールテニプリ」なんだって、知ってたはずだったのに。
でも、それでも、これは奇跡なんだ。
何度も思ったことがある。声優さんにテニミュの曲歌って欲しいなーって。でもこれは、単なるオタクの妄想で。
原作絵の跡部様が、アニメの声で、テニミュの曲を、歌っている。願望以上のこたえだ、奇跡だ、夢だ…けど、現実に起きたことなのだ。
脳内で思い描いてたものより、何十倍も、何百倍も、かっこよかった。

しかもですよ、侑士との戦いで「チームでの全国優勝を」と思うようになったという話のあとなんですよこれ。だから、「俺たち 」なんだろうか、ただ1人の跡部景吾ではなく、氷帝を率いる部長・跡部景吾としての「氷のエンペラーII」だったんだろうか。

先生が「オールテニプリフェスタだから、跡部くんに、テニミュの「氷のエンペラーII」を歌って欲しかったんだ」と仰って。先生はファンの需要を見抜きすぎているでしょとその慧眼に戦慄。
主役のリョーマとは違う視点から、君がテニスの王子様を引っ張ってくれたから、今がある、と。
本当にそうだなぁ、って。テニスに触れたことない人だって名前を知ってたりするくらいの。跡部景吾というキャラクターはすごいな、本当に。

もうね、ほんと。もうないって思ったの。これ以上のサプライズはないって。
最高の夢が叶ったって。

次にかかった音に、現れたその人に、私は、またもパニックに陥った。

 

☆KEEP GOING ON!
あれ…この曲…?今回出るはずのないキャラの曲。えっ何で、って思った瞬間にポップアップで出てきた、黒い帽子と黄色いジャージを纏った男。
さっき、今日一だって思ったのに、それと同じくらいの絶叫が響く。
見た瞬間「兼ちゃんだ」って理解して、そんで脳がキャパ超えた。いや、お顔見たらわかるんですよ誰か、だからこそ状況が分からなくなった。
ミュキャスにキャラソン歌って欲しいなーとも、もちろん何度も思ったことはある。けどだって、まさか、ミスター呼ぶなんて思わないじゃないですかーーー!!
ずっとand moreって誰だろうって考えてて、10代目出てきた時になるほど彼らか!!って思って。まさかまだいるなんて誰が思います?
正直、前回の小越リョーマを超えるゲストなんているのかな?と思ってたんだけど、いや、これは想定外というか、ほんと、奇跡というか。
私、2ndからしかリアルタイムで追えてなくて。1stは映像で見ただけで。
だから、まさか、兼ちゃんの真田を生で見れる機会があるなんて、思ってもみなかった。単に兼崎健太郎として出てくれる、とかじゃなくて、真田がいる。卒業してから8年も経ってるのに。彼が当時歌った曲じゃないのに、なんの違和感もなく紛うことなき真田弦一郎だった…。
しかも、それを先生とデュエットなさってて、ここは何処で何年だ、っていつまでも頭が追いつかない。

予想以上のあまりの歓声にびっくりして、出だしうまく歌えなかったーと悔しそうな兼ちゃん。
うわーーごめんなさい!!でもあれで悲鳴あげずにいるのはさすがに無理です!!などと心の中で謝りつつ。
帽子は今日のために作ってもらったらしく、だから「弦一郎」って入ってるのだとか。
あまりにも変わらぬ真田っぷりに、先生が褒めると「ジャージの下はたるんでますよ」「大典さんよりは大丈夫だよ」なんてやりとりに思わず笑ってしまう。
当時も舞台袖とか、ステージ上以外でも真田だったらしいね、と言われて、私語とかもあまりしなかった。とか、
大変だったことは?というのに、ダブルキャストになる中、自分だけが継続で1人、という全立時期のことを話してくれました。
いやもう、何が何だか、ってくらいの最強のサプライズの2連続。
兼ちゃんがはけて、ステージ上には先生が1人、と。
ここでまたまたサプライズ。えっ今度は何!?と思うと画面に「松竹」の文字。映画情報?と思ったら手塚vs跡部戦のOVAの先行上映の特報映像!!当たり前なんだけど、大きな画面で、今の絵柄の手塚vs跡部戦にめっちゃテンションあがって、会場からも沸き起こる歓声。
8月24日から2週間限定上映!!とのことで、福岡でもやらないかなぁと期待してます。

 

その③へつづく

おてふぇす感想①:OP~幸村ゲームまで

6月10日 許斐剛パーフェクトLIVE~一人オールテニプリフェスタ2018~
昼公演行ってまいりましたーーーー!!
最早毎分毎秒全てがサプライズ。いやこれ誇張でもなんでもない。まじです。ガチです。言いたいことがありすぎるからとりあえず書く。
丁寧なレポや詳細なレポは他の方やコミックナタリーさんがあげてくださってるので、私のは本っっ当にただの感想です。語彙力は消失してるし、書いてるうちに記憶はどんどん薄れていく。あるのはただのパッションのみ。

なので、セリフとか歌詞とかは基本的にニュアンスです許してほしい。そしてあほみたいに長い。

 

テニプリFantastic Bazarのテーマ
私この曲から始まるテニフェスみたいな、ってずっと思ってるくらい好きな曲というか、開幕に相応しい曲だと思ってて。
みんなの向かってくる足音から始まって、「さぁやって来たぜeverybody 右も左もprince of tennis好きな人たちが」って歌い出し。まさしくじゃないですか、声優さんたちのやってくるのを今か今かと待ち望む、右も左も前も後ろもテニスの王子様好きな人で埋め尽くされた空間。
だからこのイントロが始まってきたきたきたーー!!って既にテンションMAX。
スクリーンにシルエットが映し出された瞬間客席からは大歓声。すると、スクリーンの反対側にもまたシルエット。ざわつく観客、そしてまたシルエット。んんんん?
前回の豊洲に来た人間(私含め)、円盤で見た人間、あるいはレポを見てる人間、沢山いたと思うんだけど、なんというか、皆一様やなに察しが悪くなってた。キャラたちがまさかド頭から出るなんて思ってなかったから。
これまでのシルエットより小柄、帽子にてをかけるその姿にようやくリョーマ!!ってことは!!ほかのシルエットも!!って気づき始める。
そしてそのシルエットの正体が明らかになり、ものっすごくびびった。
めちゃめちゃ動揺した。ぜ、全員立ち姿が違う!!動きが違う!?!?
なんせ前回の豊洲では、モーションキャプチャのアクターさんは2名。だからラストの方で3、4名ずつで出てきた時は、全く同じ動きをするキャラがいた。なのに今回は本当に一人一人違って、だから、ほんとに彼らがそこにいた。
そして飛び出てくる先生。歌はなし、なんだけどダンスに決めポーズに、もう圧倒的かっこよさ。そしてあれだけのメンツと並んで遜色のない先生のスタイルの良さ。この時点では今回初登場な永四郎と侑士は登場してませんでした。

 

★future
Fantastic Bazarは音だけで歌われなかったので、実質1曲目。そして、そして、リョーマと先生のデュエット。
この時点で、1つ目の疑問が吹っ飛ばされた。
「前回の1人テニプリフェスタで、先生が作詞作曲に携わった曲や先生名義の曲あらかたやってるけど、今回何歌うんだろ?」と開幕前まで思っていた。
Twitterでも先生は今回に関してはセトリを匂わせることもなく。だからまったく読めなくて。
「アニメテニスの王子様の本当に最初の始まり」を1曲目に主人公と作者が歌う。
しかも場所はパシフィコ横浜。10年前に100曲マラソンが行われた場所。あの時の始まりもfutureだった。
こんなエモいことありますか???あまりにも出来すぎた始まりに、もはや放心状態。
曲が終わり、先生から「今回の選曲はキャラが自分で歌いたいものを選んだから、ここからはそれもお楽しみにね」と。
越前リョーマがfutureをえらんだ……?泣く以外にないのでは…?
(あとになってリョーマが選んだのは別の曲だったと分かるんだけど、この時点では分からなかった)

ここで幸村がまさかの登場。リョーマや先生と会話し始める。リョーマは、前回先生の五感奪いかけたらしいっすね、と幸村をからかう。
前回は確か、手塚と跡部以外でキャラ同士の会話はなかったような気がするので、なんかもう既にキャパオーバー。頂上決戦コンビが!目の前で会話してる!!?
すると、先生が「2人で歌ったらどうか」とステージから去り。
頭が真っ白になった。
私は「許斐先生のライブにきた」という感覚でいた。だから前回同様に先生のソロ、あるいは先生とキャラのデュエットでライブが進行されてくんだと思ってた。
違った、キャラ同士の、デュエット。
ライブ序盤でステージ上から先生がはけて、キャラだけになるなんて一体誰が予想出来た?

 

☆last game
キャラ同士のデュエットってだけでもやばいのに、それのトップバッターがまさかのこの曲。客席のどよめき、悲鳴、歓声。
私は「こんなの聞いてない!!!!」って泣きそうになりながら思った。
信じられますか、目の前でリョーマと幸村がlast gameを歌う光景が見られるなんてこと。
なんかもう今回のライブ、全部が全部予想外で想定外で夢みたいで、ただただ心が震えた記憶しかなくて。細かいとことか、あんまり思い出せない。
「ボウヤと歌えてよかった」と幸村が言った。
あの全国決勝の全てを昇華して、今や日本代表として同じ土俵に立ち、世界の舞台で戦わんとする2人が歌うこの曲を、聞けてよかった。

 

★夢の続き~夢の続きII
これは先生とのデュエット。基本的に1曲先生とデュエット、キャラ同士のデュエットのセットでライブは構成されてました。
どんなときも立海の皆と共にテニスをしてきた、幸村の想いを歌ったもの、と言われ。流れ始めた夢の続きのイントロに、どうしてぐっとこずにいられよう。
夢の続きが短めで終わって、あれ?と思った。その前の曲は割としっかりやってくれたような、…なんて思っていたら。
――手を伸ばし、追いかけた
まさかの夢の続きIIが始まる。蜃気楼のとこコールできたの楽しかったなぁ。
そういえばこれ幸村が上ハモ歌ってたような気がしなくもない、んだけどもしかしてどれも再レコーディングされてたりするんだろうか。でもfutureは声高かった気がする、どうなんだろう。すでに記憶があやふや。
この2つをメドレーにするのが夢だったと語った幸村。たしかこれ、幸村のソロライブの時さちんが言ってたような。そしてそれは幸村にとっても夢で、今回幸村自身も叶えることが出来たんだなぁって、嬉しくなった。このあとにブン太が登場し、「先生に迷惑をかけないようにね」なんて軽く声をかけて去っていきました。

 

☆one two three it's all right!
アイドル。完全にアイドルだこれ。煽りもあって、がっつり踊ってて。ステージングが完璧すぎる。丸井ブン太はジャニーズなのでは?(錯覚)
もうとにかく楽しい!!みんなの前で、先生と一緒に、ブン太はこれを歌いたかったんだな、と思うとなんだろうな。楽しいってだけじゃなくて元気になれた。ブン太の言ってた通りだなぁ。そして、こんな夢のようなライブで「夢を夢のままで終わらせるつもりは最初からないんだよ」って歌ってくれるんですよ、ずるい。

ここで、先生「新テニで君とダブルスを組んだ彼がいかだで駆けつけてくれてる、みんなで呼んでみよう」と。
会場からは「木手さん!!」「永四郎!!」と各々に呼ぶ大きな声があがる。
すると、物凄く耳馴染みのあるイントロが聞こえてきた。
えっあれ、この、イントロって、え?
あまりにも自然に流れたからスルーしかけて、いやちょっとまてよ、と思いとどまる。
そしたら、「南の島から来た刺客~」と永四郎が口ずさみながら登場した。
まってくれ、これはテニミュの曲だ。今のこの場所でこのタイミングで流れてくる曲じゃない!!
客席も「あれ、これ、んん?えっ…?」ってザワザワしてた。みんな多分、理解出来なかったんだと思う。
えっ、夢?まじ?原作絵の永四郎に新垣樽助さんの声帯がついててテニミュの曲を口ずさんでる……?現実???
あ、でも樽さんミュの方言監修とかしてるしありなのか…?なんて訳の分からない納得の仕方をしてみたりして。
なんかずっと、理解追いつかなくて、あれ??って首をかしげていた。


今思えば、この時点での私は「おてふぇす」って言葉の意味、ちゃんと分かってなかったんだ。

 

★side by side
一緒に歌おうと誘いかけるブン太に、物好きですねぇと言いながら乗る永四郎。イントロにのせて二人ともエアギター。いや永四郎めちゃくちゃノリノリじゃん!!
記憶違いだったらあれだけど、テニフェスの時に樽さんと直純さんやってた振りの再現というか、そんな感じの振り付けで。ワンダーキャッスルのとこ、かなり沸いた。改めて思うんですけど、2人の色の対照的さ、ライブでデュエットで見るとほんとはまるというか、
いやもうめちゃくちゃかっこよかった。
しかも最後のガムのやり取りを生で!キャラがするのを!見れる!!セリフとしてしゃべる、っていうより本当に自然なやり取りとして。最高すぎやしませんか。

 

☆CHU-BA-FIGHTER
他校と馴れ合うつもりはありませんが、と前置きし(いやめっちゃさっきデュエット!してたやん!!というツッコミはさておき)
今回比嘉の他のメンバーはいないけれどこの曲で、と語り出して。
おっ、これは、あの曲くるな!?と察した。そしたら案の定!!スモーク焚かれて、ヒール感全開!
選曲にめちゃくちゃぶちあがると同時に、この曲ほかのメンバーの声がっつりだけどどうすんだろ?永四郎があいひゃー!とか言うのかな、とか呑気なこと思ってた私は、突如スクリーンに映し出された比嘉の〝他6名〟の原作絵に、またもやどでかいサプライズをくらった。
比嘉皆の声が、ちゃんと聞こえてくる…しかも原作絵で全員出てる……。特にアニメと原作でビジュアルの変わった新垣くん。原作絵にアニメの声、これは夢?この演出はほかのキャラの時には無くて、永四郎のチームへの想いを感じて(だってこの選曲したの永四郎ですよ)泣いた。比嘉全員集合してのはいでぇ!比嘉中!!はダメです。ずるい。

永四郎が今回俺以外にもゲストを呼んだそうですね、と言った時「and more 」の話か?!とがたついたけど、侑士のことでした。侑士が登場して永四郎を「えらいノリノリやったなぁ」とからかうと「あなたもそうなりますよ」と永四郎が。2人で「ならへん」「なります」の押し問答してて笑ったし、永四郎ライブ楽しんでるんだなぁ、とか中学生っぽいな、とか嬉しくなった。

 

★銀の剣
うわ、侑士ここでこの曲チョイスなんだ…!!となんか感動して、まさかこの曲侑士として歌うの聞けるなんて………ほんと、ほんとかっこいい……。イントロなった瞬間びっくり。これを先生と歌いたかったんだ、って。最近の曲じゃなくて、初期の。だけど、侑士の芯のかっこよさが見れる曲。
先生にはだいぶ低めのキーだったようで、先生の珍しい低音聞けたのもラッキーでした!!!さっきの永四郎とのやり取りは振りかな??とか思ってたけど(だから振り切れた曲来てノリノリだったりすんのかな、と思ってた)
ほんときっちりしっかりかっこよく決めてくれちゃって、なんだよもう!!

さて、ここで問題です。侑士がデュエットしてるのって、岳人とか謙也とか、今回いないメンツばかり。じゃあどうするんだろ。と思ったら。
「もう一曲歌いたい曲がある、ここには丁度半分揃ってる」と侑士が。この言葉で察したし、湧いたし。
なによりこれデュエット縛りじゃないんだ!?って衝撃。だめだ、また予測が立たなくなったぞと戦々恐々するハメに。ようやく流れ掴めてきたぞと気持ちに余裕できたとこだったのに!!そしてやっぱりお前もノリノリになるんじゃないか!!

 

☆メガネ☆セブン
皆例のピカピカメガネつけてたんですけど!そしてなんと先生も!!
今思えばあれどういう技術なんですかね…?この一曲のためにピカピカメガネをキャラにもつけたの凄すぎませんかね…?
いやもうこれまさかまた聞けると思ってなかったし、まさかのキャラでだし、メガネつけてるし!!
しかも最後の7を描く振り付けで7の字のエフェクトあって、個々で色違った気がする(メンバーカラーだったかまでは覚えてない)。これまたできるとは思わなくて楽しかったなー!!
あとこの曲のラップ部分大好きなので、永四郎がラップやるのを生で見れるとは……すごい……って感動してた。
もう既にここまででめちゃくちゃ楽しくて最高でかなりテンション高かったし、ずっと興奮してたんだけど。
ある程度の理性を保ってられたのは、ここまでだった。

大好きな曲のイントロがかかる。けれどそれを歌うには、今日いるメンバーじゃかなり人数が足りない。どういうことだろう、と思ったのもつかの間。ステージに飛び出してきた鮮やかな9つの青。

 

★tricolore
私、3rdは全然追ってなくてですね。ただ今どの公演をやってるか、 くらいは周りから入ってくるので、ドリライがこないだ終わって、全氷控えてるってことは知ってて。
あれ?今公演期間中じゃないなら、and moreって現役のミュキャスなんじゃ?みたいなことを開演前に話してたりはしたんですけども。
まさか、この曲を9人でやるとは思ってなかった。最初すぐには理解できなくて、そんで本音を言うとちょっと戸惑った、んだけど。
すごい眩しかったんですよ、10代目の子達。多分、ホームのようでホームでない、彼らを見に来たわけではない人達の前で(なんせ大半の人間は、先生とVRキャラと、それから声優さんがでることまでくらいしか想定できてなかったと思うし、ミュには手を出してない人だっていただろう中で)、アニメのキャラソンを歌う。
まだ人前でのパフォーマンスが2度目の彼らにとって、相当のプレッシャーじゃないはずが無いのに。そんなの関係ないってくらい笑顔でキラキラして眩しくて。そしたらなんかただ単純に「テニミュキャストがキャラソン!!夢みたい!!」ってドキドキした。
tricoloreにダンスがつくとこんな感じになるんだ!!って驚きもあって、
大好きな曲を新鮮な気持ちでワクワクしながら見れた。新青学ならではのフレッシュさも、なんかほんと可愛くて。
「永い航海は続いてく きっと ずっと この旗のもと」
ずーっと、あの青学の旗のもとに、原作があって、アニメがあって、それからミュの青学は初代から数えて9代まで、バトン繋いで15年。そうして、新たな航海に挑もうとする10代目が今ここにいる。
たしかにこの場で歌うのは、「DEPARTURES」より「tricolore」だなぁ、ってなんかものすごく、グッときた。
歌が終わって「先生!おてふぇす、あ、違うおてみゅ!開催おめでとうございます!」
って訂正した結果思いっきり間違えたにちかくん、とても可愛かったです。

ここでなんかいろんな思いで感慨深さに浸ってたらさぁ!!幸村くん!!あなたって人は!!!!

 

☆幸村ゲーム
突如流れる「Smile」。そして現れる幸村くん。察するしかありません。先生もこれだけはTwitterでちらっと仰ってましたからね!!
そう、幸村ゲームです。曲がかかった時点で速攻できてたジャージを脱ぎにかかった私。前のお姉さま方も察したんでしょう、いそいそと着てたジャージを脱いでおりました。いきなり流れぶった切って爽やかに現れる神の子幸村精市、好きです。
「みんな知ってる、今話題のあのゲームをやろう」
幸村ゲームの説明をうけ、(先生も立海ジャージで参加!)、「皆ジャージか上着を肩にかけてね、ない人は心のジャージで参加してね」という幸村くんに「神の子やさしい…」って感動した、ところで。
聞いたことないレベルの大声量で「皆の衆ーーー!汝のジャージ羽織うたかーー!!」って叫ぶ幸村くん。いやあれはびびる。ずるい。そして笑う。いや原作通りなんですよなんですけど!生で聞く破壊力!!
1回目:「向こうに入らんか!!」の真田のポーズ。会場中が中腰で、(流石に下に寝そべるのは無理)手を伸ばすシュールな光景にじわじわきつつ。
2回目:亜久津の独特すぎる立ち方。
2回目までクリアした人は幸村ゲームマスターの称号が貰えるようですやったね!
残念ながら(一回目でだったかな)落としてしまった先生に幸村くんが動きが悪すぎるよ(セリフあってる自信が全くない)的なこといったとき、いやもうメタ視点で申し訳ないんですけど、「会話の流れ自然すぎるすごい」とか思ったんですね。
そしたらですよ、幸村くんがいきなり「皆に感想聞いてみようかな」と。 多分会場全員の上に「!?」って浮かんでた。先生が1人を指名して、(あ、先生がインタビュ―する形式なんですね、と思った、ら。)
幸村くんが「名前は?」と。そのお客さんが答えると「○○ちゃんっていうんだね」
…………はい?今幸村くんが、名前呼んだ……? えっ、いやこれいるじゃん。本当にこの場にいて、会話してるじゃん。
会場大困惑のち大興奮ですよこんなの。
信じられます?キャラとファンとの生の会話が、目の前で繰り広げられるこの光景。しかもですね、リアルな話をするならこれ中の人がその場で声当ててる筈なんです。なのに昼公演ではステージに上がることはなく、名前も出さず。だから本当に、最後まで、あの時ファンとリアルタイムの会話してくれたのは幸村くん、ってなるんですよ。夢を夢のままにしててくれる。最高。
2人目にあてられたお姉さんは感極まってうまく喋れず、会場中から「頑張ってー!!」の声援。暖かすぎる空間でした。
当たった2名とも立海ジャージを着た方だったので、本当によかったなぁおめでとうございます…!!と思いました。
そして、前回のライブで先生とSmileを歌った幸村くん。幸村くんがSmileになれるといいね、と先生が仰ってたことを思い出し、あぁ楽しそうでよかったなぁ幸村くん、ってなんだかうるっとしてしまった。

 

その②へ続く

 

顔がいいって最高に罪。(宝塚におちた話)

突然ですが、宝塚にはまりました。

これまでも何度か宝塚は見に行ったことはあったし、好きではあったんですが、此度完全なる「沼落ち」を果たしてしまいました。

そうなったきっかけはいろいろあるっちゃあるんですが、最大の要因は推しができた、といういたってシンプルな理由です。
なんせ自分が好きになる要素しかないであろう宝塚に、これまで落ちなかった理由(というか言い訳)が、「だって役者さんをちゃんと把握できてないし」だったんですよ。そりゃもう、見つけたが最後、です。

花組二番手男役スター:柚香光さん。
この人のおかげで、私は足を踏み外しました。

しかも推したいと思った理由、これまでいろんなジャンルで「推し」を見つけてまいりましたが、ここまであけすけで単純な落ち方をしたのは初めてな気がします。
「顔がいい」
ね?単純でしょう?

いつの間にやら宝塚に落ちていた友人から、鑑賞会をしようと持ち掛けられ、軽率に「いいよ!」と返事をしたのが始まり。
彼女が用意してくれたのは花組の「エリザベート」。以前2016年東宝エリザベートを見に行って私がその作品に惚れこんでしまった話をしていたから、「じゃあヅカ版のエリザベートも見よう、と。
はじめは呑気に、東宝版とはここが違うなー、とか、この人のセリフ回し、歌声好きだなーとか思ってたんですが。
あるシーンで柚香光さんが出てきた瞬間「え、顔が好き」と口をついて出た。
宝塚の円盤ってめっちゃ親切ですよね。初登場シーンで役者さんの名前教えてくれるんですもん。「ゆずかさん?オーケーとりあえず名前は覚えた」ってな感じで。
今回のエリザベートでの柚香さんって、「一国民」というような役柄でして、作中で大きく活躍するキャラではなかったんです。(後から回替わりで青年ルドルフ役やったときもあるよと聞いてめっちゃ見たい!!!!と叫んだわけですが)
だから、「歌声が好き」「演技が好き」という判断できるほどの情報量はなかったんです。にもかかわらず私は「顔が好みすぎる…すき…おしたい…」と円盤を見終えるころには思い始めておりました。そのあとのレビューでも、あ、さっきの人だ、とすぐに気づき(なんせこれまで生で見た時は席が遠かったのもあり、役とレビューで顔が一致せず覚えられなかった)。バクステでもすぐに発見し(だって顔がいい)(いや宝塚皆顔がいいんですけども)
なんかもう、いよいよもって気になりすぎてしまった。

鑑賞会を終え、友人がキャトルレーヴ行きたいんだけど、といったときにじゃあついていくよーなんていった私は、花組のところにある舞台写真やポストカードで、ついうっかり柚香光さんのものを手に取っていて。そのうえ雑誌コーナーにあったフォトブックを、軽率に買った。だって軽く中身を見たらやばいこれ欲しい!ってなったし門脇麦ちゃんとの対談が載っていて(余談ですが門脇麦ちゃん好きな女優さんの一人なんです)
買うっきゃねえ、と。

完全にハマりたてのおたくの行動そのものなんですけど、ここまでの原動力全て「顔が好み」とかいう圧倒的ミーハー心なんですよ。いままでこういう完全顔ファンスタートって
落ち方あんまりしたことないから動揺がすごい。

そしてその友人から最後に投げられた爆弾。
友人「今度一緒に行くポーの一族、柚香光さん2番手だよ」
私「は?」

ポーの一族萩尾望都先生原作で、初めて舞台化される作品。
漫画好きとしては萩尾望都先生作品に一度は触れてみるべきじゃあなかろうか、宝塚ならクオリティ絶対高いのわかってるし、大劇場もいってみたい。
その時期大阪で気になる舞台他にもあったし、という理由で、軽率にその友人に便乗して見に行くことになっておりました。
それもあって見に行く前に花組予習しよう、これ君の気になってる演目だしちょうどいいよね!と友人がエリザ見せてくれたわけなんですけど。
まさか、まさかですよ。率直に言えば目立つ役ではなかったのに顔が好みという理由だけで推したい、なんて言ってた人が、今2番手になってて、気になり始めた矢先にそれを生で見る。
あ、終わったな。と思いました。私が逃げられる道もうないな、と。

しかも更に幸運なことに席運もよく…オペラグラスなしでも十分に表情とかも堪能できる席で…。本当に舞台としてもすっばらしくて。(ポーの一族の感想いつかかききたい)(いうだけならタダ)
結果。あ、もっと見たい。ってなりまして。遠征帰り、友人から「スカイステージっていう宝塚専門チャンネルがあってね」という情報を聞き、帰宅後ソッコーで契約しました。ポーの一族ライビュもあるよ、と聞いて気づいたらチケット買ってました。
更にありがたいことに、なんと次の花組公演が、地元福岡であるんですよ。神では???
とりあえず何とか一公演確保したのであかねさす紫の花も見に行きます。

あと柚香さんに興味持って調べた時に円盤化されないフラグたっているときいてめちゃくちゃショックを受けた柚香光さんが主演なさった「はいからさんが通る」がスカイステージで放映決まったと聞いて
なにこのビギナーズラック!!!!神よ!!!!!!!!と叫びました本当にありがとうございました。

アンジュルムのコンサートに行ったと思ったらまるでジャニーズのコンサートにでも来たかと思った

 

アンジュルムコンサートツアー2017 変わるもの変わらないもの 大阪昼公演行ってきましたーーー!!
※以下ネタバレ全開注意、恐ろしく長い※


アンジュルムになって3度目、しかし卒業絡まないホールツアーは初めて!そりゃチケットとるしかねぇと大阪のチケットを取り。


Twitterで初日の三郷公演見に行ってた方々の感想を見て、こいつはやべぇぞと覚悟を決めて行ったんですけどそんなもん木っ端微塵ですよ本物の破壊力にはかなわない…………。

オープニング演出なんですが、ステージ全体に降りた幕に映し出されるアルファベットのAとSがくるくると入れ替わる演出。 ここでね、SからAへ、ではなく、SとAが入れ替わり入り乱れ混じり合い、という映像だったことで、まさしくツアータイトルそのものだ、と思った。
スマイレージアンジュルムに完全に変わってしまったんじゃない、二つは繋がってるもので別物じゃなくて。
確かにスマイレージアンジュルムの中に息づいてるんだ、と思わせてくれる。セットリストもまさにそんな感じで結論から言うと最高。

そしてネオンサインのようなANGERMEという文字が幕の上を踊ったと思えばパッと閃く照明、見えるは横一列に並んだ彼女達のシルエット。
そして「I 無双 strong!」という新曲からライブは開幕。
この曲があまりにもカッコよすぎた……!星部ショウさんはやはりつよい。
そして衣装がものすごくギラギラしてたんですけど私これジャニーズのコンサート衣装で見たことある!!っていいたくなる感じだったんだけど誰かわかってくれ。
初めて聞く曲なのに強制的にテンションがあげられるくらいノリがいい曲。少年向けアニメのOPみたいな疾走感とワクワク感。はじまった!と興奮がおさまらない。そしてただただかっこいい。この時の私ジャニオタにちかいテンションでもあった、あまりのかっこよさに。


続く愛進愛退、スクリーンにはモノトーンかつコマ送りみたいにカクカクした映像でステージ上のメンバーが映されて、それがまた楽曲のテイストとしっかり合致していた。
そう、今回ものすごくスクリーンの使い方がずるくて。
映像ももちろんなんですが、ステージすべてを覆う幕、バックスクリーン以外にも小さめのスクリーンが5つくらい、かな。使われてて。曲によってスクリーンの数も変わり、だから曲ごとにステージ全体が、がらりと印象を変えてゆく。この曲絶対ホールコン映えすると思ってたけど期待通り!スクリーンの映像にちょっとおどろおどろしい細胞?みたいなのも映ってたのも含めぞくっとくる。そしてスクリーンだけじゃなく照明もめっちゃよかったんですよ今回。

さて三曲目!!まっってましたー!!涙は蝶に変わる!!
2015年に発売されたアルバムの中で唯一ライブで披露されたことのなかった曲。ずーっとまってた!!!!
この曲って詩の内容含め「天使の涙」の名を持つアンジュルムにとって、グループを表した曲でもあると思うんですよ……それをこのツアータイトルの中で初めて聴けたのがぐっときた。
この曲でむろのソロダンスがあるんだけど、これまでソロダンスといえばたけちゃんだったし、間奏でのダンスのセンターといえばりかこ、みたいなとこがあったから。アンジュルムの新境地なんじゃなかろうか、と思ったり。

とまぁここまではアンジュルムとしての曲、つまりかっこよさが目立つ曲が続きまして。

急にチャイムの音、スクリーンにはまるで学校のような風景。その音に誘われるように彼女たちはパッと表情を変え、ぱたぱたと順にはけていく。ばいばーいと手を振ったり、ほら早く行くよ!なんて手を引いていったり。まるで放課後みたい。さっきまでかっこよかった彼女たちは急に等身大の可愛い女の子になっていく。
そして、衣装を変えて戻ってきて始まるのは
ぁまのじゃく
いじらしい女の子の歌を、ちょっぴり切なく、そして可愛く。 ここからまたガラッと空気がかわります。

このあとはあのびっくりしかないんだ……まさかアンジュルムになってスマイル美人をやるとは!?という。4スマ曲をいまのアンジュが歌うと、なんというか雰囲気や曲の解釈がまた違って聞こえますね。あーでも記憶違いだったらごめんなさい!たしかこの曲はソロパートが3期以降はなくて、1、2期メインだった気がするんだけど、その時に私はかななんの声に感動したんだ……。今回のかななん、高い声もしっかり出て安定してて。声の変え方もすごくよかったの……。
そして、たしかステージ最上段に1、2期。
下に後輩4人、という立ち位置で。先輩たちが歌うのを楽しそうにきゃっきゃと見守る後輩たちが可愛すぎて。

そしてショートカット。いやもうすみません、なんか可愛かったことしか思い出せない……今回あまりにも素晴らしすぎて定期的に放心していたんです…。最後のむろの「旅したーい!」の伸びやかな歌と晴れやかでキラキラした笑顔に撃ち抜かれたことだけは覚えてる……。

このあとあやちょだけが残ってMC。
そう、今回ここまで一切MCなかったんですよ。普段は序盤でそれぞれの挨拶とかあるのに!
だからもう感情が休む間もなくジェットコースターだった……。
大阪だからとまいどー!とか、なんでやねん!とか言いまくるあやちょが可愛すぎた。
そして今回MCちょっと特殊で、テーマに沿った自己紹介ならぬ他己紹介!大阪昼は「自分の変わってるなと思うとこ」でした。
バックスクリーンにメンバーカラーで縁取られたメンバーの名前、そのスクリーンの前で流れるBGM(一人一人違って、すべてスマ・アンジュ曲)に合わせ踊ったりポーズ決めたり、と各々出てきて、一個前に出てきたメンバーが次に出てくるメンバーを紹介していく、というもの。ここでMODEのランウェイシーン思い浮かべた人私以外いないかな……?
ちなみにここでまた衣装替えがあって、白地の花柄ワンピース、の上から薄ピンクのフリルついた丈のの長いひらひらしたボレロみたいなやつ着てたんですね。
それをバサバサ翻して踊るむろがめっさかっこよかったんだ。ここでもジャニオタの私が騒いでいた。

そしてそのMCタイムのあとには恋ならとっくに~でスタート!!いやもう、かっこいい。それしかない。可愛いスマ曲のターン続いて、わちゃわちゃMC見れたと思ったらこれだよアンジュルムってやつは……。ひなフェスで娘。バージョン聴いたからってのもあるんだけど、たしかにアンジュがこれを歌う時のイメージって「恋=夢」って感じだなと、力強さを感じた。


そしてこの後の二曲で泣いた。いや本当なら泣くような曲じゃないんだけど。
糸島distanceからの乙女の逆襲。糸島distanceはあいあいがセンターと言っても過言ではない曲。そして乙女の逆襲は、間奏であいあいがソロダンスをする曲。
それが、間奏のあいあいのソロダンスを「やらない」でも「誰か代理を立てる」でもなく。八人全員でやってくれたことに、泣いた。
この二曲の流れで「アンジュルムは9人」と強く感じさせてくれた。心は一つ!っていうだけじゃなくて、その存在が感じられたんだ。
あと個人的にめいめいとかななんのサビラストのはもりがかみことかななんになってておおっ!!ってなった。

そしてこのあとに忘れてあげるですよ。アンジュルム曲の中でも攻撃力や勢いに全振りしてないテイストの曲たちって意外と披露される回数少ないんですよね。だから忘れてあげるがホールで聞けたの嬉しかった……!!この曲でのしなやかなダンス、かっさーの振りが以前よりやわらかくなってて成長を感じた。

そしてここで映像タイム。これまでも衣装チェンジの間の映像タイムってあったけど大抵わちゃわちゃ楽しい映像だったんですよDマガみたいな。
それが今回は違った。
暗い洋館の中佇むあやちょ。まるで何かを探すかのようにその洋館に入っていくほかの面々。ツアービジュアルで着てた赤✕黒の衣装を身に纏ったその姿はまさに美としか形容できない。こんな演出に寄せた映像…しかもオタクが好きそうな雰囲気たっぷりの来るなんて思わないじゃないですか!!

数々の化粧品が並び、それらを手に取り各々が化粧を施していく姿が映されるんだけど、かななんに香水チョイスしてくれた人誰ですかありがとう私は綺麗に死にました。
そしてたけがラストで、口紅をつけるシーンだったんだけど、ギャップ萌えってこういうことかと伏したくなった。
このシーンほんと皆美しかったし色っぽかったんや……。そして、化粧を終えたメンバーたちのもとに、仮面舞踏会でつけるようなマスクを手にしたあやちょが。
それぞれに手渡し、仮面をつけた彼女たちが映し出される。仮面もそれぞれデザイン違ったんだけど、かみこに片目だけの仮面チョイスした人天才だと思う。

洋館、メイク、マスカレード…おたくの妄想具現化しましたって感じでほんと助けてください…こういうのだいすき。
この美しい映像の後、ステージに彼女達が戻ってくる。映像と同じ赤黒の衣装で。
そして歌うのがミステリーナイト!とか最高すぎるでしょう?
あの映像から、まるで舞踏会に向かうために美しく着飾った淑女達のようにも思えるのだけれど、身に纏うのが豪奢なドレスではなくショートパンツの、色っぽくもかっこよさを感じる衣装。そう、彼女たちは控えめで夢見がちなお姫様などなのではないのだ。
「今夜1人を選べるかな」
と最年少のかっさーに歌わせるのがやばい。今回のツアー今まで以上にかっさーの歌割り増えててすごく嬉しかったんだけど、このパートを彼女が表現たっぷりに歌うものだからもう鳥肌モノ。
衣装や演出からの流れも相まってか、この歌に背伸び感がまったくなくって、本当に色っぽく誘いつつも自分たちの優位を崩さない、魅惑的な女性達がそこに居た。そう、ハロ最年少がいるにもかかわらず、この曲に「頑張って背伸びした感」がでなかったのがすごいんだよ。

このあとに「さよなら さよなら さよなら」と「良い奴」が。まったくもう感情が迷子!そうなんだよな……スマ曲って可愛いだけじゃなくて後期スマはこういうのもあるんだよな……。私が感動したのは、声が変わってたこと。アンジュ曲って低めでかっこいい音域の曲が多いから、最近みんなちょっと声が低めだなぁと思ってたんです。それをあんまり感じなくて。可愛い曲じゃなく、こういうしっとりした曲でもそれにあった高さの、綺麗な声でが揃っていて。
歌の表現の幅がまたぐっと広くなってる気がした。ここもなんか聞き入っちゃってペンライトがおろそかになりがちに。

とか言ってたらきたよめちゃくちゃカワイイの!!同じ時給で働く友達の美人ママアンジュルムどうなってんのふり幅でかすぎるよ!!!

これのセリフ、りかこ→りなぷーなんだけどこのふたりの可愛さが本当にやばい。りかこのハスキーなのに可愛い声ってほんと貴重だと思うし、りなぷのセリフ言ったあとのちょっと照れくさそうな表情含めてただただ可愛いの一言。

そっからのラストスパートは鬼です。アンジュの鉄板曲が畳み掛けてくる。大器晩成→次々続々→ドンデン→出す杭、もうほんっとに最後に向かって力全部出し切れお前ら!!と言われんばかりである。ほんと定番の流れ になりつつあるんだけど、やっぱ何回やっても聞いてもテンションぶちあげられるんだから凄い。ハードオブハード。でも最っ高に楽しい。

ジャニオタだからこの辺で炎特効あっても良くない?とか思ったよね。いやもうこの辺の煽りっぷりのカッコよさは男らしいと形容してもいいんじゃなかろうかというレベル。女性アイドルのイメージぶっこわせると思う。アンジュルムのかっこよさに時々まじでジャニオタの私が黄色い歓声あげそうになるんだけど、今回はハロオタの私とジャニオタの私、それから演出の素晴らしさに二次オタの私と舞台オタの私まで騒ぎ出しててんやわんやだよもう!!!!
ドンデンの時に毎回「〇〇行くよぉッ!!」と叫ぶたけの声が最高にかっこいいのと、さいっこうに盛り上がれるのと。ほんと大好き。
かみこのある所での表情が自信に満ちててものすごくかっこよくて。単純な歌唱力だけじゃく表情や表現力もぐっとあがっててゾクゾクした。

この辺の演出のどっかで、ステージ全体へのプロジェクションマッピングみたいになるとこがあって、それがすっごいかっこよかった。
あ、そうそうこの大器晩成からの流れになる前に、4,4に分かれてのMCと衣装替えがあります。そのMCの時に、昔は大阪のライブハウスも全然埋まらなくて、それが今。ハロコンで使うようなホールで、2階席まで埋まってる……と感慨深そうに話していたのが印象的だった。

以上で本編終了。
いやもう最後のラストスパートで体力全部持ってかれた……。それでも満足感と、すごいものを見たと言う興奮と、それから幸せと。
そんなことを思いながらかななんコールしてました。推しの凱旋はいいぞ。


さて、アンコール。
私はここでまた死んだ。
まさかの「私の心」である。ステージ全体を薄い幕が覆い、その向こうにまるでウェディングドレスのような衣装を纏ったアンジュルムの姿が見える。その幕に雪のような、雫のような淡い光が切なくきらめいて。歌声とあいまってものすごく幻想的な光景だった。
幕の向こうで表情がよく見えないはずなのに、だからこそかな。声から伝わる感情が心にしみこんでいって。その空間の美しさに、ペンライトを振ることを忘れてしまうほど。ぼんやりと、夢のような、その後継をながめていた。
本編をあれだけかっこよく勢いよく駆け抜けてからのアンコール明けでこれは、本当にずるい。振り幅が広いなんてもんじゃないよもう……。

そして、最後のMC。可憐な白のドレスを纏ったまま、それでもいつも通り楽しそうな挨拶を聞いて。
かななん凱旋ということもあり、かっさーやむろが絡んでいってたの可愛かった
ハリネズミカフェを展示会というかっさー可愛い、そしてむろはかななんと映画いったげて(笑)
りかこの「太陽になりたい」という言葉に「もう既に私たちにとっては太陽だよ」と思ったり。
あとりなぷーにコール褒められて嬉しかったよね!!そんで発売からもう2、3年近く~という言葉で、そっかアンジュになってもうそんなになるんだなと思ったり。
で、あやちょのね。
「ペンライトとかも振らずにぼぅ、と見てる人がいて、私の大好きなアンジュルムを、そうやってまじまじと見てくれる人がいるってことが嬉しかった」というような言葉。
本当に魅せられて見入っちゃうコンサートだったんだよ。そしてそれを、こんなふうに嬉しいと言ってくれて、あやちょについていこうと改めてまた、思った。

MCのあとはいよいよ本当にラスト。「友よ」
この曲の時、その場での早替えで、ばっとドレスを脱ぎさり真っ白のシンプルな衣装姿をステージを駆け回り楽しそうに歌う彼女たちをみてたら、幸せしかなかった。
そしてシンプルな衣装だからこそスタイルの良さが目立ってた、脚長すぎでは??となったよね。ミニスカじゃなくひざ上ぎり?くらいの丈だったと思うんだけどそれなのに足が恐ろしく長い。
この時にかっさーが本当に楽しそうに先輩達に絡んでたのが嬉しくて。今回まだまだ緊張が見えるところもあったんだけど、こういうフリーのワイワイした曲とかの時は、ただひたすらに楽しそうだし、自分から先輩に絡みに行けるようになってて。ああ良かったなぁ、って。
幸せがそこにあった。

今回のホールコン、演出がすごく凝ってて、単純にパフォーマンスを見せるというよりもパフォーマンス、セトリ、演出、照明、衣装……すべてで一つの作品としての形を作っていた。

変わるもの、変わらないものというコンセプトに基づいて作り上げられた、宝箱みたいな芸術品。
そのピースにあいあいの存在を感じられたのも、すっごく嬉しかった。

私もともと舞台が好きで、嵐のコンサートの中でもコンセプト固めた世界観構築型のものが特に好きだから、
アンジュルムのコンサートでもそういう、ホールの空間すべてを使って作り上げる芸術品が見れたことがものすごく嬉しかった。

アンジュルムのパフォーマンス力を語る上で、私が語りたいのはダンスのうまさや歌のうまさじゃなく。
表現力の高さと、魅せ方のうまさなんだけれど、それを思いっきり味わえるコンサートだったなと。そして思ったのが、私アンジュルムのパフォーマンスをよく、戦闘力高いと言ってしまうんだけど。今回思った、戦闘力のコントロールまでかなりできるようになってない???ただ勢いがあるだけじゃない、かっこいいだけじゃない、かわいいだけじゃない。すごい。

タイトルでジャニーズって言ったのはですね、コンサートのショーのような作り込み方がすごいって話もそうなんだけど、彼女達の空間掌握力にもある気がするんだ。ホール空間そのものまるっと支配しているような、そんな力が彼女達にはある気がして。存在がかっこいい、だから、きゃー!って黄色い声をあげたくなる。


百花繚乱の時も九位一体のときも、もうこれ以上のコンサートなんてないんじゃないかと思ったのに、今回また最高が更新されようとしている。これからに期待と楽しみしかないなんて、本当にファンとしてこれ以上ないほどの幸福。
あいあいが戻ってきたら、最高は、最高で最強になるんだろうなと思うとほんとドキドキする。

 

最高に楽しくて、幸せな時間でした。