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テニスと芝居とアイドルと

開拓者である人。

このブログは、二宮さんの独立の件を受けて「私は嵐が好きだ、そしてこれからも変わらず二宮担だからな!!!!!」と意気込んでる嵐ファンで二宮担の1個人が、なんでこんなにもすぐに変わらずにファンやれると思えたのかってのを語るブログです。

 

まず最初に主旨というか私の主張を書く。

①「二宮和也さんが事務所を退所した、捨てた」っていうのは違う。独立≠退所。

②「嵐ってどうなるのかな」→活動休止発表後も活動休止中も彼らの意向は「あくまで今は休止中、また5人で活動再開する」ってスタンスは今の今まで一ミリもぶれてないからファンはその言葉を素直に受け取ってるだけ。

結論から言うと、この二点が特にはっきりと言いたいこと。ここしばらくの事務所の件で、ファンじゃない人達から色んなこと言われて、しんどくなったことがたくさんある。ただ今回の二宮さんの件で、他グループを推してるファンからさえも色々言われているのを見て、ちょっと異を唱えたくなった。

私がfc動画を見て受け取った言葉や表情やニュアンスが、ネットニュースの切り取りだけで勝手に解釈されているのが嫌だと思った。自分の感情・思考整理と、自己満足な反論を兼ねて書いている。

 

まず①について。

グループ活動休止中は、個々人で活動していますって現状があるからねじれて見えるけど、本来ジャニーズでデビューした人達の個人活動ってグループ活動が主軸であるって大前提のもとに成立していて、今回もその大前提はまったく変わってない。

「自分は嵐がある限り嵐です」「活動再開したらメンバーとして活動に参加します」って、今回の発表ではっきり言ってるのが答えだよ。今このタイミングでそれを二宮さん本人が言い切ってることだけが事実。それ以上でもそれ以下でもない。

二宮さんのことを裏切者みたいに言う人、そうは言わずとも二宮さんの選択を仕方ないよと尊重してるふりして、結果遠回しに批判して下げるような口ぶりで、「この状況でも事務所に残ってくれる人を一層応援したい」って言う人に対して、大前提の認識がちょっと違いませんか、ってことを言いたい。

事務所を完全に捨ててるならグループには在籍したままなんてあり得ない。グループに残っている以上、嵐が今まで通りである以上、「嵐の二宮和也」が事務所所属であるってとこはなんにも変わってないんですよ。「二宮和也が事務所を抜けた」じゃなくて、「嵐に所属したまま、個人仕事だけを切り分けた」が認識としてはより実情に即しているんじゃないかと思う。

 

で、②について。

嵐本人達が明言したことと現状の事実をそのままを受け取とってるだけなのに、希望的観測に縋るお花畑だと言われる筋合いはないってことを言いたい。

2021年休止に入ってからというもの、「休止って言ってるけど事実上の解散でしょ」とか、「本当に活動再開すると思ってんの?」とか言ってるファンじゃない人を結構見かけるんですよ。挙句「嵐ファンだって本当は活動再開するなんて思ってないでしょ」とまで言われてたりする。何故ファンでも何でもない人が我々の気持ちを決めつけるのか。ていうかそれ以前に、本人達の発言を一切聞いてない人達が何故決めつけられるのかって気持ちしかない。ファンやってて、周囲のいらない言葉や週刊誌のひどい記事を受けて「本人たちの言葉しか信じない」」「公式しか信じるな」って散々様々な界隈で言われているのに、なんでこの件で「本人達の言葉を信じる」って選択をしてるだけの嵐ファンが、否定的に見られなければならないのか。

FCコンテンツを見ているファンと、そうじゃない人との間に乖離があるのは分かってるんだけど。休止前のLIVEのMCでの発言とか、休止後のFCコンテンツでの発言とか聞いてたら、「あくまでグループ活動はお休み中なだけだよ」ってスタンス、誰一人としてずっとぶれてないんですよ、こっちがびっくりするくらい。めちゃくちゃ当たり前のようにサラッと活動再開する前提の口ぶりで話してたりするんですよ。

その本人達の言葉を信じずに、他所の人の煽りを真に受けるのは流石にバカバカしいなと思っている。(個人の意見です) 

「事務所からの説明を5人で聞いたし、5人で密に話してる」って翔さんがはっきり言ってた上で、二宮さんがこのタイミングで当たり前のように「活動再開した時には」って言葉を言える時点で、「現段階の嵐の総意として解散はない」ってことだと判断してるだけなんですが、それでも無理筋だと思いますか。

あとついでに言うなら、FC会費云々、FCコンテンツも他グループと同様に季節ごとの動画、バースデー動画、イベント類申込があって、情報解禁もあって、個人の配信コンテンツや限定生配信やったり限定CD販売あったりって充分FCとしての機能果たしてますからね。今までグループで1つの季節気定動画だったのをわざわざ個別できちんとあげてくれてるんですよ。FCはひとつなのに。

そもそもどう考えても個人FCを別途それぞれ立ち上げて単推しには自担だけ、箱推しに全員分のFCに入らせた方がお金取れるでしょうよ。「集金目的」っていう人はそこに気付いてほしい。

 

という結論に至ったので、嵐ファンであることも二宮担であることも変わらないな。自担という言い方はジャニオタ特有だと思いますが、「嵐の二宮和也」という位置付けは全く変わらないなら、私も変わらず二宮担を自称してファンで居続けるだけです。

 

さて、まあここからが私的本題というか、備忘録。なんでこの結論に至れたのか、思考の過程を残しておく。のちの自分が読み返して、ああやっぱ自担好きだなと再確認できるためにも。

 

2023年10月24日23時45分。嵐のFCからメールが来た。

こんな時間にメールが来ることは普通ならない。件名、そして書いてあるほんの数行だけの文面を読んで一気に肝が冷えた。でもそれと同時に「最悪のお知らせじゃない」ってことだけは冷静に判断している自分もいて、感情と思考が完全に乖離していた。

嵐が嵐を畳むのであれば、二宮和也からのお知らせという言い回しには絶対にならない。絶対に嵐からのお知らせだし、5人全員から伝えてくれる。今回はあくまで個人の知らせ。

今思えば、この考え方もちょっと特殊なのかもしれない。活動休止中に一人グループを脱退することになったので一人で伝えますって発想、ミリも浮かばなかったもんな。それはあの形で休止を決めた人達が、1人抜けて4人で続けようとするなんて少しも思わなかったから。

だからこそ、一体どういう知らせなんだよって思った。こんな時間にわざわざくるなら重要お知らせで、多分嬉しいお知らせじゃないんだろう。そんな風に考えながら動揺で震える手でどうにかFCサイトにログインして、そして、二宮さんからの動画を見た。

「10月24日付で独立する」と聞いた瞬間、今日って何日だっけと馬鹿みたいなことを考えて、あと10分位しかないじゃん?!って衝撃を受けて、独立って何?!今後どういう風になるの!?!?もうパニックですよ。思わず動画を一時停止した。でも視聴を止めるわけにもいかないからその後頑張って最後まで見た。見終えて咀嚼するのに物凄く時間がかかって、翌日はかなり寝不足だった。

 

動画でこの決断に至った経緯を話してくれて、不安だとかそういう感情があったことも教えてくれた。今まで、そういう自分の弱い部分をファンの見えるところで語ることがあまりない人だったから物凄く衝撃で、それほどの環境にさらされているのだと思い知らされる。

今って、芸能事務所としてのジャニーズ事務所はなくなった、けど新会社設立まではSMILE-UP.がマネジメント業務もやるっていう状況。ようは過渡期。だからタレントの所属の位置づけがちょっと宙ぶらりんになっていることは否めない。

新会社の設立時期もおおよその目途は伝えられているけど、具体的にいつ設立で、タレントとの契約がいつから、どのような形態で成立するかっていうのはまだ誰の件も詳しい情報は公開されていない。

ただこれは、これまで想定もしていなかった企業解体→補償会社への変更、新会社設立を出来る限り急ピッチで行おうとして起きている状況だから、事務所の対応が遅いと責め立てる気にはなれないんだけど。

でも、二宮さんが事務所を辞めるってこと!?っていうショックがとにかくでかかった。

「事務所を辞めなくたって出来るよ」って道をいつだってその行動で示してきた人。

アイドルである自分が他分野にお邪魔している、ジャニーズの嵐だから貰えた仕事だって自覚的に動いてきた人だ。その人が事務所を辞める決断をしてしまうなんて、ってすごくショックを受けた。

 

ここはね、解釈がわかれる頃だと思うんですが、動画で二宮さんが言った言葉のうち、

・1回目の会社の会見以降、自分の仕事に影響が出始めた

・今の自分の所属がどうなっているか曖昧な状況下にある

ってところをどう捉えるかって話。

今時点で影響が出続けているからこの急な決断になったんだろうなとは思うんだけど、その原因が「ジャニーズだから」なのか、「今現在の所属が曖昧で、仕事の依頼先や契約に関する主管が明確化されていないから」なのかってとこをはっきりと語られたわけではないんですよ。

前者だった場合は、新会社とのマネジメント契約やエージェント契約でもNGという場合もあって、この場合、今までの「退所」と同様の位置づけ、つまり事務所との完全決別しか許されないってことになる。

後者の場合、芸能事務所としてのジャニーズ廃業と同時に新会社設立していて、既にエージェント契約済みであれば問題がなかった、という話になる。

二宮さん、「独立」としか言ってない。新会社設立したあとエージェント契約するかしないかっていう明言は全くしてない。

ジャニーズ事務所は芸能事務所としては廃業になるから、今いるタレントは新会社設立次第全員退所→新会社とのエージェント契約、マネジメント契約、あるいは完全な独立、移籍を選ぶことになる。だから、新会社設立したらエージェント契約するって流れだったのを、前倒しで独立しただけっていう可能性もあるんですよね。これは、だから「新会社と後々エージェント契約するはずだ」って意味じゃないですよ、念のため。

ただ、だってあの人嵐から抜けてないんだもん。それが許されているってことは、従来のような「退所」とは全く性質違うわけだから、簡単に「事務所を捨てた」みたいな見方するのは違うんじゃない?っていうか。捨ててないよ、何も。「ジャニーズでデビューした嵐の一員」っていう根幹は捨ててないんだよ、二宮さん。

 

彼が前番組で語った話は今でも強く覚えている。

休止前の一年は嵐一色にしたいから、と個人仕事にいくつも断りを入れた。それでも貴方と仕事をしたいから延期にしましょうとなった結果が、休止後1,2年の間に公開された映画やドラマ。当然断りを入れたのだから無くなった仕事もいくつもある。

呼んでもらう立場であり、求められなくなればそこで終わる存在だと認識している彼が、珍しく我を通したのはきっとこの時くらいだったんだろうなとその時思った。

二宮さんって「大きな作品の歯車の一つとしての自分」を全うしているイメージがあって。いつだって自分が主体じゃなく、全体の中の一でしかない自覚をもってその場に居る、というか。休止後は特に語り口としてそういう印象を受けた。

これはね、もう憶測になっちゃうんですけど。休止の時にとことん我を通したからこそ、それでもなお今仕事をしようと望んでもらえるのならば、って意識が強くなったのかなって。

自分さえ柔軟に動けばなんとかなるなら、そっちを選ぶ。我を通すのは絶対に譲れない部分だけなのかなぁと。それこそ休止前にきた個人仕事を意図的に止めた時のように。

 

今現在、映像仕事が主軸の二宮さんって、外部の人ばかりが関わる長期かつ一度きりな現場が主戦場なわけですよ。既に決まっている他事務所のキャスト陣、そのために抑えた数か月、数年単位のスケジュール、大勢のスタッフや関係者や協力会社各社との兼ね合い等々絡んでくるし、映画の場合、製作委員会方式だから出資者側からの問題もあるかもしれない。

事務所主軸で成立するグループ活動(コンサートや楽曲リリース、内部舞台)や、収録時間が1日足らずの単発テレビ収録とは性質が全く違ってくるわけで。

「自分の身の振り方のタイミングを誤れば大きなプロジェクトが延期になる、最悪頓挫する、お蔵入りになる」って状況に置かれていた可能性もあるんですよね。

その役柄に適任で、スケジュールが抑えられて、ギャラの面でも集客力の面でも問題がない代役を見つけるのがいかに至難の業か。

複数人の旅行計画とか、シフト管理とかちょっとでもやったことあれば、スケジュール管理がいかに大変か分かると思うんですけど、こういう仕事ってその比じゃないわけで。「演技仕事に影響が出た」とか明言されてもないんで、これもまた勝手な推測でしかないんですけど。

二宮さんは「自分でちゃんとしよう」って判断して、新事務所の体制が整う前に個人仕事の独立を選んだ。今現在分かっているのってそれだけ。

新事務所と「二宮和也個人」の契約が今後発生しうるのかってのは明言されてないから分からないし、これまでFCから来てた試写会や舞台挨拶の申込とか、情報告知とかってどうなるんだろう、とか気になることはいろいろある。

考えて考えて咀嚼して、結局どういうことなんだろうって考えて。じゃあ今明確になってるのってなんだろうって思ったときにふと気づいた。

ファン目線で分かっていることって、結局「二宮和也は嵐がある限り嵐である」という1点だけでは?こればっかりは、本当に、FC動画を見た人にしか伝わらないんだけど、なんか拍子抜けするレベルで、何を当たり前のことをと言わんばかりの言い方で「嵐がある限り嵐です」って言い切ってたんです。

独立するという言葉の強さに引っ張られてめちゃくちゃショックを受けたし、そもそも独立するのに嵐で居られるってどういうこと!?って思ってたんだけど、

もしかして私、認識の起点がずれている?

 

「独立するが、嵐を脱退するわけじゃない」→△

「変わらず嵐で在り続ける、個人仕事だけ別枠にする」→〇

ひょっとしてこうでは!?

 

「嵐」がエージェント契約を選ぶかマネジメント契約を選ぶかは明言されていないけど、それは他のグループも同じ。「今まで通り変わらず」って言っている以上、グループ活動の管轄は新事務所でってことだと判断してよさそう。

あくまで嵐であることは変わらないし嵐自体も今まで通り。ただ二宮さんの個人仕事は今後個人で請け負って個人で各所と契約してやっていきます。って、あくまで個人仕事だけ切り離すよってことではなかろうか。

公式ホームページのアーティストページから消えた!って最初はショックを受けたけど、グループ活動休止中だからグループページと別に個人ページが増えていただけで、元々は「嵐」のページしかなかったんですよね。他のグループだってアーティスト一覧には「グループ」しかなくてその中に個人プロフがある。嵐のページは変わらず5人のアー写だし、嵐のページの中のプロフィール欄には当たり前に5人が載ってる。

あ、翔さんがzeroで言ってた新事務所との契約が「個人で」なのか「5人で」なのか「両方とも」なのかって、そういうこと!?

そういえばAKBとかもメンバーそれぞれ事務所違ったような。今回の件があって知ったんですが、星野源さんとかもアーティスト活動と俳優業で事務所違うんですね。なるほど。

芸能事務所の所属形態としては可能な手法なのか。今まで原則マネジメント契約一本だったジャニーズではしていなかったやり方なだけで。

 

ああ、なるほど。「開拓者」。日食なつこさんのこの曲を人生のテーマソングだと、10月2日ーー事務所が新体制について説明する会見をしたその日に、SNSに二宮さんが投稿した。そうか、いつまでも、いつだって開拓者なんだな。「辞めなくてもできるよ」と伝えたかったと語った時と同じく。「タイトなパイオニア」って歌っていた嵐の一員。

二宮さんは動画内で「いつかこの決断を「にのらしいね、貴方らしいね」と言ってもらえるように、二宮和也全開でやっていく」と言っていた。これも、私が好きだと思う二宮さんの言葉の選び方だった。

私は今回の事務所に関するあれこれで、「よかった探し」は絶対にしたくないと思っている。「仕方なかった」も「結果これでよかったね」も絶対に言いたくない。

けど、そんな私でも、「あなたらしいね」なら言える。二宮さんは、他の何を変えても、嵐であることだけは変えないんだな。自分から嵐を手放すことは絶対に一生ないという勢いで言い切ってしまえるほど、嵐を大切にしている。だから、そこを守り通せるなら、他の部分でいかようにも動いてしまえる、前例のないようなことにも飛び込んでいってしまえる。

そしてそれを、マイナスなこととして語らない。「いつも通りのニノ」でいてくれる。

休止の時に、「(自分たちが)前を向きすぎると辛い人もいるから」って寄り添ってくれた時と同じような、優しくて強くて暖かい言葉選び。

ああ、確かに「あなたらしいらしい選択」だ。

 

だから今の私に不安はない。嵐を好きでいることにも、二宮担でいることにも、全く。彼らが「いつも通り」「今まで通り」を貫いてくれるのだから、私は変わる必要が全くない。むしろもっと好きだって気持ちが増えていく。

嵐が、二宮さんがこれまで積み上げてきた実績と信頼と今ある事実、本人たちの言葉。それを素直に受け止めたらこの結論に至れた、この感情でいられる。結局のところ、それだけだ。

 

 

 

未来への言葉展、それから。ジャニオタ最後の日のブログ。

2023年5月6日

櫻井翔 未来への言葉展 SHO SAKURAI:WORDS FOR THE FUTURE」

に行っていまいりました。

これまでも「よし!久しぶりにブログを書くぞ!」と意気込んでは書き終わらずに時間ばかりが過ぎ、お蔵入りにしたものが沢山あるんですが、今回こそは、きちんと言葉で残しておきたいと思った。

順を追っての感想の形で書こうとするときっと今までのように書きあがらずに終わってしまうので、私が感じたことをただ残そうと思う。とはいえ確実にネタバレは含みます。

時間がかかってもいいから書くぞ、と思っていたら、半年近く経っていた。いくら何でも筆不精がすぎる。でも、今だからこそ、絶対に書いておきたいと思った。今、この時期だからこそ。

私がジャニオタを名乗れる最後の日に、なんとか形にしたかった。

 

さて、六本木ミュージアム。私が嵐関係でここに来るのは2度目だ。

前回は「ARASHI EXHIBITION "JOURNEY" 嵐を旅する展覧会」だった。「嵐“と”旅する展覧会」ではなく、「嵐“を”旅する展覧会」とは一体なんぞやと思いながら向かって、出てくる頃には「なるほど確かに、嵐“を”旅する展覧会だ……」と噛みしめながら帰ってきたことをよく覚えている。

だから今回も、「櫻井翔の言葉展」ではなく、「“未来への”言葉展」であることにきっと意味があるのだろうと思いながら会場へ向かった。

展示ブース内に入って一番最初の部屋。壁一面に天井から吊るされた細長い紙、紙、紙――それらにびっしり書かれた「オトノハ」達。2008年から今に至るまで紡いできた言葉達に囲まれた空間は、圧巻だった。文字通り翔さんの言葉達に囲まれて、思わず笑いが出た。確かに翔さんの言葉と言えば「オトノハ」だけれども!

一般販売チケットもあったから、この展覧会に足を運ぶのは、熱心なファンだけじゃなくて、「へえ、櫻井くんが個展やるんだ」っていうノリで来る人だってきっといるだろうに。初手のブースがファン向けのブログ部屋なの、本当にずるいなぁこの人は、と思った。

まさか自分がまだファンになる前のオトノハを読むことが出来るなんて思ってもみなかったのですごく嬉しい。それにしても翔さん、文体というか言葉選び?文章の質感?そういった空気感が昔からずっと変わらないんですね。すごい。自分に置き換えて考えたら、十数年前のブログなんて黒歴史確定ですよ。

当然アイドルのブログだから当時から「人に読ませるもの」として書いているのは大前提だとしても、十数年経っても堂々と世に出せるものを意識して言葉を紡ぎ続けてきたの、ただただ感動してしまう。

日常であったちょっと笑える話だったり、今抱えている仕事の話だったり、決意表明だったり、とか。オトノハは「その時そのタイミングで翔さんがファンへと向けて記したかった言葉達」なんだなぁと改めて実感した。

 

この言葉展、いくつかブロックが分かれていて、それを受けて私が感じたのは「どの媒体で誰に向けて伝えてきた言葉なのか」がいつだって明確な人なんだな、ということ。

翔さんの言葉を大きくカテゴリ分けするのであれば、「キャスターとして伝えてきた言葉」というものはやっぱり外せない。news zeroの櫻井キャスターとして、伝えてきた言葉達がそこにはあった。オリンピックの取材メモやスタッフパス、震災の取材で現地に赴いたときの映像、戦争についてNewsweekの記事を書いたときのもの。そしてそれらを書き記してきた直筆のノートや、ガラケーにノートパソコン。真摯に向き合い、積み重ねてきたものの記録と記憶。

当たり前なんだけど、時が経てば経つほどに戦争当時を知る方々はどんどん少なくなっていく。当事者が語れなくなっていくものを風化させないためには、その人たちのことを語り継いでいく人間が必要だ。そして当人以外が語り継ごうとするのであれば、相応の覚悟で、「正しい形」で真実と事実を記していかなければならない。そしてこれは、戦争に限った話じゃない。

震災だってそう。今の私達はまだあの壮絶な光景を覚えている。その悲惨さを。今も残るその痕を。それでも、やっぱり時と共に風化してしまう。だからこそ記録が必要で、やっぱりその記録には正確さと、そして何より、その重さを正しく伝える言葉でもって残さなければならない。

その時に一番大切なことって何だろう、と考えると。より多くの人に正しく伝えることだと私は思う。小難しい言葉でつらつら残しても一部の人にしか伝わらない。特に翔さんは「アイドルであり嵐の櫻井翔が伝えようとするからこそ関心を持ってくれる人達がいる」ことを、自身が報道に関わる意義ととらえている。だからこそ、分かりやすく伝わりやすい言葉をきちんと選んで発信しようとしている。その彼の在り方の過程であり結果がそこにはあった。

そして今、私は正しい事実を伝えていくことがどんなに難しいか、そして、言葉が世の中に与える影響がどれほど大きいのか、言葉の力の大きさや重さを自覚せずに言葉の刃を平気で振りかざす人がどれほど多いかを心の底から痛感している。

 

翔さん×言葉展。この情報を聴いたときに真っ先に思ったのは、翔さんがこれまで紡いできたリリックだった。所謂サクラップ。いやまさかこれ堂々と公式で使われる言葉なんだとは思ったけども笑。

これまで紡いできたリリックノート。フレーズの修正跡があって、原案的な歌詞までみることができたり。いいんですかこんなにも見せてもらって!?ノートもそうだし、ガラケーやノートパソコン。言葉を記してきたアイテムを大事にとっていて、いつ、どの媒体を使って、どの言葉で何と向き合ってきたのか、そういう翔さん自身の歩んできた歴史をきちんと残してあることも、それを惜しみなく見せてもらえることも、すごくうれしい。

さて、問題のサクラップサウナ。サクラップと呼ばれるリリックの中でも、「その時の嵐」を歌った曲たちは、すごく特別だ。意図的に過去の曲とフレーズを重ね合わせ、「あの頃」「今」「未来」の嵐の点と点を延長線上につなぐ歌たち。それはかつての歴史であり今の記録であり未来への宣誓でもあり、嵐と、そして曲を聴くファンへの特大の愛だ。

その楽曲たちを翔さんのソロバージョンでリミックスした特別なサウンドを、超高性能ヘッドホンで聴けるという、嵐・櫻井翔のファンにとっては垂涎の空間。他のメンバーのパートを歌っている翔さんの声なんてめちゃくちゃ貴重だ。これの音源販売してくれないかなもっかい聴きたい……。

そしてここを「サウナ」と定義づける翔さん。サウナストーンには、嵐、山、風、夢、音…といった言葉が刻まれていた。この積み上げた石(に刻まれた言葉)から発せられる熱気を込めた歌を360度全身に浴びるように翔さんの歌声で聴くからこそサクラップサウナなんだな。山風合せて巻き起こる嵐という熱。

サウナというもの自体の仕組みと自分の伝えたい、表現したいものを組み合わせる発想力が好きすぎるし、翔さんのこれまで紡いできたリリック達が持つ力をそれほどの熱だという、その矜持が好きだ。そして本っっっっっ当に選曲がずるかった。

 

さて、サウナのあとはクールダウンの水風呂。翔さんの弾くピアノ演奏の音を聴きながら、翔さんがこれまで撮影してきた写真を眺める時間。いや翔さんのの演奏と写真ってそんなありがたい空間クールダウンになる!?と最初は思ったんだけど、確かになるほど。なんていうか、穏やかで凪いだ気持ちになった。

ピアノの音が心地よくて、翔さんの目から見た世界を垣間見ることができる幸せなひと時。言葉があるわけじゃないけれど、語りかけてくるようなブース。そういえば、私物を沢山見せてくれたのもそうだけど、香水まであったの本当にびっくりしたなぁ。茶目っ気たっぷりなコメントと共においてあって。

翔さんって、若い頃の自分すらも笑って見せてくれるの、本当に究極にアイドルだよなって思う。

展示物自体は、「言葉」じゃない。でも、意図は言葉で伝えてくれる。そして、その画像や音から届くものは、明文化できるレベルのものとして伝わってくる。

だから確かにこれらも、「言葉展の展示物」なんだなって思った。

 

さて、最後。今回のためにつくられた絵本のコーナー。

私はこのブログ内で極力「言葉展で見た言葉」を書かないようにしてきました。一部切り取った言葉を書き記すこともいやだし、一言一句違わず書き記すことができないものを、ニュアンスで残したくないから。ことこの言葉展に関しては。翔さんの言葉を、ほんの一ミリでもズレた形で私が書くのは違うと思うので。だからただ、私が思ったことを書こうと思って書いてます。

だからこそ、この最後のブースをどう書いたらいいのか、すごく難しい。翔さん自身の過去の体験を絵本にしたものを見ることが出来るブースで。それを見終えた時、私は胸がぎゅっと苦しくなった。これをこのタイミングで表に出してくれるんだなぁ。ファンはいつだって、表に出されたものだけしか見ることはできないし、それを信じるしかないけれど。強い人に弱い部分がないわけじゃないことは分かっているけれど。

そこを見せてもよいと判断して、表に出してくれる日がくるとは思っていなかった。

でも苦しいだけじゃないんです。ああ、嵐がこの5人で本当に良かった。翔さんに4人が居てよかった。そう心から思った。そして、活動休止中に櫻井翔さん個人の展覧会として開催している中での最後のエリアだったことも含めて、ああ、嵐が好きだなって思った。

これは私の持論なんですけど、「心の内、腹の内で何を考えてるか」じゃなくて「何を表に出すことを決めたのか」が大事だと思うんですよね。他人の気持ちを推し量ろうとすることはできる。けどそれを、確証をもって断定することは誰にもできない、だって本人にしかわからないことだから。

でも、その人が「表に出そう」と最終決定した意思を受け取ることはできるじゃないですか。表に出すことを決めたその選択自体が本人の意思表示だから。って、ずっとそう思ってきたんですけど。ただそれは「その人がその時表に出すことを決めた表層部分でしかない」ということもまた理解していなければいけないなと強く感じたブース。

 

オトノハみくじ(私と同じものを引いた人はこの世に何人いるんだろうか、ちょっと気になる)やフォトスポットで、その日だけの自分の思い出をゲットして、これが「未来への言葉展」の本当の最後。促されるままに未来の自分へ手紙を書いた。幼い頃にタイムカプセルに手紙を入れたことを思い出し、なんだか懐かしくなる。まあとはいえ今回はたったの一年後だ。忘れた頃に届くだとか、何書いてたっけ!?ってなったりとか、そういうことはないだろうなーなんて思いながら書いていた。

でも、今日この日に書いた言葉が、一年後に届く。過去の自分の想いが、明文化された形で未来の自分の手元に来るっていうのは、結構楽しみ。

ああそっか、きちんと言葉に記しておけば、その事実は風化せずに残せるんだな。大きな出来事を後世の為に、ってことじゃなくても、こんな個人の些細なことでも。どれも、今しか残せない言葉だから。だから、この時感じたことをもっと残しておこうと思って、ブログを書くぞと決めていた。

 

この未来の自分への手紙を書いたとき、一年後に思いを馳せた。そのころの自分、何してんのかな。今と変わるとことかあるかな、ないかも。そんなふうに、軽く考えていた。

今思えば馬鹿だったなぁと思う。何も気にせず呑気に生きていた2019年の暮れ。それからほんの数か月でコロナによって世界が一変したのに。たった数か月で予期せぬことがおこって世界が大きく変わることを経験していたのに。

 

言葉展に行った頃は、半年もしないうちにジャニーズ事務所が無くなるだなんて、思ってもみなかったな。

 

2019年活動休止が発表されてから、休止までの約2年間。嵐から沢山の愛を、言葉を、歌を貰った。翔さん曰くの誠意をこれでもかというくらいに見せてもらって。だから、この先の未来がどうであっても絶対に貰ったものだけは忘れないぞ、と思っていた。だから2020年当時、HELLO NEW DREAMの特別CMで「夢はまた嵐に会えること」ってフレーズが流れた時、泣いちゃったなぁ。ああ、それ言っていいんだって、口にしていいんだって泣いた。

 

2021年以降の私の夢のひとつ。いつかまた、5人揃った嵐に会いたい。テレビの画面の向こうで笑いあう姿を見たいし、一番はステージの上に並んで立つ姿を、嵐のつくる最高のエンターテインメントを客席から見たい。待ってていいならいくらでも待つよ。けど、待った先でもし仮に夢が叶わなくとも、あの時に貰った言葉は一つだって嘘じゃないから。そう思ってた。でもそれは、彼らが彼ら自身のタイミングで決断した結果なら、どんな形でも受け入れるって気持ちからでした。

だから、今回のことがあって、彼らの意図しないタイミングで嵐のグループとしての進退の決断をしなければならなくなったのかもしれないと思うとくやしいしくるしい。

私がいつかまた、と願っていた「5人揃った嵐が再び“ジャニーズのアイドル”としてステージに立つこと」が、もう二度と叶うことがないという現実がつらいしかなしい。嵐をここまで育て上げてJ Stormで沢山の素晴らしい楽曲や映画を生み出してくれたジュリーさんが、こんな形で事務所から退かざるをえなくなることも凄く悔しい。

 

私が生まれるよりずうっと前から当たり前にあったものがなくなる。ただの社名をこえて一つの概念、文化にすらなっていた言葉がこの世から消されようとしている。

ファンじゃなくたって「ジャニーズ」って言葉を形容詞や代名詞みたいに使っていた。目鼻立ちのはっきりしたイケメンを「ジャニーズ系」といったり、「ジャニーズなら出来るでしょ」って「ここぞというときにかっこよく決めるスーパースター」の代名詞のように使ったり。

当人たちだって「俺ジャニーズですから」って誇らしげに笑っていた。その言葉ももう聞くことができなくなるのか。

 

ジャニーズってマルチタレントの極みみたいなところがあるじゃないですか。ドラマに映画にバラエティ、CMに雑誌。MCやコメンテーター、それからキャスターをやる人もいるし、漫画家に小説家、アート方面で個展を開く人もいて。そういうタレント業を日々やりながらも、本業のショービズの世界で手を抜かない。

コンスタントに楽曲リリースがあって、毎年全国ツアーやるし、単発で大がかりなコンサートやったりする。舞台だって。歌・ダンス・演奏・芝居をやるパフォーマーでありながら、演出・衣装デザイン・作詞・作曲・振り付けといった面ではクリエイターでもある。全て自分がきちんと主体となって作り上げていく。

「ジャニーズのエンターテインメント」「ジャニーズの伝統」こんな言い回しが成立するくらいの歴史が存在するんですよ。歴代の先輩が道を開拓し、後輩はその道から更に新たな枝葉を広げ、そうやってジャニーズのエンターテインメントは歴史を紡ぎ、どんどん進化して広がってきた。

何度も繰り返し改良を重ねながら続いてきた舞台演目がいくつもある。ジャニーズのコンサート演出も歴代グループが考案したものが後輩に受け継がれ、そして新しい演出をまた後輩が生み出し、そうやって各グループの独自性がどんどん進化していく。特殊な舞台機構も派手な特効も盛りだくさんなジャニーズのコンサート。でもそれって単に豪華だから凄いんじゃなくて、やりたい表現のために惜しみなく使うから凄い。し、こういう演出を自分達発案でやれる土台をちゃんと作り上げてきたからこそできるわけで。

現代の技術力でならどういったことが出来るのか?、そしてどの会社/クリエイターに何を依頼すればそれ実現可能かっていう情報も、実際にそれを依頼できる体制があるのも、歴代のグループが積み上げてきた関係性、事務所が築き上げてきた信頼あってだと思うんですよね。

楽曲制作陣だってそう。ジャニーズの作詞作曲編曲でよく見かける人って海外の方含めかなりいて、それはやっぱり、歴代のグループが積み上げてきた信頼あって、他のグループともってことだと思うから。

だからこれが実現できるのって、タレントに実力と魅力があるからってだけじゃないんですよ。それを叶えられる環境をつくる事務所があるから、スタッフがいるから成り立つわけで。

それに毎回思うもんな、今じゃJr.だって単独コンサートやツアーがやれちゃう時代になってるのに、全グループ見合った会場をきっちり確保できて、メンバー全員のスケジュールもきっちり合わせて、その上で個々の外部仕事(レギュラー仕事持ちや映像作品の撮影のような長期スパンのものも含む)まで考慮してマネジメントやれるのすごすぎない?本業のショービジネスを疎かにせずにマルチタレントの極みとしてやってこれているのは、彼らが全力でパフォーマー、クリエイターとして邁進できるのは、裏方の関係者の尽力がなきゃ成り立たない。

 

そうやって事務所が長年積み上げてきたノウハウ、そして事務所やタレント達が得てきた信頼と人脈が次の世代、次の世代へとどんどん繋がって積み重ねて今がある。

それはもう「ジャニーズ」と形容するしか出来ないほどに独自の文化として形成されてきた。単なる創業者の名前を冠した社名ってだけの言葉じゃない。ジャニーズがやってきたことって、タレントだけじゃ成立しないんですよ。

それをちゃんと自覚しているからこそ日々スタッフに感謝を伝えている彼らをずっと見てきた。グループにもジャニーズ事務所にも高い帰属意識をもって、ジャニーズであることに誇りを持っているアイドル達のことを私は好きになった。

恩師との決別を強いられ、誇りをもって背負ってきたアイデンティティでもある帰属先の名が奪われる。一つの文化の名が失われる。「ジャニーズ」って言葉が持っていた意味合いが「創業者の名」だけに削られてしまったが故に。そのブランド力も歴史も何もかもを内包した言葉であった筈なのに。

 

凄いですね、世の中って。私が住んでいる国は、全ての人に、それこそ罪を犯した人であっても人権が保障されていると思っていました。法的に一切立証されていない、逮捕もされてない、訴えられてもいない、そんな故人に犯罪者の烙印を押すことを良しとし、その身内、関係者に社会的制裁をくわえることも、後継者に責任を取って会社を畳ませることも良しとする国だったらしい。

通常通り裁判の元に有罪判決を受けた人本人より重たい罰を事務所に現在所属する経営陣・タレント・スタッフに科すことが罷り通ってしまう世の中。こんなの普通信じられます?

一ファンの私ですらこんなにも苦しくてつらくて悔しいのに、彼らはどれほどのものを抱えて、今そこに居るんだろう。私みたいに「ありえない」「信じられない」と声を上げることが簡単に出来ない状況に置かれている彼ら。

なのに、彼らはファンに向けて、「心配かけてごめんね」と謝る。いままでと何も変わらないかのように振舞う。安心させるかのように笑ってくれる。

でも、表に出してくれる言葉がどれほど前向きなものであろうと、冷静なものであろうと、だからと言って彼らが内に抱えているであろう葛藤、悩み、苦しみ、そういったものが存在しないことにはならない。

それこそ翔さんは、キャスターであり事務所所属タレントであるという立場で、zero内でコメントしなければならないことが何度もあった。ファンにだけ向けた場所ではないところで発される言葉は、その立場その状況ですべきと判断された言葉で、きっと彼の心の内全てではない。でもそれを知る術を私は持たない。

他の人達もそう。表に出せないものを沢山沢山抱えて、それでも伝えられることをどうにか伝えてくれている。

だから、「だってこの時(あの時)こう言ってたのに」とは思わないようにしたい。表に出てきた言葉を文字通りで信じるんじゃなく、「その言葉を発することに決めた今現在の彼の意思」を信じて受け止める努力をしていきたい。

 

本人達が前を向いているならファンもそうすべきという理想はわかる。当人の決断をそのまま受け入れるべきだという正論も理解はできる。けどやっぱり「理解できること」と「納得できるかどうか/実行できるかどうか」って別の話だし、彼らは前を向かざるをえないだけかもしれないのに、「ああ言ってるってことは平気なんだな」って判断することは絶対に違う。

でも、「その言葉は本心じゃないよね」とか、「本当は凄くつらいんだよね」みたいな過度の心配を表に出すのもなんか違う気がして。だって彼らの意志は「その決断を表に出し、ファンに伝えること」に現れているのだから。最終決定した意思はそこにあるわけで。じゃあ私達が受け取れるものって、やっぱその決断だけだから。

が、それはそれとして、やっぱり私は、彼らが本心や弱音を吐露できる場所があってほしいと願ってやまない。決断の裏にある本心を掬い上げてくれる場所が、人が、ありますように。

 

彼らが決めたことは決めたこととして受け止める努力はする。それはそれとして私の感情がどうかは別の話。

だから私は「私」だけを主語として語る。私が悲しいし、寂しいし、つらいし、悔しいし、くるしい。今回の件は仕方のないことだとは絶対に言いたくない。数年後に「まあ結果としてはこれでよかったのかもね」と思えるようになる気も全然しない。

ただの嵐となにわ男子のファンで、他のグループのことは茶の間レベルにしか知らないけど、茶の間レベルでもずっと「ジャニーズ」が好きだった。私にとってジャニーズはあって当たり前の存在だったんだよ。当たり前が当たり前じゃなくなることを惜しんで、嘆いて、何が悪いんだ。

名前はアイデンティティだ。その人を形成し、その人をその人たらしめる重要なものだ。「嵐」という名でこの世に生まれ落ちたアイドルグループだからこそ、嵐で歌う為に翔さんが書いたリリックには、気象に纏わる言葉が沢山散りばめられている。それは彼らのためだけの言葉選び。そうやって名前を、所属を大切に大切に抱えてきた人達を見てきたから。

なにわ男子もそう。彼らの楽曲には、たくさん「なにわ」って言葉が入ったものがあって、その名もフレーズも「関西ジャニーズJr.出身」であることが彼らの根っこにあるから。7/28が特別な日になったのも、彼らの名前が「なにわ男子」だからで。貰ったグループ名を大事に特別にしてきた子たちを、見てきたから。

事務所の名前が変わっても、彼らがどんな道を選んでも、今私が応援している人達が「ジャニーズ」として活動してきて得た全て、何一つとして他人が勝手に傷つけていいものじゃないし、そもそも傷ついてない。その歴史も実績も作品も思い出も何もかも、彼ら自身の財産だから、誰にも奪う権利も汚す権利もない。彼らが積み上げてきたものは、何にも損なわれてなんかないのに。だから本当に、すごくすごく悔しい。なんでだよってずっと思っている。

 

あ、そうか。私は「ジャニーズという名に沢山の歴史が刻まれてきた」と考えて、だからこんなにも悔しく思っていた。

でも、その歴史は、紡いできた人の中に確かにあって、その人達がまだそこに居て、その背に憧れて入ってきた子たちが沢山いて。井ノ原快彦さんが会見で言ってたのって、こういうことか。一番大切なものはちゃんと残っているし続いていくんだ。

屋号が変わったら、今度はその新しい屋号の元に歴史が積み上がっていく。それが新たなブランドになっていく。それをやってくれる人達だったことは十分に分かっているから、私は変わらず彼らのファンで居続ける。

 

仕方ないことだったなんて絶対に言ってやらないけど、怪我の功名みたいなよかった探しもしたくはないけど。「やっぱジャニーズの在り方って、かっこいいなぁ、ジャニーズが好きだなぁ」って、2023年10月の時点でも思ってたことをこの悔しさと共に記しておこう。未来の自分の為に。今の感情を覚えておくために。何より「ジャニーズ」が自分にとってどんな存在で、どれだけ素敵なものだったかを残しておくために。

 

ロミオとジュリエットの有名なセリフ、今日ほど共感したことはないかもしれない。

「What's in a name? that which we call a rose.By any other name would smell as sweet.」

――名前がなんだというの。私達が薔薇と呼ぶその花は、たとえ違う名で呼ばれたって、その甘い香りに変わりはないわ。

 

本音を言えば、私は、その名前ごと大切で愛していた。だけど、違う名で呼ばれることになろうとも、私が大好きな彼らの輝きは決して変わらない。

……とりあえず初心LOVE、聴くか。

 

なにわ男子と演技仕事

2021年7月28日のデビュー発表から今日で丸二年!本日はおめでたい728の日だ。

その時にめちゃくちゃ浮かれ倒して大喜びでブログを書いた。これです。

 

channelog.hatenablog.com

 

で、この中でデビューしたら叶うであろうあれやこれやに思いを馳せてたんですが、その中に「メンバー主演ドラマの主題歌タイアップが増えていくかも!」とか言ってたんですよ。

ただこう、こんなにも早く沢山この願いが叶うとは思ってなかったんですよね、正直。ていうかそれ以前に、メンバーの演技仕事がこんなにも沢山みられるなんて!という嬉しい誤算が、ありがたいことにこの2年ずっと続いている。

私はなにわ男子の個々の演技仕事を結成から今に至るまで個人的趣味でまとめてるんですが、やっぱりというかなんというか、結成後~デビュー前までのJr.期は、西畑くんとみっちーが圧倒的に出演作品数は多い。

グループ結成前から個人での演技仕事をいくつも経験していた二人で、「センターとエース」「グループの顔役であり入り口」というポジションで行くんだろうな、と。デビューが決まってからも、ひとまずは顔役(特にみっちー)から売り込んで、他の面々も適材適所に機を見て、という感じで売り出していくのかなと思っていた。

デビュー前は事務所の錚々たる先輩方と多数共演し、デビュー曲が主演ドラマ主題歌、夢だった5代目金田一就任に恋愛映画主演。

みっちーに関していえばまさしくTHEジャニーズな売り出し方だ。

更に、

・Jr.時代から培われてきたコメント力トーク力で、ナビゲーターやMCの仕事をつかみ取ってきた西畑くん

・食べることが好きで料理上手、その上愛嬌たっぷりな大橋くんはバラエティに引っ張りだこ

オリックスだけじゃなく野球全般に関わる仕事がどんどん舞い込んでくる丈くん

・ファッションや海外サッカー好きを公言した結果、それらに関する仕事が増え始めた謙杜

・メイクへの関心を発信していたりゅちぇは、ついにはジャニーズ初のコスメプロデュース

・持ち前のルックスを活かし、メンズ誌でのモデル起用が増えてきた恭平

と、他のメンバーも既に、好きや強みを個人仕事に活かしまくっている。顔役のみっちーがいて、他のメンバーは機を見て適材適所に売り出して……って流れになるのかなぁと思っていたとさっきも書いたんですけど。デビュー2年目にして、もうある程度その土台ができてるんですよね。

しかも凄いことに、同じスポーツのくくりでも野球とサッカーで違うし、ファッションとメイクもアプローチが全く違うし、ルックスの方向性が違うから恭平がピナバタと競合しているわけでもない。番宣以外で呼ばれるバラエティの方向性も、それぞれの特性に合わせてちょっとずつ異なる。

なにわ男子って7人もいるのに、グループ内でパイの奪い合いをすることなく、それぞれに自分の強みを発揮できるフィールドがある。一度与えられた仕事を次につなげるのもめちゃくちゃにうまい。それは、自分の次の仕事につなげるってのも勿論だけど、他のメンバーに繋がる仕事だったりもするから更にすごい。バラエティとか特にね、誰かが一度単発で呼ばれたと思ったら、次々と他のメンバーが呼ばれるようになったりとか。

だから、多種多様な界隈への訴求力をそれぞれが持っていて、個人が異なるフィールドで獲得する知名度や好感度が、今度はグループに還元されていくわけじゃないですか。改めて考えても、最高の布陣だなぁこのグループ。

 

タイトルにも書いている通り、私が書きたいのって「なにわ男子と演技仕事」についてなんですよ。

さっき結成後からデビューまでの演技仕事量は西畑くんとみっちーがダントツという話をしたんですが、じゃあデビュー後はどうか?っていうと、結構混戦してくる。作品数でいけば西畑くんが1位で7作品。……7作品!?すごいな。

そして次点にはみっちー、そして驚くことに謙杜が並んで6作品!りゅちぇが5作品。丈くんが4作品、大橋くんが3作品、恭平が2作品。並べたら恭平が少なく見えるかもしれないんですが、そもそもデビューから丸2年と経ってないのに、7人全員に2作品以上の演技仕事があるということ自体すごくない?(ちなみにこれは全部放送日/公開日基準なので、撮影時期にはJr.だった作品も含んでます)

だってグループ全体で見れば、デビュー後の演技仕事の出演本数、単発ドラマ出演作が4作品、連ドラ出演作は17作品、映画出演作は11作品ですからね。計32作品(あくまで作品数なので、消し好きは1カウント)。改めて数字にすると凄い作品数だな……?ちなみにこれ、一番放映(公開)開始が遅いものでも10月なので、デビューからたった2年の間に放映(公開)される作品数ですよ。びっくり。そりゃ映画館に行く頻度あがるはずだわ。

その上、

・西畑くん「忌怪島(映画)」「ノッキンオン・ロックドドア(ドラマ)」

・りゅちぇ「彼女、お借りします(ドラマ)」「紅さすライフ(ドラマ)」

・謙杜「HOMESTAY(映画)」

・みっちー「消えた初恋(ドラマ)」「金田一少年の事件簿(ドラマ)」「今夜、世界からこの恋が消えても(映画)」「虹色のチョーク(ドラマ)」

・恭平「なのに、千輝くんが甘すぎる。(映画)」

・丈くん「シンガロング!(ドラマ)」

・大橋くん「消しゴムをくれた女子を好きになった。(ドラマ)」

 

上に挙げている通り、全員が一度は映像作品で主演をはっている。繰り返しますが、デビューして丸2年経たないうちにですよ。

そしてこのうち7作品で、なにわ男子が主題歌を担当している。

そう、主題歌。ジャニーズといえば、シングル表題曲は高確率で何かしらのタイアップがつく。CMソングやスポーツ関係のテーマソング、それからドラマや映画、アニメの主題歌……etc.

中でもドラマや映画の主題歌を担当するときって、メンバーの誰かしらかが主演を務めるときが多いじゃないですか。

私は、主演するメンバーが、主題歌楽曲で歌い出しやCメロ、落ちサビとか、そういう「ここぞ!」ってパートでソロを歌い上げる楽曲が本当に大好きなんですよ。主題歌タイアップってやっぱり、その作品とリンクした楽曲になるわけで、その主題歌の要となる部分を主人公(の演者)が歌い上げることによって、一層曲と作品の結びつきが強くなってグッとくる。単に○○くんセンター曲っていう以上の楽曲の楽しみ方ができるじゃないですか。

これやれるのって、音楽活動も主役級の演技仕事もがっつりやるジャニーズだからこそですよね。改めて思うけど、すごいなジャニーズ。

ただ、そもそも映像系の演技仕事が全員にあること自体が当たり前じゃない。ジャニーズの個人仕事分野って、ドラマや映画、舞台、バラエティ、モデル、CM、キャスター、MC、執筆業……etc.と本当に様々あるわけで。映像系の演技仕事が一番いいとかそういう話では全くないんだけど。個人仕事とグループ仕事の両方を一気に楽しめる主演作品×主題歌が決まると、一粒で二度おいしいっていうか、やっぱめちゃくちゃに嬉しい。

それに私、シングルの表題曲でセンターが毎度のように変わるタイプのグループが好きなんですよね。楽曲の幅も大きく広がるし、センターが変わることに付随して、シンメやユニゾンの組み合わせも当然変わる。あ、私このコンビ(トリオ)のユニゾン好きだな、とか新たな発見が毎回あるの、楽しくないですか?

楽曲によってセンターが変わるタイプのグループだっていうのは、Jr.の頃からオリジナル曲の歌割だったり、本人達のインタビューだったりで見えていた部分ではある。ただ、主演×センター曲の主題歌タイアップがグループ全員巡ってくるかってのはまた話が別だ。

でもやっぱりオタクは強欲なので、「7人それぞれの主演タイアップ、いつかは見たいなぁ。そんなグループになったらいいなぁ」なんて夢を見ていたりする。まあほら、夢を見るだけなら自由でしょう。

ところがだ。蓋を開けてみたら、デビュー早々に全員が全員、個人での映像分野の演技仕事があって、全員少なくとも1作品は主演をやっている。そして既に5/7は主題歌タイアップ経験済みだ。

……あれ?もしかして、私の夢って現実になる可能性結構ある?

いやね、このブログ本当は千輝くんを見に行った直後に書き始めてたブログなんですよ。スぺキスがエンドロールで流れたときの感動を書きたくて書き始めたといっても過言ではない。まあ結局うまくまとまらずに728の日の今日になってしまったわけですが。

 

千輝くんの本編がめちゃくちゃ良かったってのは大前提なんだけど、ラストシーンからのエンドロールが始まって、恭平ソロかつアカペラ状態での歌い出しの「Special Kiss」を聴いた瞬間、涙が出てきたんですよね。なにわ男子初の映画主題歌だからっていうこともあるけど、物語が終わって、その物語とドンピシャに合う主題歌が、主演の恭平の声で始まるっていう最強の掛け合わせを浴びたらもうこんなん泣くでしょ。

なにわ男子のデビューがきまる前を思い出してみてください。あの頃、想像してました?なにわ男子初の映画主題歌が恭平初主演映画(それも念願の少女漫画原作の恋愛もの!)になる未来なんて!

当時、なにわ男子の他の面々に比べれば個人仕事は少なめだったことや、自分が足を引っ張ってるからデビューできないんじゃないかと不安を抱えていただと語っていたことだとか、デビュー発表で誰よりも赤ちゃんみたいに泣き崩れてた姿だとかを思い出すともう感慨深いどころの話じゃない。未来ってこんなにも明るくて眩しかったんだな……。

当時そう思ったこと。そして、この流れでほかのメンバーの主演タイアップの夢かなっていく未来を見たいなぁなんて思ったからです。書きたかった理由。

この文章を書いていた時には忌怪島主演の発表はされていたけれど、これまでの清水監督作品的に主題歌はないだろうなと思っていました。だからまさか私がブログを書けずにもだもだしている間に、自担(西畑くん)の主演ドラマが決まって、その主題歌タイアップまで決まるなんて思ってもみませんでした……。嬉しすぎる……。

西畑くん、バイプレーヤーとしての振る舞いもめちゃくちゃいいから主演がくる、しかもタイアップつくような作品っていうのは、いつか見たいと思いつつ数年はかなわないことも覚悟していました。だから本当にうれしい。ついに明日からだ……!

なんせ当初は3月に書いてたんですこれ。

そこから4か月の間にもめちゃくちゃ出演作の情報解禁があったし、なんら今日の今日みっちーのドラマ情報解禁されましたからね?!?うれしすぎますよ本当に。

 

個人としての演技仕事が、グループとしての楽曲リリースにつながる。

タイアップってその作品に合わせるからこそ、7者7様の作品に出るたびに、違ったなにわ男子の色が見られる。

本当に毎年最高の夏が更新されていく。2021年、彼らの夢がかなったあの日から。こうやって最高の夏を更新していく彼らをずっと応援していきたいな。

 

今のアンジュルムにBIGLOVEを叫びたい

5月28日 #竹内朱莉アドベントカレンダー 文章を担当します。

※当ブログは先日投稿したものに加筆を加えた形での企画参加となります。

 

目次

 

1.竹内朱莉さんの卒業発表をうけた日の気持ち

あの日は、はじめての感覚だった。

「ああそうか、今なのか」と、どこか凪いだ気持ちで卒業発表の報せを受け取ることができたのは。

ハロー!プロジェクトのアイドルを推していれば、いつか卒業の日が来てしまうことを覚悟しながら推さなきゃいけない。

そう理解していても、その報せを見る度に「どうして!?」とショックを受け続けてきた。

「いつか」はまだ先だと信じていたかった。「いつか」が「今」になったことを、信じたくなかった。

いつも初手の衝撃はマイナス感情から始まるというのに、竹内朱莉さんの卒業発表の時だけは、これまでとまったく感覚が違ったんですよね。

年齢や在籍年数を意識していたから?

PERFECTIONやangel and smileのツアー名からフラグが見えていたから?

勿論そういったことがまったく意識になかったかと言われれば嘘になるけれど、一番の理由はそこじゃない。

卒業ラッシュが続いたあと、様々な媒体で聞かれた「同期や仲間の卒業が続いた中で、自分の卒業を意識したことは?」という問いに彼女はこんな風に答えていた。

「周りに影響されて自分の卒業を考えたりはしなかった」

「自分に卒業してやりたいことが見つかればその時に」

それから、「自分がいなくても(アンジュルムが)もう大丈夫だと思ったら」とも。

初めてのリーダー交代、相次いだ卒業、コロナ禍、……。たけがリーダーになってから、あまりにもいろいろ重なりすぎた。

一気に先輩が卒業し、かつて最年少だったりかこはもう二番手に、これまで中堅だったかみこやかむちゃんも、上から数えた方が早くなった。

あやちょリーダー期に末っ子だったれらぴは、あっという間に中堅どころかお姉さん組にカウントされるようになった。

鈴ちゃんは先輩の卒業続きと自身の加入が重なり、そのままコロナ禍に。

三色団子は、そもそもコロナ禍で単独コンサートがまったくできていない時期に加入。

――中堅・末っ子ポジションから一気に先輩組に繰り上がったメンバーも、新人期間に場数を踏めずグループ活動も少なかった後輩組も、一ファンが想像する以上に、不安や悔しさもどかしさを感じていたと思う。

そんな、グループとして活動できる機会が激減した中で、「竹内朱莉リーダー期の新生アンジュルム」を作り上げていかねばならなかったわけで。

その状況下で、グループの形が中途半端なまま、たけが自分のための夢を見ることはなかったんだろうな、と思う。

 

そんな波乱の2020年、2021年を乗り越えた彼女達は、即戦力すぎるぺいちゃんを迎える。

そして2022年、ようやくグループ単独ツアーが復活した年。

発売された「愛・魔性/ハデにやっちゃいな!/愛すべきべきHuman Life」のトリプルA面シングル、そこには未来しかなかった。

2022年の3度のホールツアーでは、「今のアンジュルム最高でしょ?最強でしょ?」と自信たっぷりに見せてくれた。

パフォーマンスに関してはきちんとシビアな目を持っているたけが、「形になる速度が今までの中でも早い、今のアンジュルムに自信しかない」と言い切った。

そして、春、夏、秋とコンサートを重ねれば重ねるほど、びっくりするくらいの速度でアンジュルムは進化していった。

 

だから、卒業の文字を見た時、「ああ、もう本当に今のアンジュルムは大丈夫だと思って、その上個人の次の夢まで見つけたんだな」と、そう思った。

ちなみにこれは卒業に際しての本人コメント読む前に、「卒業に関するお知らせ」の文字を見た段階で思ったことなんですよね。

中読んでみたら本当にその通りのことが書いてあった。

ぶれないなぁ、たけ。

そしてそのコメントの最後を締めくくる言葉がよりにもよって「最後まで責任を持ってこのグループを更に最高で最強なグループにしていきますので楽しみにしていてください!」ですよ。

こういう時って「竹内朱莉、そしてアンジュルムのことを今後とも応援よろしくお願いします」だとか、「卒業までの残された時間を~」みたいな挨拶だったりしません?

なのにこんな「宣誓」ぶちかまして締めるのはあまりにもらしすぎるし、あのあやちょ卒業の日に「今日の23時59分までは私はリーダーじゃないから!」って泣きじゃくっていた彼女が、3年半でこんなにも最高に頼もしくてかっこいいリーダーになったんだなって改めて思わされて、なんかもう「かっこよすぎるよ、竹内朱莉さん……」って大の字になったもんな。

こんなこと言われたら「楽しみにします!!!!」って反射で返しちゃうよ。

卒業発表を見て、「つらい、さびしい、かなしい」よりも「かっけぇ……」が先に来るアイドル竹内朱莉、本当に最強だわ。

 

たけが卒業することによってついにスマイレージ時代のメンバーがいなくなってしまうわけだけど、たけってもう、スマイレージ時代よりアンジュルムでの方が長いんですよね。

というかよく考えたらスマイレージが2009年~2014年、アンジュルムが2015年~現在で、そもそもグループとしてもとっくにアンジュルムの方が長くなっているんだなぁ。ちょっと、いやだいぶびっくり。

だって今ってスマイレージどころかあやちょリーダー期のアンジュルムに在籍してなかった子がメンバーの半数を占めてますからね。

だからこそ、PERFECTIONやangel and smileがあったのかな、とも思ったりする。

スマイレージアンジュルムは、楽曲のテイストもグループの路線・コンセプトもがらりと変わったし、

アンジュルムでもあやちょリーダー期とたけリーダー期の楽曲では、どこかやっぱりテイストは変わっている。

でも、それでも全て地続きのグループの歴史だ。

その歴史の中にある楽曲資産たちを、今のメンバーが、リリース時のオリジナルメンバーであるたけと一緒に、確かに自分達の持ち歌として継承していく一年間という風にも思えてくる、2022年。今となってはだけど。

 

年が明けて2023年。怒涛の半年だった。

アルバム「BIG LOVE」発売決定!

アルバム引っ提げての春ツアー開催決定!

竹内朱莉初の個展開催決定!

竹内朱莉ソロ写真集発売! 

メンバー達が出したいと語っていたアルバムは、たけがリーダーになって以降の全楽曲が入っている。たけ自身が前々からいつかはやりたいと言っていた書の個展。

ファンがずっと望んでいた写真集は、信頼と実績のアンジュルムックW編集長監修だ。

その上、JAPAN JAMではついに一番大きなステージになって、更に約3年半振りの声出し解禁。

そして何より卒コン。横浜アリーナですよ。グループ初の単独アリーナ公演。

本人がやりたいと願っていたこと、オタクが望んでいたこと、全部叶えていくじゃん……。

 

たけの卒業が発表されたとき。卒業自体に対しては前述の通りの感情ではあったんだけど、それと同時に「えっ……竹内朱莉さんの卒業時すら、声出し解禁されない……?最後の最後にたけに全力で愛を伝えることができないまま見送るの……?」と悲嘆にくれた。

2020年のことは忘れもしない。

コロナ禍によって無観客配信コンサートで卒業になったむろ、

春のホールツアー→ぴあアリーナMMでの卒業公演で見送れるはずだったふなちゃんは、ホールツアー完全中止、卒コンはぴあアリーナじゃなくて冬の武道館。

世界的な疫病で、誰が悪いなんてものでもないけど、めっちゃくちゃ悔しかった。

その後もグループ単独コンサートは開催されぬまま、またしても卒コンだけ単発の形で、今度はかっさーの卒業。それもやっぱり、声援を届けることは出来なかった。

 

卒コンに声出し解禁が間に合って、幻になったアリーナ公演が、場所は変わったけれど巡ってきた。

竹内朱莉さん、もってるなぁというか、つかみ取ったなぁ。

 

なんで今のタイミングでたけの卒業によせてみたいなブログを書いているかって、明日私は約3年半ぶりに声出しOKのコンサートに行くからです。

それこそジャニーズとか含め他の界隈では昨年末くらいからコンサートでの声出しが徐々に解禁されてはいるけど、まだどの界隈でも行けてなくて。

明日のアンジュルム山口公演が、私自身コロナ禍になって以降初めての声出しOKのコンサートなんです。

今回のツアー、たけラストだからってのもあるけど、今のアンジュルムを出来うる限り目に焼き付けたい!と思って結構あっちこち行くことにしたんですよ。

だからBIG LOVEの公演自体は、既に何度か入ってるんですね。

正直「このセトリで声出しできないってどんな拷問だよ?!?!?!」と3月の大阪で初めて今回のツアーに入ったとき思ってたんですけど、いざ本当に声出しが解禁されると「え?本当にコールしていいんですか???」っておろおろしている。

ちゃんと声出るかな、とか、コール覚えてんのかな(いやクラップやれてるから多分覚えている筈!)とか、いろいろ。

めちゃくちゃおろおろしてるんだけど、ものすっごい楽しみでもある。

だって私は、この日をずっとずっと待っていた。 

 

歓声すら上げてはいけなかった3年半。感染予防対策が重要なことは理解しているし、中止に次ぐ中止だった2020年を思えば、コンサートがこうして開催されるようになったこと、単独ツアーがあること自体が物凄くありがたいことなんだけど。

MCでメンバーからの問いかけに返事をしたり笑ったり、「次が最後の曲です!」って言われて「えー!」って嘆いたり。 そういう当たり前にできてたコミュニケーションや、

コンサートが楽しい!アンジュルムが大好きだ!最高のパフォーマンスと幸せな時間をありがとう!!って伝えるために名前を呼んだり、コールしたりできる、

そんな最高に楽しいコンサートが、ようやくかえってくるらしい。

 

未だに実感がわかないけど、明日はこれまでの分も全部全部込めて全力で今目の前にいるアンジュルムにBIGLOVEを伝えよう。

 

 

………

2.名は体を表すといいますが。ー#竹内朱莉アドベントカレンダーによせてー

※5月28日 追記

ありがたいことにこのブログを読んでくださった主催の方にお声かけを頂き、#竹内朱莉アドベントカレンダー企画に参加させていただくこととなりました。

とはいえ元々はあくまでも個人的な感傷のもとに書いた文章に過ぎず、せっかく素敵な企画の末席に名を連ねさせていただくのであれば、やはり相応に企画の主旨に沿った文章を綴らねばなるまい(ただ書きたいだけともいう)。

というわけで、改めて竹内朱莉さんへの想いをしたためんとす。

 

さてどういう切り口で語ろうかと考えていた時、TLに流れてくる「煌々舞踊飾ってみた」ツイートの数々が目にとまり、「これだ」と思った。

竹内朱莉さんの持つ二つの名前―“竹内朱莉”と“煌舞”―について書いていきたいと思う。

 

これから書の道を歩む彼女の書家としての雅号は「煌舞」。彼女の書く字を躍るような字だと形容してつけられた名だということは知っているけれど、ステージの上でアイドルをしている彼女もまさしく、無二の煌めきを纏い、舞うように踊り、キラキラとした歌声で歌う。作品だけでなく、彼女自身に本当にぴったりな名前ですよね。つけた方天才過ぎませんか。

 

そしてもちろん、「竹内朱莉」という本名も凄いと思うんです、私。

竹を割ったようなあかるい性格。

莉=茉莉花花言葉は愛らしさ、優美。

あかい闘志を内に秘め、人に愛され、彼女は優美に舞う。

名は体を表すとはまさにこのことではなかろうか。それに元々のメンバーカラーが赤なのもなんだか運命的だ。

 

そんなことを考えていると、ふと、竹の内にあかりが灯る……なんだか竹取物語の冒頭がよぎるなぁと思った。

似てません?かぐや姫竹内朱莉さん。

求婚者達に無理難題を言って困らせて、かと思えば大きすぎる置き土産を残して月へと帰っていってしまうかぐや姫

たけって、ほら、ファンを振り回してはケタケタと楽しそうに笑ってることよくあるじゃないですか。

次の夢へ向かって、きっとこちらを振り返らずにすり抜けるように高みへとのぼっていくのだろうな。最強に育て上げたアンジュルムというでかすぎる置き土産を地上にのこして。

……思いのほか、かぐや姫とたけって重なるなぁなんて、ポエミーなことをふと考えてしまった。それに、月はまあるいし。笑

 

ああでも月って、どこまでも着いてきて見守ってくれるなんて風にも言いますよね。

神秘的な美しさも、そっと寄り添う優しさも持つ月明かり。

それに、月って晴れた日の昼間にだって顔を出していたりする。いつだってそこで輝いて存在感を放っている。

彼女自身は別の道で輝きながら、これからもずっと大切な妹たちを見守っていくのかなぁ、なんて。

奇しくもこの追記を書いている途中で、新メンバー加入の発表がありました。びっくり。6/11の中野サンプラザ公演でお披露目だそうで。どうやら私が現体制のアンジュルムを見るのは、今日の「BIGLOVE」福岡公演が最後のようです。そんなことあるんだ。たけが最強だと誇る今のアンジュルムをしっかり目に焼き付けよう。アドベントカレンダー、今日の担当貰っててよかったな。私。

そして、6月11日以降は12人のアンジュルムを目いっぱい愛していきたい。たけと同じグループの一員として過ごすこの一ヵ月弱は、きっと新メンバー二人にとって将来の大きな糧になるんじゃないかなぁ、なるといいな。なるでしょう。だってアンジュルムだもの。

さて、今日はアンジュルムの太陽、佐々木莉佳子さんのお誕生日でもある。大変めでたい。閑話休題

 

たけはいつだって過去を笑い飛ばしてきた。6スマメンバーが口をそろえて言うどん底だった頃の事も、あやちょの後任でリーダーになって、大きなプレッシャーを抱えていたであろう時のことも。

本当は、楽しくて平和で幸せな道だけを彼女には歩いていって欲しい。

人生がそんな甘いものじゃないとわかっていても、好きな推しにはそうあってほしいという、ただのオタクのエゴ。

でも、これまでたくさんのことを乗り越えてきた彼女は、つよい。

これから先もきっと、どんな苦難があろうとも乗り越えて、乗り越えた先で振り返ってまた、過去になっていく今を笑うんだろう。

 

卒業後の竹内朱莉さんにはぜひとも、世界中を自由に舞って、飛び回って、好きなように生きてほしい。そして彼女の人生が煌めきに満ちたものにならんことを願う。いや、なる。絶対。

だって、「お先はまっキラ!」なんだから。

 

 

#なにわ男子しか勝たん 感想①

「なにわ男子First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん」8/17福岡公演行ってきました!

※以下当然のようにネタバレしかありません。例によって馬鹿みたいに長いです。

今回ですね、まさかの復活当選で見に行けることになりまして。メールを見たとき驚きとうれしさでひっくり返るかと思った。都市伝説じゃなかった、復活当選。ちなみに復活当選のメールが来たのが7/21だったんですよ。そのちょうど一週間後の7/28がデビュー発表だったじゃないですか。まさか2週連続でこんなハッピーなメールが届くとは思いませんでした。

 

今回の福岡公演の会場は「マリンメッセ福岡」ですが、前回の全国ホールツアーの時の会場「福岡サンパレス」ってここのめちゃくちゃすぐ近くにあるんですよ。前回サンパレスだったのに、またLIVEで福岡来てくれたと思ったらもうマリンメッセになってるのやばいな…なんて思いながらサンパレスの前を通過し、マリンメッセへ向かいました。私がなにわ男子に会えるのも、アオハルツアーの福岡公演振り!!前回と今回のツアーどちらも地元公演参戦できたの、正直奇跡でしかないのではと思っている。でも私は強欲なのでデビューコン開催されるときは行きたい(切実)。

セトリのネタバレは見てから行きました、というか元々最初の当落時点では落選だったので、普通にがっつりネタバレやらレポやら見てましたし、間にデビュー発表があったから、衣装も結構WSや雑誌のLIVEレポート等々で見てはいたんですが、だからと言って楽しさが損なわれることはまったくなかったです勿論。

 

会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、YouTube配信でもはや見慣れてきた、ダイヤモンドのモチーフが各所に散りばめられたメインステージのセットだった。メインステージやモニター以外の壁面には、小さなライトが無数に飾られ、まるで星空のような美しさ。当たり前だけど、ホールとは比べられないくらい会場もステージも広いし、メインスクリーンもかなりでかい。それから会場全体を見渡すと、メインステージに、円形のセンステ、長方形のバクステ。それらを繋ぐ田の字型の花道という恐らくオーソドックスなステージ構成、客席の四方にはサブモニターが設置されていた。本当にアリーナ規模のコンサートがここで行われるんだな…と感慨深くなりながらその光景を眺めていた。

しばらくするとモニターに映像が映る。噂に聞いてた開演前の感染予防対策の映像は、マジでめちゃくちゃかわいかったです。全員メンバーカラーの単色Tシャツを着て、コンビでの注意呼びかけ→WYHの歌。

呼びかけは、藤原・西畑→西畑・長尾→長尾・大西→大西・大橋→大橋・高橋→高橋・道枝→道枝・藤原って流れだったかな、確か。

西畑くんのテンションバグっててめちゃくちゃ面白かったなぁ。雑誌で読んで知ったんですが、彼ら自身から、「ファンには自分達で伝えないと」ってこの映像作ってくれてたんですよね、ありがたいなぁ。

感染対策といえば、会場のあちこちに置かれた消毒液が手ピカジェル(しかもちゃんと黄色ボトル!)だったのもすごいですよね、メンバーがCMに起用されてるって強いな、とまさかこんなところで感じることになろうとは。

…とまあ長過ぎる前置きはさておき。いい加減本題に入ろうな、私

とはいえ一体どこからどう書いたらいいのか悩ましい。演出も舞台機構も衣装も勿論セトリやパフォーマンス、それからトーク。全部まとめて時系列順に書こうとするとバカみたいな量になって書き終わらない気がする…。というわけで衣装については別にブログを書きます。

 

まずはセトリとパフォーマンスから!

メンバーカラーの宝石が美しく煌めくOP映像。宝石のカットの種類がそれぞれ違って、解釈一致…ってなったことは覚えている。それに合わせて会場の照明もメンバーカラーに染まる。ああ、いよいよ始まるんだ…という高揚感からの1曲目、アオハルはまさかのフライングで登場!長尾くんプロデュースの地球モチーフの煌びやかな衣装を纏って現れた姿を見て、鳥肌が立った。やっぱりこうして会場で味わう生の空気感ってのは格別だ。そこからの怒涛のオリジナル曲ターンですよ。メンステ上空からのフライングでセンステに降り立ったかと思えば、バクステや花道のリフターも使って、開幕からフルスロットル、オリジナル曲を5曲連続で会場中でパフォーマンス!

アオハル→僕空→Seven Stars→ラキボ→ダイスマという、なにわ男子のコンセプトとパブリックイメージのコンプリートセットみたいなセトリですよ。もうこの時点で思った。「なにわ男子しか勝たん。タイトルに偽りなし」と。

Seven Starsは、配信コンの時と同様にモニターに紹介する側とされる側を2分割で映してくれてたんですが、目の前に!リフターに乗った大橋くんがいるんですよ!?私はどこを見たら!?!?結局自分のターン以外も楽しそうに踊ってる大橋くんをずっと見ていた…だって目が離せなかったんです…かわいすぎて…。ファンと同じように、ペンライトをメンバーカラーに変えていきながらのパフォーマンス、メンバーもファンと同じように盛り上がってる感じがしてすごく好き。ラキボ、デビュー発表後の今だと歌詞がめっちゃ刺さる。

お次はJr.紹介ターン!個々のダンスが見れてすごくかっこよかった…。リトかんのオリ曲今回はLil miracleだったので、ここでカッコいい一面も見れて得した気分!

 

衣装を変えたなにわ男子が戻ってきて、またもオリジナル曲2曲連続。Shall we...?と夜這星。

演出がね、2曲ともあまりにも素晴らしくてですね。Shall we…?は、ステージセットの縁取りをピンクのライトが細かく走って、まるで無数の花びらが舞うような光の演出にうっとりして、夜這星は、あまりにも壮大な満天の星空の中、切なく淡い儚さを纏った七人が本当に見惚れるほど美しくて。個人的に「夢中さ、きみに。」がドラマとしてめちゃくちゃ好きだったのと、夜這星ってパフォーマンスどころかサビ以外をじっくり聞き込む機会もなかなかなかったので、長尺の夜這星かつダンスバージョンはあまりにも情報過多の供給過多。この曲は本当にりゅちぇの表現力が、やばい。

ここ2つとも全くタイプの違う魅せるダンスも本当に良くて。演出・衣装・パフォーマンス、全てががっちりかみ合った最高のブロック。たった2曲で異なる美をここまで魅せるのかと、ただただ感嘆して見惚れるしかなかった。

 

で、なにわ男子の単独LIVE恒例のときめき(?)映像ターン。

プールサイドでのBBQ&浴衣で花火。え、こんな贅沢なもの見せてもらっていいんですか!?所謂乙女ゲーム的な個人の胸キュンターン(あーん、ってしてくれるやつ、人によってちょっと下手なのかわいかった)もあったんですが、どっちかっていうと7人がわちゃわちゃ夏を満喫するのをなにわちゃん尊い…かわいい…最高…と思いながら眺めてました。眼福。どっちか一つでもありがたいのに2つもって大盤振る舞いすぎない?

映像の後、センターステージがせり上がり、カラフルな浴衣に身を包んだなにわ男子がシャボン玉と共に登場!何?かわいいの権化か?センステは夏祭りの櫓なの??夏祭りver.なSPLめっちゃかわいいし、ソーダの泡をシャボン玉で表現しようという発想、配信コンの時から思ってたけどド天才。ここまで8曲続けてオリジナル曲なわけですが、Jr.の単独で、きちんと流れやブロックを意識した上でオリ曲だけでここまで固められるの強くない?

こっからはひたすらに楽しい夏ソング&お祭りソングメドレー!しれっと歌詞を「夏生まれ4人」に変えてたりしてたの、なんかいいな。花道をがっつり活用してくれて、ただただかわいくて楽しそうなメンバーやバックの子たちを見ながら幸せに浸ってた。もう本当に楽しいとかわいいしか出てこないブロック。

 

この後のターンは、今しかできないセトリの組み方だよな、とぐっときた。甲子園の映像を流してからの、オモイダマ→夏疾風→夢わたし。夢わたしのタイトルに込められた「夢をわたす=次代へ受け継ぐ」ということが、まさしく、関ジャニ∞→嵐→なにわ男子と、甲子園応援ソングのバトンを受け継いできた「今」に重なるし、Jr.の今だから先輩の曲を披露できて、かつその流れを汲んだオリ曲のパフォーマンスができる。本当に、今のなにわ男子にしかできないことだ。しかもですよ。コーナーMCってこのあとじゃないですか。7/28の昼公演、「夢わたし=わたしの夢」を歌った後に、デビューの夢が叶ったんだよなぁ…と思うと、よりグッとくる。夢わたしのダンスバージョンいいなぁ。振付と、自由な手振りの入り混じった、気持ちの乗ったパフォーマンスが本当に良かった。

オモイダマ、夏疾風、夢わたし、それぞれ異なるアプローチで高校球児たちに寄り添う楽曲なのに、そのどれもが似合う、というかハマるのって、すごい。なにわ男子、グループアイドルとしての歌唱力がめちゃくちゃ高い、とこのブロックで改めて実感した。

これは持論なんですが、歌のうまさの尺度って1つじゃないと思うんですよ。お芝居で例えるなら、舞台畑で有名な人が映像作品に出るとセリフ回しの癖が強かったり、映像作品で繊細な芝居が光る人が声優に挑戦すると物足りなく感じたり、てことあるじゃないですか。大きく「芝居」とくくっても、媒体が違えば、それぞれ全く違うスキルがいる。違う畑に行ったら求められている技能・技法が違うっていうだけの、ごく当たり前の話。これは歌でも一緒だと思ってて。JPOPではオペラやミュージカルのような歌唱は適さないし、グループ楽曲で一人だけソロシンガーのような歌い方でも浮くわけですよ。なにわ男子、個々の声質はバラバラで個性的、歌詞の解釈の仕方、アウトプットもそれぞれ、魅せ方も個々で違うし、得意なものも違う。にもかかわらず、七人のパフォーマンスが綺麗に調和してる。個性と調和の両立って、グループアイドルのパフォーマンスの最適解の路線だと思うんですよ。特にこういった、「気持ちをのせた団体スポーツの応援ソング」においては、個々の気持を乗せた表情や歌声、仕草、その上での調和する綺麗なハーモニーって大事だと思うから。

個人的には嵐のオタクなので、夏疾風を、あんなふうに丁寧にパフォーマンスしてくれるのが嬉しくてうれしくて。最後の相葉さんのところが恭平なの、なんかいいな、と。ちょうど24時間TVの時期が近いから、絆のペダルを思い出したりもした。

 

前半戦終了。MCのターン。一言一句覚えてるわけじゃないので全体的にニュアンス。ざっくり。

Seven Starsのセリフの話。「りゅちぇがたらこ!ってやってたから、いくつか候補浮かべてた中からあえて明太子で被せにいった」という丈くん。個人的なツボは、恭平の「おっとっととっとってっていっとったとになんでとっとってくれんかったと?」が物議を醸したとこ。「この言葉言うってひとー?」の問いかけに対して客席から沸き起こる拍手に、ほかのメンバーが「マジで?!」と困惑してたの可愛かったなぁ。

地元民としては惜しい!「おっとっと取っとってって言っとったとに何で取っとってくれんかったと?」って言っとーと!まで入ってたらパーフェクト!なんて思ったりもしましたが、あの尺じゃ流石に無理だよなぁ。意味(文節)が理解できてる地元民だと、口に出していう分には全く言いにくさのない言葉なんですが、県外の人間が言葉を真似しようとするとわけわからん文字列なんだなー、ということが改めてよく分かって面白かったです。

それと、長尾くんが2日前に誕生日だった、という話から、大人っぽく(?)髪の毛をピンクにしたんだ、って語る長尾くん。ピンクメッシュ、マジでめちゃくちゃかわいい。そして、「皆」で0時ちょうどに集まってお祝いしたよ!というトークに。やけに「皆」を強調するからこれは誰かいなかったな…?と思ったら、恭平が寝落ちしてたらしい。(本人曰く「目をつぶってお祝いしてた」とのこと。すぐそんな返しできるのすごいな!笑)ちゃんと朝4時くらいに「ごめん、おめでとう」っておくったそうで。もうエピソード全部がかわいい。というか考えてみたら、MC恭平祭りですね?

で、そんなトークをしていると、「ここからはYouTube配信になります!」と。いや、この時にめちゃくちゃびっくりしたんですけど、なにわ男子のMC力?トーク力?対応力?どう形容するのが一番適切か分からないけど、すごいな?

ここまでのトーク、なんていうかマジでフリートークって感じに普通に喋ってるんですよ。それでいて客席を置いてきぼりにすることもないし、テンポもいい。誰かが回し(進行役)に徹してそれぞれに話を振るスタイルじゃなくて、本当に普通の会話みたいな感じ。にもかかわらず、ちゃんと聞かせるトークコーナーになってる。その上配信のタイムスケジュールもあること考えたら、本当にめちゃくちゃ高度なことをすっごいナチュラルにさらっとやってるんですが?しかも、タイミングもばっちり。YouTube配信の準備整いました?じゃあいきます、ってなるまでのラグが異様に少ない。「あ、まだ準備できてないみたいですね!?どうしよ…」って間を持て余すこともなければ、「えっもう準備できた?やばい!じゃあこの話はここで!」ってぶった切ることもない。ラグなしに自然な間でコーナーに移行したの、いくら4都市目で慣れてきたと言っても、うますぎでは?

で、コーナーMCですよ。「せーの、ちゅきちゅきー!どうも、なにわ男子でーす!僕たち勝たんコンしてまーす!」いつも配信で見てたあのテンション、あのノリを生で見れてる!ってことでもはや感動した。生で見て改めてわかる西畑クオリティ。声のトーン、テンションがそれまでのナチュラルな会話だったフリートークと全然違う。「YouTube配信用の分かりやすく高めなテンション、ゲームコーナー用の張った声のトーン、はきはきした喋り」だったんですよね。これは西畑くんだけじゃなくて、コーナー説明する丈くんも、リアクションや茶々入れするほかの皆も。それまでがテンション低かったってことではなくて、勿論。声を届ける対象が誰か、媒体は何か、ってのを完全に理解して使い分けてるんだな…と感動すら覚えた。しかも今回ジャニーズ似顔絵対決だったんですけど、コーナーで取れる時間限られているとはいえ、30秒一発描きで人間描けとかいう高難易度クエスト、なんで全員こなせてるの…すごすぎ…。

そしてコーナーが終わると、また、少し落ち着いた声のトーンに変わり、「僕たちから報告事があります。」という西畑くんからの切り出しで、改めてデビューすることを伝えてくれた。私ただの1観客で、1ファンでしかないんだけど、その言葉を聞くとこちらまで身の引き締まる思いに。推しの口から、生で直接「僕たちデビューします」って聞くことができるのなんて、人生でもう二度とない経験だと思う。コンサートでのデビュー発表って、別にジャニーズで通例の発表方法ってわけじゃない。もし仮にですよ、今後私にJr.の推しが増えたとして。そのグループの単独全国ツアーあって、その最中にデビュー発表があって、発表後の公演に私が当選して参戦できる、なんてどんな天文学的確率!?だって話ですよ。

今回、本当に人生で二度とない奇跡みたいな場にいられたんだな、と思った。だから、この時の気持ちは大事に覚えておきたい。

ちょうど前の日にFCの動画も撮影したんだと教えてくれた。こういうのがあると実感わくよね!とうれしそうに語る彼らに、こっちまでワクワクとした気持ちになった。デビューが決まるっていうのは、こういうひとつひとつ新しい喜びを、一緒に味わっていけることなんだなぁ。嬉しいな。

 

なにわ男子が一度はけて、再びバックについてくれてる子たちのターン。まずはリトかん!りるみら、生で見るのはアオハル振りで2回目だったけど、なんかもうあの時の初々しい王子様を夢見る男の子たち!って感じから、もう立派に王子様になってて、改めて生でその成長を見られて感動しちゃったなぁ。そしてその後のV.I.Pは、リトル以外の関ジュの子たちで。さっきのリトかんとは全く違うテイストの見せ方ですごくかっこよかった…。

で、「次は、ジャニーズしか勝たんメドレー!」という言葉と共に、なにわ男子のターンに戻ってくる。これまでもめちゃくちゃ楽しんでたし、序盤のオリジナル曲ターンでも、「これは確かに“なにわ男子しか勝たん”だわ」って思ってた。けど甘かった。なんだこのメドレー?!まじでここから先語りたいことが多すぎる。なので更に馬鹿みたいに長くなります。

このメドレーからの流れはJr.の今だからこそできるものだし、結果論ではあるけど、デビューを発表したツアーであり、Jrとしてやる最後のコンサートでこのセトリをやった意味って、物凄く大きいと思う。本当に「ジャニーズしか勝たん」だったし、このメドレーをやれる「なにわ男子しか勝たん」って思った。

後半戦、そしてメドレー1曲目。配信で初出だったピンクツイードの衣装を纏って、ステンドグラスが投影されたメインスクリーンを背に歌うシンデレラガールの破壊力よ。これぞ王道キラキラアイドル!華やかな演出と衣装で魅せるジャニーズのコンサート!っていうのを、後半戦のド頭からぶつけてくる。そして次のBig Shot!!ですよ。こういう路線の楽曲も、に合うんだ…無理すき。これ、関西直系の先輩であるWESTの曲かつ、最早ある意味ジャニーズの伝統にもなってるW杯バレーの応援ソング。しかも歌詞にはこれまでのバレーデビュー組のデビュー曲に因んだワードが散りばめられてる楽曲ですよ。そしてWESTからエイトへと関西の系譜を遡り歌うのは、前向きスクリーム!王道キラキラアイドルのラブソング→熱く泥臭いカッコよさのある応援ソング→コミカルさのあるポップな曲というふり幅のでかさ。そしてそこに更に畳みかけるTOKIOのLOVE YOU ONLY。ここまでが立て続けのグループ歌唱ターン。

ここまでの流れのなにが怖いって、まず一つは楽曲のふり幅とそれを歌いこなせるなにわ男子のポテンシャル。「かっこいい!」の意味合いっていうか、ニュアンスがかわるんですよ。もうね、曲ごとに表情がぜんっぜん違う、パフォーマンスの仕方が違う。どの楽曲にもハマる歌声。ずるい。

そしてもう一つは選曲。これがめちゃくちゃ怖い。

・キンプリのデビュー曲→バレーボールデビュー組の流れを汲んだ曲(V6、嵐、NEWS、JUMP、セクゾ)→TOKIOのデビュー曲という、デビュー曲の系譜。

・(しょうれん→)WEST→エイトという関西の系譜。

ジャニーズの歴史と関ジュの系譜の両方の要素を合せ持つメドレーなんですよこれ。繰り返すけど、図らずもデビュー発表ツアーかつJr.最後のツアーでこれやってるんですよ、なにわ男子。彼らがセットリストを考えた時点では自分達がこのツアーでデビュー発表することを知らなかったわけだから、余計にこの符号具合が凄いし、何度も言うけどここまでの4曲、まったく違うタイプの楽曲をメドレー形式で立て続けに披露して、そのどれもが似合うし、それぞれに見合った色のパフォーマンスができるのって本当に凄い。王道=オールマイティ。なんでも似合う。なんでもできる。これって、アイドルとしては最高の武器だと思う。

あと個人的に面白いな、と思ったのは「デビュー曲かつラブソング」なキンプリとTOKIOの曲調や歌詞の対比。「たった一人だけ特別な君」ってとこは共通なのに、「その笑顔を見せて、お姫様」っていう王子様なキンプリと「君の相手は僕しかいない」って自信満々な俺様的なTOKIO、グループの色もそうだし、時代もそうだし、そういうとこの対比が面白いな、と。この2曲をこうやって並べて考えたことはなかったから、いい気付きを得た。

続いてユニットのターン。大西・長尾で「Joy!!(SMAP)」→西畑・藤原・大橋で「君だけに(少年隊)」→道枝・高橋で「欲望のレイン(KinKi Kids)」。

なにわ男子、自分達の魅力とポテンシャルを分かりすぎてないですか!?組み合わせごとに、「最強にポップでかわいい」「大人の男の色気と艶」「theジャニーズのカッコいいシンメ」とぜんっぜん違う方向に振り切った魅力を見せつける。この組み合わせだからこの曲ができる!っていうメンバーの組み合わせ×楽曲のかみ合い方がめちゃくちゃいいし、バックの子たちのパフォーマンスへの組み込み方、衣装のチョイス、フォーメーション、全て本家に誠実な構成なの、すごくない?そしてそれがやれるし似合うのがすごい。日本語のニュアンスにこだわりたい人間なので、「忠実」ではなく「誠実」と表記します。あとこのターン、まっじでメインスクリーンの使い方が最高だった。可動式メインスクリーンって何!?ダイヤモンドの形のフレームが動いて、メインスクリーンが、サイドに縦長長方形、中央にダイヤモンド型、という3分割のスクリーンに変貌する。ユニットだからこそ活きる3分割アングルありがとう……。馬鹿でかサイズで一人一人が見られるの天才なのよ。

Joy!!の色んな人々(ステージ衣装じゃなくスーツだったりとか)を引き連れてのパフォーマンスって、本家のMVの構成踏襲してますよね!?本家は気のいい兄ちゃんたち、ってイメージで、りゅちぇと長尾くんは、怖いものなしの無敵なJK(概念)って感じ。タイプは結構違うと思うんですが、根幹の楽曲の印象が原曲からまったくぶれない。この楽曲の持つ周りを巻き込む明るさ、ワクワク感、弾んだメロディ。こういう、その楽曲の軸となる印象を大切にしてるから、一見するとSMAPとまったく印象の違う2人なのに、ドンピシャ楽曲がハマる。黄色セーラーの衣装チョイスもめっちゃよかったなぁ。

次の年長組は、白スーツにスタンドマイク、三人が向かい合う立ち位置、ってこれ、完全に本家踏襲じゃないですか。7人のなにわ男子のパブリックイメージといえば、若くてフレッシュで、親しみやすくてかわいい。少年隊の大人びた男の色気とはまったく違う位置にいる。けれど、年長組だけだと本家踏襲しても背伸び感が出ずに、がっちりハマるんですよ。シンプルだからこそ魅せ方の技量が如実にでるのに、歌声もダンスも最高にキマってた。もう、ただただ見惚れるしかできなかった…。

これって、楽曲のしっとりとした空気感や独特のパフォーマンススタイル的にも、3人構成がベストなんだろうな、と思う。逆にJoy!!は、大勢を巻き込んで皆で楽しむ!っていう楽曲のテイストだから、メイン歌唱が2人でも曲の印象が崩れない。なにわ男子のカバーは本家に誠実って思うのは、単に本家通りの振付をやってるとかじゃなくて、楽曲の軸となる部分を大切にしているから。

欲望のレインは、…すみません私が本家のパフォーマンスをきちんと見たことがないので何とも言えないんですが。みちきょへ二人の声質と、KinKiの艶めかしさやしっとりとした情感、せつなさがめちゃくちゃハマるな…と思った。ビジュアルの良さもそうだし、この2人って儚さや翳りのある美しさを表現するのがすごくうまいから。そしてこの曲があることで、次の「かっこいいガシガシ踊るダンス曲」のターンに戻っていく流れにもつながる。

ここのユニット3連続のターン、きっちりユニット曲は衣装チェンジして(みちきょへはユニット曲にも合うしその後にも合うシルバーのナポレオンジャケット)、そういうこだわりも好きだし、ユニットパフォーマンスでの選曲がSMAP、少年隊、KinKiっていう、「ジャニーズのエンターテインメント」や「グループアイドルとしてのジャニーズ」の、それぞれの今の源流を作ってきた、本当に偉大な大先輩たちの楽曲なのもめちゃくちゃかっこいい。ていうかここの小さい可動式ステージの使い方もめっちゃよかったなぁ…。そこも動くんだ!?っていう驚きが、まさか終盤に来るとは思わなかったし、7人揃った瞬間本当にかっこよかった。

7人に戻ってのここからの3曲。終盤にゴリゴリのダンスナンバー固めるか!?ってひっくり返るかと思ったし、まじで私は、ここのターンもうペンライトを振ることをあきらめるくらい、茫然と、ただただ圧倒され、見入ってしまった。

セクゾのRUNは、なんだろう。楽曲そのもののメッセージ性が強いのは勿論、がっつり追っているわけじゃない私みたいな人間でも、松島くん復帰後初めて5人揃ってパフォーマンスした楽曲、ということもあって、彼らと強く重ねてしまう曲だ。こういう、グループの経歴を語る上でも大切な楽曲の1つとして挙げられるような曲って、やっぱりJr.がカバーするにあたってのハードルって高いんじゃないかなと勝手に思っていたんですよ。杞憂でしかなかった。

彼らは、なにわ男子は、まっすぐにこの曲を歌い上げた。楽曲のメッセージ性を少しも損なうことなく、今の自分の気持ちをそこにしっかりと乗せて。セクゾの楽曲でこの流れに組み込まれるのがRUNなんだ?ってセトリだけ見たときはちょっと意外っていうか、不思議だったんだけど。

今の、閉塞感漂うこのご時世の中で、アイドルである彼らが、ジャニーズである彼らが届けてくれるものとして聴いたときに、心にぐっときた。楽曲の持つメッセージ性と、アイドルである彼ら自身がリンクして響く曲。これって、アイドルという在り方だからこそ届くものなんだと思う。聴けてよかった。あと、これは私の勝手な印象なんですが、なにわ男子って楽曲強度の見極めめちゃくちゃうまくない?徐々に上がっていくイントロは、ユニット曲からの流れとして不自然な感じにならない。でも、ユニット曲までの流れをがらりと変えて、ラストスパートへ向かうフックとして力がある楽曲。RUNをここに挟み込めるセンスが私はめちゃくちゃ好きだ。

で、この後ですよ。問題は。いやもうここに関しては私の超個人的な問題でもあるんですが。なんせ私は嵐のオタクだ。だからあえて一括りにさせてくれ。RUNからの流れで、truth(嵐)→2 Facedなんて劇物みたいなコンボを!!!こんなLIVEド終盤に持ってくるな!!!!

…これマジでセトリバレ見ずに初見だったら死んでたな。よかった、ネタバレ知ってて。いや、いやぁ。この流れはえぐいて。まじで。惜しみない炎特効に、本家の振付。なにわ男子が嵐の曲やってくれる時って、マジで「本家に誠実」を貫いてくれる。振付であったり、演出であったり。だからもう毎回手放しで喜んじゃうんですよ。いや、もう、最高にかっこよかった。

本当にこれは本当に嵐オタク目線になってしまうのは申し訳ないんですけど、やっぱり大野さんのドラマ初主演作であり、グループ人気がぐんと上がってきた頃合いでパブリックイメージと大きく異なる楽曲をシングル表題曲に、っていうターニングポイントの一つでもある曲だから、楽曲としての盛り上がりもそうだし、本家グループの歴史を語る上でそれぞれ違った意味合いでキーとなる楽曲ってところもそう。RUNからの流れでtruth来るの、めちゃくちゃいい。

ただ、私が震えたのはtruthを歌ってくれたこと自体じゃない。セトリへの組み込み方だ。

まずそもそも「ジャニーズしか勝たんメドレー」って、厳密に言うとどの曲までを指すんだろうか、と考えてみる。

ユニットの前のLOVE YOU ONLYまで?いやでも、SMAP、少年隊、KinKiのラインナップ見たら「ジャニーズしか勝たん」だろって思うし、やっぱユニット曲まで入る?それとも先輩のカバーまでってことならtruth?

実際に「メドレー」としての分類は違うかもしれないけど、前半までのブロックの区切りが衣装替えのタイミングとリンクしていたことや、今回の楽曲のつなぎ方とかいろいろ考えたときに、ジャニーズしか勝たんメドレーを含むブロックというとらえ方をするなら、2 Facedまでと考えていいんじゃないかと思うんですよ、私。なんでこんな回りくどい言い方するかって、怖いから。(さっきからずっと怖いゆうてるなこいつ)

だって考えてみてくださいよ。2 Facedがラストだとすると、ジャニーズしか勝たんメドレーと題し、Jr.としてジャニーズの歴史をなぞるように、少年隊からキンプリまでの楽曲をカバーしてきたブロックのトリに、自分達のオリジナル曲持ってきてるんですよ…!?これを挑戦的と形容せずになんとする。めちゃくちゃ強気に攻めたセトリじゃないですか???

カバー曲の最後にtruthを持ってきたのって、2 Facedへの繋ぎの最適解だったから、だと思うんですよね。このメドレー(ブロック)の趣旨や文脈に合致して、かつ、トリの2 Facedへの流れを作るのにぴったりな曲として。あれだけがっつり本家リスペクトでパフォーマンスしてくれたtruthを、一番の見せ場じゃなく繋ぎとして使えるって、強くない?RUN→truthでピークに持っていって、満を持してクライマックスに持ってこれるだけの力と強さのある曲なんだ、2 Faced…って考えたら、最早怖い。アオハルツアーで初披露だったこの曲、披露回数を重ねるごとに魅せ方の進化が本当にすごい…。きゃーかっこいい!!なんて騒げるレベルじゃなくて、圧倒されて、のまれて、声を失ってしまうくらい。(ご時世的に声出しできないってツッコミはなしで。あくまで感覚の話)。

2 Facedって、なにわ男子のオリジナル曲の中でも転機じゃないですか。それまでのオリジナル曲と全くテイストの違う、カッコいいに極振りしたダンスナンバー。完全に異色作だった。それをほかのオリジナル曲を歌ってきたブロックじゃなくて、このブロックのトリに持ってくるんだ、っいうてか持ってこれちゃうんだ…。だって、この楽曲ラインナップのメドレーの最後に持ってきて、まったく遜色ないどころか、きちんとトリとしての強度あるんですよこの曲。すごい。もう白旗あげるしかないです。降参。負けた。ジャニーズしか勝たん、ていうか、なにわ男子しか勝たん。

 

あまりの勢いとかっこよさに圧倒されてたら、アホ新世界→関西アイランドですよ次。温度差!!!アホ新世界、生で聴ける機会あって本当に嬉しい。2曲ともめちゃくちゃ楽しいんだけど、やっぱりコールしたい~!!!気づけばコールや振りが頭に入っている関ジュ曲すごい。マジでなにわ男子がデビューコンできる頃にはライブで声出しできる世の中になっててくれ、頼む。あ、ていうか、この手の楽曲、もしかしたらもうなにわ男子が歌ってるの聞ける機会ないかもしれないのか。関ジュ全体曲、好きなんだよな私…。そこはやっぱちょっと寂しい。来年またドリアイみたいなライブしない????

でも逆にいうと、デビューしたら、なにわ男子だけのライブ定番曲が生まれるかもしれないんだなぁと思うと、それはそれですっごい楽しみ。

 

最高に楽しい2曲が終わると、挨拶のターン。ああ、もう最後になるのか、早いな。途中でジャケットを脱いで、白いシャツの衣装に。1年半ぶりの有観客LIVE、初めてのアリーナツアー、そして、デビュー。沢山のものがのっかったツアーだから、それぞれが大切に、まっすぐに、言葉を届けてくれた。たくさんの国に行けて〜といった恭平や、九州を9県あると勘違いしていた長尾くんには笑っちゃったけど。

そして、全員の挨拶が終わる。綺麗な真っ白いシャツを着た7人が歌う、Time View。この曲を、このタイミングで、生で聴けるの本当にうれしい。思えば今回って、オリジナル曲全11曲全部セットリストに入ってるんですね。オリジナル曲全部入れても、アオハルとも、ドリアイとも、shall weともまた違うコンサートとして、しっかり確立されるんだなぁ。すごいな。

 

アンコールの、SPL→バンバンッ!!は、オレンジ×水色衣装の上に、今回のツアーTを合せた格好で。かわいい。もうね、とにかくかわいい。目の前に来てくれるメンバー達が可愛すぎて、今ここでしか見れない!って思ったら目が足りないのよ。花道やリフターで来てくれるとよくわかる。生で見たら顔ちっちゃいのに目はおっきい、マジで顔がいい。皆キラキラしててめちゃくちゃかわいい。

本当にラスト。いつものように彼らの名前を、私たちは叫ぶことはできないけど。その分俺らが!とでもいうように、最後の最後、ステージから顔が見えなくなるまで、ずーーーっと全員がなんか喋ってる。順番も何もお構いなしに、皆が口々に沢山の言葉をくれる。

だから…なんていってるか全く聞こえない!!!!!!!笑 最後の最後めちゃくちゃ笑っちゃった。

 

ジャニーズのコンサートを生で見られたの、本当に久しぶりでした。思えば最後に現地参戦できたの、アオハルツアーなんだよなぁ…びっくり。最高に楽しいコンサートだったし、あらゆる出来事ががっつりうまいことかみ合って、「今このセトリのコンサートがあった意味」がどんどん大きくなって、そんな場に居合わせることができて幸せです。

こんなにも誠実に真摯に楽曲が映えるような演出、構成、衣装、パフォーマンスでライブをやってくれる彼らが、自分達の持ち歌だけでコンサートを作るようになったら、いったいどんな景色が見られるんだろう。今ある11曲もどれも本当に大好きな楽曲で、1曲増えるたびにめちゃくちゃ喜んでたんだけど。今度からは、シングルが1枚出る度に、カップリング曲とあわせて数曲一気に楽曲が増えていくようになるんだ。いままでのオリジナル曲って、シングルに例えるならどれも表題曲だと思うから、カップリングでは、どんななにわ男子の音楽が聴けるようになるんだろうってワクワクする。

これまでは「なにわ男子らしさ」の詰まったコンサートをしてきた彼らが、オリジナルアルバムを引っ提げて、「アルバムコンセプト」を軸にしたコンサートをやるとしたら、どんな世界観のコンサートになるんだろう?アルバム製作段階からどういう方向性のアルバムにするか、どんな楽曲にするか、ってのに本人達が関わって、それを元にコンサートを作り上げていくわけでしょ?それって、Jr.の今とは全く異なるコンサートへのアプローチじゃないですか。めちゃくちゃ楽しみ!!!

 




プラチナのジェットは伊達じゃない。ーなにわ男子のデビュー発表について考えるー

なにわ男子デビューの報せから3日経ちました。

昼公演のデビュー発表をリアルタイムで見てぼろ泣きしながらめちゃくちゃに喜び、夜公演のMC配信を楽しんで、デビューが決まった嬉しさを噛みしめながらアーカイブを繰り返し見た28日。

各スポーツ紙やWSで取り上げられているのを見て、「ああ本当に現実なんだ…」とじわじわと込み上げてくる実感、各所からのお祝いツイートの数の多さに圧倒され、愛されてるなぁと嬉しくなりながら、深夜ANNを待った29日。

いやーーANN最高に楽しかったですね!流石に3時までは起きておくのは無理かもだけど、聴ける限り聴こう、くらいの心積もりで聴き始めたら、楽しすぎて2時間が秒で過ぎた。えっもう終わり???っていう位、あっという間に時間が溶けた。

で、今。ふわふわした感覚が少しずつ落ち着いてきて、現実として受け止められるようになってきた。そうして改めて振り返ると、このデビュー発表の仕方、めっちゃ理想中の理想なのでは?っていうか、ものすごく綿密に戦略的に考え抜かれていた発表だったのでは?一大プロジェクトじゃん?と思い始めた。なにわ男子の関わる運営、めちゃくちゃ気合入ってませんか???

え、運営こわい。すごい。ていうかなにわ男子への期待値めちゃくちゃに高いでしょこれ。

というわけで、なにをどう凄いと思ったか、記録がてら書いてみようと思う。こういうの考えるの好きだから馬鹿みたいに長いです。

 

 

 

1.発表の仕方

「3年かけて浸透させてきた、グループ名にちなんだ日(なにわの日)」に、

「初の単独アリーナツアーの首都圏公演」で、

「1年半振りの有観客のステージ(ファンの前)」かつ「YouTubeでの生配信もされている」中で、

「メンバーにもサプライズ」で

満を辞してのデビュー発表!

……えっと、オタクの考える超理想的なデビュー発表妄想じゃなく?現実?まじ?ってレベルの好条件での発表だったじゃないですか。

ただ、オタクが考えそうなことってことはつまり逆に言うと「予測できそうなこと」なんですよこれ。ここがミソ。あえて予想ではなく予測と書きます。というのも、徐々に解禁されていった情報が、「流石にこれはデビュー発表あるのでは?」というのの裏付け強度を上げていくんですよ。

普通に考えても、そもそもJr.のうちからデビュー組規模の単独アリーナツアーやる、ってのもすごいんですけど。

あれ、大阪公演ないの?と思ってたら「大阪城ホール追加&全公演YouTubeでMC生配信」の報せ。後出しで地元公演追加かつ、前代未聞のMCのみ全日配信。期待するなという方が無理では?いつデビュー発表するか分からなくするために全日配信?なんてうがった見方の一つや二つしたくなるでしょ。

ただ、いざツアー初日。MCコーナーが普通のフリートーク的なMCじゃなく、「全26公演で誰が一番多くポイント獲得できるかの対決ゲームコーナーです!」ときた。

ここで一度期待値落とされますよね。「単純に全公演追っかけてったらポイント獲得の進捗分かるよ!」ってだけかもしれないなこれ…って。だって期待するだけして違ったらその分馬鹿みたいに凹んじゃうのは分かってる。これまでだって何度も「こんなに大きな仕事が来るならデビュー発表もあるのでは!?」と期待したことはあった。でも彼らはこの時点でもまだ「関西ジャニーズJr.」だったから。まあだから、期待するのは一旦やめよう。気持ち切り替えて回替わりゲーム楽しむだけのメンタルでいよう、みたいに思った。

上げて落として上げて、が上手い運営だよなぁ…振り回されてます。オタク。てなわけで次は、期待値を上げるターン。

今度は「ポップアップショップなにわのにわが7/28オープン!」しかも「初日の7/28のみ16時オープン!」ときた。

いや、…ねえ…?嵐オタクの私は「いやもうやろうとしてること嵐を旅する展覧会じゃないですか!?!?!」ってびっくりしたし、期間も約4か月とめっちゃくちゃ長いし。流石に待遇凄すぎません?私物や衣装展示ってもうこれ周年イベ規模なのよ。なにより初日のオープン時間。なんでそんな夕方からとかいう微妙な時間スタート?って、思うじゃないですか。なにわの日という恰好の盛り上げ要素のある日に、意味深な時間設定。

なにわの日の昼公演、もしかしてなんかある?」と期待値をまた高める要素になっちゃうんですよこれ。そしたら、やっぱこう、「もしその日何かあるならリアルタイムで見たい」って思わされちゃう。いやまあこれに関しては、そうやって都合のいい期待してなかった人だって、めっちゃいると思うけどね!私の気分としてはこうだった、っていうか。

ただ、平日の昼間にもかかわらず11万人の同時接続視聴者数集められるくらいの状況を作り上げられていた、これは事実。YouTubeアーカイブなしの生配信、別に複数アカウントで同時に開く必要とかそんなにないと思うので、これはマジの最低視聴者数と考えてもいいわけで(複数人で同じ画面見てる可能性もあるので、実際はもっと多いかもしれない)。アオハルのツアー通しての動員数が12万人、5万人規模のドーム公演を二公演できるくらいの人数が、平日昼間の配信を見にきてた、って考えるとやばいでしょ。

 

で、当日。「今日はなにわの日ですよ!」という各種雑誌の表紙祭りやら公式やらのお祝いにあふれ「なにわの日=なにわ男子の日」として盛り立てようという流れがめちゃくちゃに出来上がっている。面白いのは、別にこの時点ではデビュー発表されてないこと。なにわの日は元からある語呂合わせで、たまたま「なにわ男子」って名前だったからより特別にメンバーやファンが思うようになった、ってだけで。「結成日」「デビュー日」みたいな、グループにとって明確な意味合いがある日でもなかったんですよ。

にもかかわらず、めっちゃくちゃに「ジャニーズ事務所主導じゃないところ」で盛り上げてくれて、すっごい流れができてたわけじゃないですか。各種雑誌の表紙祭りとツイートだったり。正直「最高のお膳立て」にしか見えないくらい、沢山沢山盛り上げてもらっていたと思う。これは、なにわの日に何かあるかもって期待が、各種公式にもあったから、あるいはこういう風に盛り上げたいと思わせるものがなにわ男子にあるから、でしょう?めちゃくちゃありがたい。

 

でMC配信の時の恒例、事前の今日のテーマツイート。「今日のテーマ:なにわ男子しか勝たん」ですよ。ツアー2か所目なのにもうツアータイトル(かつコーナータイトルの元)を出してくる、っておかしくない?あるでしょ、これ。なんか。絶対。と、更に期待値があがる。MC配信前にもうふんわりした予想、とか、期待とか通り越して「予測」「確信に近い予感」ってくらいには、条件が揃いまくっている。「28日の横アリ昼公演、多分どでかい何か来るぞ」ってね。

ただね、確証はないんですよねそれでも。これがずるいな、って。どれだけ確信に近いくらいになっても、確証なんてない。「確信に近い予感」と「事実として知ってる」は、近いところにあるようで、やっぱり天と地ほどの差があるんです。

これは、メンバーサイドにも言えることで。というか、ファン以上にメンバーが感じてることじゃないか、と思った。だって、これだけの条件揃えてもらって、フラグじゃない?と思えるくらいになっていたって、それでも事前に知らされてないから、彼らは明言されるまで「自分たちのデビュー」の確証ないんですよ。はっきり伝えられない限りは、単なる希望的観測でしかないんだ。

だって確証も確約も与えられていないから。

だから、彼らはあのサプライズ映像が流れ始めた時も、緊張と、期待と、不安と、あらゆる感情を全部抱えたような真剣なまなざしで見続けた。「2021年11月12日」「なにわ男子」…ここまで表示されていても、だ。ファンはもうこんなのデビュー発表確定じゃん、なんて思えるような流れなのに、彼らの表情は固かった。「ここまできたらそうかもしれない」「でも、もし違ったら」きっと、ファンが思うよりずうっと、彼らはプレッシャーと不安の中にいたのかもしれない。だって、まだ、決定打となる一言が、ずっと欲しかった言葉が、そこに表示されていないから。

そして「CDデビュー決定!」の文字がはっきりと映った瞬間、確かな現実になったその刹那、彼らは堰を切ったように泣き崩れた。

「どれだけ期待値があっても、確信に近い予感があっても、確証を得られていなかった。だからこそ、決定打が出た瞬間、決壊したんじゃないかなぁ、って。あの、泣き崩れる姿を、ぎゅうっと7人だけで集まって全ての感情を分かち合う姿を、私は絶対忘れない。

「ゆうて本人たちも察してたでしょ」っていうのは、違うんですよ。99%の確率と察していようと、残りの1%が埋まらない限り、絶対じゃないんだから。

本人たちには事前に通達済みで、ステージ上で彼らの口から「実は僕たちデビューが決定しました!」って語らせることだってできたとは思うんですよ。というか、多分それが安全策だと思うんですよね。サプライズって、それに付随するイレギュラーを織り込まなきゃいけなくなるわけだから。けどそうしなかった。

この発表方法で、一番得をしたのって、私たちファンじゃないかな、って思うんです。一年半、彼らに会うことができなかったファンが、メンバーと同じタイミングで期待と不安で胸をいっぱいにしてその瞬間を待って、同じ日同じ時間に一緒に知って、一緒に喜べるようにしてくださったんじゃないかなって。これ、めっちゃくちゃありがたくないですか?

コロナ禍ということもあって客数が制限されている中、配信があったからこそ、制限なしの満席だった場合よりも更に多くの人と(だって配信組の11万人ってさっきも言ったけど普通にドーム公演2回分の人数よ???)、その時間を共有できたわけで。

ここでもうまいなーーー!って思ったのは、現地組、配信組それぞれに利点があること。

「現地にいる人は同じ空間で知ることができた、メンバーと同じようにスクリーンの文字を見つめることができた。それを踏まえてのパフォーマンスも見られた」っていう最高の特権があるわけだけど、配信組は配信組で、「デビュー決定の文字を見た瞬間のメンバーの表情を高画質ではっきりと見ることができた」っていう、めちゃくちゃ嬉しい特権があった。あっていいの?こんなこと。普通。

会場のメインスクリーンは映像が流れてたわけだから(なのでここの映像はWSではじめて見たんですよね私)、この表情は配信組しかリアルタイムではしっかり見られなかったわけで。

推しのサプライズデビュー発表の瞬間をリアルタイムで見られるなんて、今後もう二度とないかもしんない。デビューを聞いた時の表情を、リアルタイムで見られることなんて、多分一生ないでしょもう。

しかも、「MC配信はアーカイブないです」って言ってたのに、このデビュー発表だけはアーカイブが1週間あるんですよ。リアタイできなかった組は勿論、現地組もメンバーの表情がっつりみられるわけで。1週間もあれば、仕事や学校その他の事情があってリアルタイムが無理だった人でも、マジで見たい!って思ってた人はいずれかのタイミングで見られるでしょう。

普通だったら大半の人間は、各種WSなんかで「デビュー発表!」って流れるのを見るって流れが定番だと思うんですけど、それってやっぱダイジェストになるじゃないですか。スタジオのコメント込で、どんなに長くても5分以内だと思う。

20分も尺使って丸々ぜーんぶ流すことなんてまずない。デビュー発表の一部始終みられる可能性があるとしたら、円盤の特典でくらいだと思うけど、その場合は販売までめちゃくちゃラグがある。

でも、デビュー発表の一部始終(約20分)を、誰もがYouTubeで即日、何回でも見られる環境にしてもらったわけですよ。今回。どう考えても破格の待遇でしょ。

で、これを最高のサプライズにするために、全公演MC生配信を企画したんだとしたら、やっぱりめっちゃ期待値高いし、「全公演MC生配信」と「MCでのサプライズデビュー発表」をやっても、事故が起きないと判断されたなにわ男子の信頼度の高さよ。

ていうかそう。これ「デビュー」じゃないんですよ。あくまで「デビュー発表」。なのにあまりにも一大プロジェクトすぎない?外部に確定情報として洩れることなく発表されたことも勿論凄いし嬉しいんですけど。

26公演全国各地でYouTube生配信できるだけの撮影環境を整え、26公演分の対決テーマを作りそれに合わせた道具やらなにやらも準備し、ポイント獲得状況は公演ごとに更新する。めちゃくちゃ手の込んだことやってくれてるのに、これがデビュー発表を最高の形のサプライズにするためのお膳立ての、前ふりの準備だったわけでしょ?カモフラ的側面があるとしても、それを疎かにせずにファンを楽しませる形にしてくれているわけですよ。ちゃんと。

しかも「今日のコーナーはこちら!」ってタイミングで「CDデビュー決定!」というノータイムサプライズもやれなくはなかっただろうに、ちゃんとコーナーとして成立するようにしつつ、「この後もしかして発表くるじゃん?!?!!」と徐々に期待値を100%の確証へと導いていくような流れまで作ってるんだよ。人間、予測できないものよりも、じわじわとジェットコースターのように最高点に誘導されていくと、マジで最高点の喜び100になれるんだな…と思った。

「えっなんて!?!!?」ていう動揺困惑じゃなく、「来るぞ、来るぞ、……やったー!!」って、嬉しさ100に持っていける流れ作ってくれてたわけじゃないですか。

これが一大プロジェクトじゃなくてなんなんだ。デビュープロモーションじゃなく、デビュー発表にの時点で大人の本気と全力を感じるでしょこれ。

 

2.発表の流れと采配

 は?まだ語るの?って感じですけど語りますよ。ええ。だって一生に一度しかない経験なので。私は今めちゃくちゃうかれているので。

大西畑→トリオ→丈橋の流れって、盤石じゃないですか。分け方的に。で、そのメンバーへの内容の割り振りが天才なんですよ。「宣伝対決」っていういままでになくふわあっとしたお題を与えられ 、「???」となりつつもきちんとコーナー進行を進める丈君と、それ見てマイク差し出したりサポートした恭平のとこがめちゃくちゃ好きなんですが。

で、コーナーとしてのトップバッター大西畑。デビューに感する前ふりの一番手を担うのが大西畑、いいですね。今までみたいにくじ引きで対戦相手決めるとかちゃうん?ってなっただろうし、そもそも対戦ですらない?何?っていう、何の状況も見えない中で息ぴったりに宣伝やり遂げたの職人技でしょ。しかも事前打ち合わせしたわけでもないのにばっちりやり遂げる。あれだけの情報量をきっちり宣伝していくのすごくない?って思うし、これを誰にやらせるか、って考えたらそりゃこの2人だな、って思える納得の人選だ。だって非の打ち所のない宣伝だったんだもんな。個人的に24時間TVのドラマの話を、本人じゃなくメンバーに「我らがみっちー!」って紹介させるのも最高だと思う。メンバーの個人仕事を他のメンバーが宣伝するの、めちゃくちゃいいよね。グループならでは。

 で、次よ。「複数名ずつでなんかやるのかなー」と思わせてからの「高橋恭平、センターへ」で、「!?」って誰もがなる。その上で恭平が読み上げるのが「僕のダンスは~」ですよ。落差。でも私これが恭平なとこまで含めてずるいな、と思うんですよ。もともと手抜きダンスって思ったことは全くなかったんですが、それはそれとして、彼はどんどんパフォーマンスが良くなってって(去年の配信での橋橋最高だったじゃないですか)、そのことはメンバーも、運営側も認識してると思うんです。だからこそ、「これを今笑い話として出しても成立する」と判断されてるんでしょ。実際にマジで今がダンス駄目だったらこれをネタ化できないと思うんですよ。

しかも、デビュー発表の場でやらせたのがマジで強いな、っていう。だってデビュー発表ともなれば、これファン以外も見るじゃないですか。これまで、恭平が一番外部仕事は少なめ(あくまでもなにわ男子の中ではってことね)だったと思うんですが、その彼に唯一がっつりの個人PRの場を与える。流れの緩急をつけるだけじゃなく、「高橋恭平はこんなギャップと魅力ある人ですよ」ってアピールさせる。あのめちゃくちゃ男前な顔してて、パフォーマンスだけ見てもクールかつ色気!って感じの雰囲気の彼が、こんなかわいくてピュアなんだ?!って興味持つ人いると思う。デビュー発表の場を使って、今まで外部露出の少なめだった子の魅力をアピールさせるの、やり方として隙がなさすぎる。しかもこれが挟まったことによって、残りのメンバーがどういう割り振り(個人なのかコンビなのか)、そしてどういう内容を話させるのか、ってのの予測をつきにくくする。マジで流れの緩急のバランスがいい。

で、次が長尾くん。おしゃれが好きで流行に敏感な彼に、インスタ開設の告知振るの天才なんですよ。しかも単体で名指しされたときに「えー、自分はちゃんと踊ってるつもりだけどな?!」と入ってこれるの強い。最年少がこれだけ喋れるの、もう完全になにわの武器なんですよ。インスタってこういうこともできるんですよね?って確認しながらマジでアドリブで一人で話していくのすごいし。ここからの団体芸が好き。りゅちぇは即座に「インスタに載せる写真を撮る」ていで顔を作り、それを皆で拾う。何度も言うけどこれサプライズの途中なわけじゃないですか。なんでここまで団体芸できる?ファン側からしても、「え、単独インスタにメンバー知らんサプライズってこれってもうさぁ!」みたいな期待値上がってる中で、あくまでも「いつも通りのコーナー」で「宣伝タイム」としてやり切ろうとしてるのすごい。メンバーだって期待、してなかったわけじゃないと思うのに。

次のみっちーのターンでもこれは言えることです。「YouTube開設!」って、これ正直一番のフラグじゃないですか?デビュー発表してないJr.が単独チャンネルを持つって、ねえ。それをいうのみっちーなのめちゃくちゃ嬉しい。グループのフロントマンっていうか、広告塔というか。その彼が、このポジションでこの告知なんですね。短めではあるんだけど「七人だけの」って言葉が真っ先に出てくるところから、みっちーのグループ愛伝わるのがすごく好きだし、この2つの新情報に動揺しつつも全員で進行していくのもすごいのよ。

「恭平には自分をアピールさせる」、「長尾くんとみっちーには新情報告知をさせる」、ってこれトリオそれぞれの成長と、周りがうまいこと茶々入れもできる前提があってできることじゃないかなーなんてね、思うわけです。

で、最後丈橋。リーダーの大橋くん、最年長かつJr.歴もトップの丈くん。最後にこの2人を持ってきたら、そりゃもう流石に期待するじゃないですか。全員。でも、ここで紙にデビュー決定、とは書かないところがすごいなと。だってこれ、正式なデビュー発表は、誰かが先に読むんじゃなく、メンバーも、その場にいるファンも、全員で同時に見るって流れにしてくれてるってことじゃないですか。しかも、丈橋即座に「え、何もない?」「何何?」ってなったあとに「つなげってこと?」と判断して喋り出す。これができるの強いのよ。それができる2人だからトリを任せることができるわけで。

何度も言うけど、生配信もやってるLIVEでのサプライズよ。ここまでサプライズ盛り込んだうえで「デビュー発表」なんて爆弾まで投下したら普通、スタッフ側でタイムコントロールができなくなる危険性圧倒的に高いし(夜公演もあって、合間に会見も挟むからスケジュール管理めちゃくちゃ大変なはずなのに)、なにわ男子の順応力無かったら事故るようなことなんですよ。それをやれると判断してもらえるだけの信頼と期待値が、彼らにはあるんだなーーって泣きたくなる。この発表の仕方ができたのは、なにわ男子だからだ。

 

 3.日付

オリンピック期間にデビューしても話題性薄れるのでは…っていう懸念を、「オリンピック期間にデビュー発表」にとどめて、デビュー時期のプロモーションには支障ないですよって形にしてるのすげーな、と思うわけです。まず。そして、「なにわの日」っていう元から語呂合わせで、グループの記念日ではなかったじゃないですか。だからこそ余計に、各種メディアが「なにわの日=なにわ男子の日」として盛り立ててくれたのがより凄いこととして際立つわけで。そのなにわの日を、「デビュー発表日」という形でなにわ男子の記念日にしてしまったんですよ。

おかげで7/28はデビュー発表日、10/6が結成日、11/12はデビュー日!って、記念日が増えたわけで。嬉しいよね。

当日は、「語呂合わせにちなんで」という形での外部からの全力の盛り立てがあってからの、昼公演デビュー発表→会見。で、ネットニュース以外での最速の報道が、夕方の情報番組のキャスト。なにわ男子の実家ですよ。タイミング完璧じゃない?

各種新聞、WSは翌朝に沢山情報でて、レギュラーコーナー持ってるめざましテレビは丁度事務所とレーベルの先輩伊野尾くんがいる曜日でコメントしてもらえて。

で、その日の夜のANNは、「デビュー発表した直後の生のメンバーの声」が全国で聴ける。そしてさらに翌日は、めざましでコーナーがある日。「なにわ動画」でデビュー報告をする彼らが改めて見られる。

一連の流れが完璧すぎるでしょうこれ…。最高の3日間よ。

FC開設日を8/27にしたのも、逆から読めばなにわの日になるっていう遊び心じゃないですか。デビュー発表からちょうど1ヵ月ってタイミングとしてもよくて、かつ日付にも意味を持たせて。オタク、デビュー日だけじゃなく発表日もFC開設日も絶対忘れないわ、これ。

 

※追記

書こうと思ってたのに書き忘れていた。首都圏でのコンサートでデビュー発表、デビュー発表後初のコンサートは、地元大阪ってのも意図的なのでは? 「デビュー」っていう最高の手土産引っ提げて地元凱旋は強い。アツいじゃん。ツアー日程の追加公演まで演出に組み込んでるのすごい。

 

11/12(金)。ゲン担ぎでめちゃくちゃ縁起のいい日にするために、通例の水曜発売ガン無視するの強くないですか?

私、水曜発売ルール無視って、直近の記憶がデビュー日にアルバムリリースするために火曜発売にした嵐なんですけど。それ考えたら本当に凄い。というか、「デビューシングルの初週売り上げ」という数字よりも、このグループがより長く活躍していくための縁起を大事にデビュー日決めてもらえてるの素直にすごい、っておもったんですよ。

で、しかも。この日って、ジェイストームの設立20周年の日ですよ…。ジェイストームって、嵐のためのレーベルとして発足して、今メインになってる自社レーベルじゃないですか。そんなレーベルの周年日に合わせて、曜日通例無視して、っての、本当に期待値が高くなきゃやらないでしょこんなこと。なにわ男子、マジで本気で売り出すつもりなんだろうな、って気合、見えるでしょうこれは。

しかも、デビュー発表の7/28日から106日後は11/11。フラゲ日ですよ。

この絶妙に惜しい感じすっごく好き。私は。だってこの10/6の結成日にかけた数字(106)のやつは完全に偶然の副産物じゃないですか。面白くない???

と、考えれば考えるほど、最高のデビュー発表にするための、最高のデビューにするための綿密な計画、大掛かりな手段、こんなのどう考えたって一大プロジェクトだとしか思えないんですよ。それだけなにわ男子が期待値の高い子たちだ、ってことの証明じゃないですか、こんなの。これだけ大掛かりなことやってちゃんとリターンが見込めるデビューだと、商業的にも判断されて、それだけのことをしたくなるくらいに彼ら愛されてるからこそ、だと思うんです。今回の発表と今後のデビューに纏わる全ての、この規模感って。

 

 4.今後の楽しみ

ここからは真面目な考察?分析?でもなんでもなく、ただのオタクの今の感情です。

なにわ男子、これまで「もうこんなんデビューじゃん」くらいの凄いこと次々やってきて、「デビューしたときにCD発売以外でまだやってないことってある?」くらいの勢いだったと思う。でも、いざデビュー発表されてみて、今後のことを考えたらですよ。たっくさんあるのよ。

まず単独FCができるってことは、なにわ男子だけの会報が定期的に来るってことだよね???どんな内容なのかなーー楽しみだなーー個人企画ページもあったりするかな、どう?メンバーの誕生日祝う動画も上がるし、自分の誕生日をなにわ男子に祝ってもらえるんですよ、やばい。会員証のデザインどんなのかも気になる〜!とりあえず8/27中に入会できればいいな…と思ってはいる。

CD発売するってことはそう、シングルが出る度にカップリングやMVがあるってことで、カップリング曲って「タイアップと関係ない今の彼らの音楽性」みたいなものが出と思うから、めちゃくちゃ楽しみなんですよね。MVも楽しみだなー、メイキングとかも多分特典でついたりするよね。そのうちアルバムも出るだろうし、カバーじゃない、オリジナルのソロ曲やユニット曲が出てくるかもってことじゃないですか。CD発売の度に、今度はアイランドストアじゃなくジャニショに写真が並ぶようになるんだよなぁ…。そうじゃん、MVのオフショ写真が買えるようになるんだ!やった!ていうかコンセプトアルバム出してコンサートやるなにわ男子早く見た過ぎるんですが。てかそうじゃん!コンサート円盤が毎回Blu-rayでちゃんと出るようにもなる!!!!やったー!!!!!あーーやばい。「ジェイストーム!」から始まる円盤やCMが見られるようになるんだ…。

※追記

あ、ていうかカウコン!もし今年例年通りの開催があるなら、なにわは初めから7人全員で出られるってことでは!?放映される時間枠でガッツリパフォーマンスするなにわを、ついに見られるかも、ということですよね、やっば。

あとこう、なにわ男子って映像適性高い子ばっかじゃないですか。今後誰かの主演でタイアップ主題歌、っていうことも増えていくかもって考えるとワクワクするし、タイアップ曲フル尺音源手に入る…うれしい…。夜這星をじっくり聴き込むための手段が今ないの結構つらいんですよ…。Jr.時代のオリ曲(この表現ができることがもう楽しい)、全部音源化して売ってください(必死)。ていうかもしかして、Jr.時代最後に出したオリ曲が熱闘甲子園のテーマソング「夢わたし」になるってこと?強すぎない?あっそうじゃん、歌番組にリリースの度に出てくれるかもしれないね?てかデビュー日金曜だけどMステ可能性ないですか?!あとあの11月デビューってことはですよ…今年もベストアーティストがあって、MCが翔さんだったら、「先日デビューした後輩のなにわ男子!」って翔さんが紹介してくれるかもしれないんですよね……?やっば。えーーありえなく無いよね?これ。わーー早く秋になれ。

そういえばYouTubeとインスタいつできるんだろう?楽しみだなぁ。ストーリーで個人のオフショ上がったりするの考えたらやばい。YouTubeの使い方が読めない…。ジャニーズグループの単独チャンネル嵐のしか見てなかったので、嵐の場合は配信曲のMVがあがることも多かったからなー、なにわの場合は今のJr.チャンネルみたいな動画も結構上がったりするのかな?

デビューシングルが、CDショップにズラっと並ぶんだなぁ。タワレコで予約できたらあの発売記念レシートも貰えるんだよなー。デビュー曲どんなのだろう?今のところなにわ男子のオリジナル曲好きな曲しかないので、当然デビュー曲にもめちゃくちゃ期待をしている。いやもう私、嵐のオタクなので、嵐がデビュー曲をどれほど大事に歌い続けてきたかを知っているので。なにわ男子にとっても、そういう曲になるんだろうなぁ、と思うともう泣きそう。

何より、7人で一緒にいてくれる未来が、確約されているのが嬉しい。Jr.の枠を抜けて、7人のなにわ男子になるのが嬉しい。ああ、本当にデビューするんだなぁ。ここ最近発売された雑誌の数々を読みながら、「まだデビュー決定の未来を知らない彼ら」が紡いだ言葉なんだなーこれって、グッときてる。そのうち、デビュー発表を知った彼らの言葉を読める雑誌が増えていって、11月以降には、デビューした彼らが紡ぐ言葉が雑誌に載るようになるんですね。その流れを、一緒に追いかけていけるの嬉しい。

多分これから、FC開設されたり、デビューシングルの情報が解禁されたり、どんどん本当に彼らはデビュー組になるんだなぁって噛み締めながら日々を過ごしていけるんですよね。ああ、本当に秋が待ち遠しい!

なにわ男子、CDデビュー決定本当におめでとうございます!!!!!!!

 

このアホみたいに長い記事を読んでくださった方いたら、お時間いただきありがとうございました…!

永遠に煌めけ、七つ星。

なにわ男子、CDデビュー決定おめでとうございます!!!!!!!この日をずっと、ずっと待ってた……!!!!!!!

channelog.hatenablog.com

これはちょうど去年、私がなにわ男子にハマるまでのことをひたすら綴っただけのブログなんですけども。去年の私ー!!!みてるかー!!!!

メンズ校は最高のドラマだった史、その後にもいろいろ沢山の最高が見られるし!!!

何より!!!!彼らがスタートラインに立つその日を、お前はYouTubeの生配信で!!リアルタイムで!!見られるぞー!!!

はい。もうね、今日くらいはね、テンションバカでいいじゃない。嬉しいんだもの。私、本格的にJr.にハマるの本当に初めてでして。デビュー前から応援して、デビュー決定の瞬間をリアルタイムで見られるって経験本当に初めて。こんなに嬉しいんだ。こんなに幸せになれるんだ、人間って。こんな体験多分、もう人生で得られないかもしれない。と思ったので、ブログを書くことにした。

 

正直さ、期待してなかったといえば嘘になりますよ。

「甲子園の公式テーマソング」に選ばれてデビューしないこと、ある?って思っちゃうし、アリツア26公演分、YouTubeでMC全公演生配信、とか前代未聞すぎない?とか。「単独ポップアップショップって何?めちゃくちゃサイト手が混んでて最高に可愛いんだけど!!??」とか。

しかもここ二週間くらい、「7/28はなにわの日だからなにわ男子表紙だよ!」って各種ドル誌、テレビ誌、ファッション誌がこぞって、7/28号だったり、7/28発売号でなにわ男子を表紙に起用してくださってるんですよ。年末の嵐の表紙祭り並みの冊数、店頭になにわが表紙の雑誌が並んでいく。えっまだJr.だよ?グループ名だけの語呂合わせでここまでしてもらえるものなんですか?!いや普通なくない??????Jr.担の通例みたいなもん全くわからんけど、これは、規模やばくない?って思ってた。

やーもうね、邪推も邪推なんですけど。「7/28オープンのなにわのにわ、なんで初日16時オープン?これもしかして、昼公演でなんかあったりする?」とか…やっぱさ、ちょっと期待しちゃうじゃないですか。しちゃうけど期待しすぎたらダメダメ。と抑えながらも。どこかでやっぱり期待しちゃう。そんな思考を繰り返し、今日の朝。各種公式アカウントで、なにわの日だよー!ってツイートがめちゃくちゃある。もちろんこの時点ではなんの発表もされてないから、ただただ「なにわの日だからなにわ男子の日」って、それぞれが盛り上げてくださってるんですよね。

すげーなー、なんて思いながら、昼公演のMC配信の時間を待つ。正直昨日の夜くらいから、悟り開いたみたいに「もう何も考えずに明日の配信楽しもう!明日はなんの対決かな〜」と思ってたんですよね。でも、毎度恒例の「今日のテーマは〜」の告知ツイートで「今日のテーマ:なにわ男子しか勝たん」って見た瞬間、ヒュッと息が詰まった。

いや、だって。ツアータイトルよ?これ。確かに今日は「なにわの日」だからおかしくないかもしれないけど、いやいやツアータイトルを、オーラスとかじゃなくここで持ってくる意味わからんて。えっ、流石にこんなんフラグ、いやいや期待しちゃあかんあかん。いやでも。

こんな思考のループがぐるぐると。配信時間になるまで、ずっと。

で、いざ配信になっていつも通りの挨拶〜コーナー説明。「うん。うん。そうそう、普通にいつものコーナーだな。よし!」と思ったのも束の間。

「アドリブで宣伝してください!」

というお題に「宣伝????何の???」と戸惑うメンバー達。スタッフさんが大量の台本を持ってきて、いつもみたいなくじ引きボックスなしの指名制。

……え、待って、これはマジのガチで、くる?

ここでみっちーと話した後スッと丈くんにマイク傾けにいく恭平最高に好きだったなぁ。で、大西畑が指名され、「今現在なにわ男子がやっているお仕事」を息ぴったりに説明していく。いやもう情報量がバグなのよ。グループでのレギュラー、個人のドラマ、グループでも個人でもCMがあって、ANNがあって、なにわのにわもあって。既存のお仕事だけでデカすぎるし。いや、あの、7人中2人の時点で、現在の仕事軒並み語ってるけど???後の5人何しゃべるの????

お次は恭平。えっそんなパターンある!??!?これ後から振り返っても一人こう、緩衝材っていうか、毛色違いすぎない???めちゃくちゃ和んだけど。恭平のパフォーマンス手抜きと認識したことそもそもないけどな!「えっこのターン何???」って動揺させられたから運営がウワテすぎるんよ。

で次はマンネちゃんですって。もうこの時点で「既存のお知らせ」「自分だけのターン」っていう2種類やり終わってて、さて次どう転ぶかわかんねってなってたら。

「なにわ男子単独インスタアカウント開設!」はい?え?いや確かに発表する人としては超適任だし即座に乗っかるりゅちぇも最高に可愛いけど、あの、え?まじ????

で、次はみっちー。「単独YouTubeアカウント開設!」は?え?こないだJr.チャンネル加入したばっかでは????ああでも丁度次八月!!キリがいいね?!?!?ってそうじゃなくて????いや、あの、インスタはまだしも、YouTube単独はあの…流石に、フラグ…って思っていいですか???ねえ、あの、だって、次残ってるのって、じょうはし…。

二人が紙を開く。真っ白な紙に困惑し、そのまま周りの「時間稼げ!」の言葉のままに小ボケを挟みまくる二人。土!からの止まる!って何??!ステージ上のみんなが困惑する中、会場の照明が一気に落ちる。

「最後まで絶対に声は出さずにご覧ください」というメッセージだけが、スクリーンに映る。え、え、うそでしょ?だってこんなのもう、絶対、「そう」じゃん。

確かに期待してた。予想してた、と言い換えてもいいかもしれないくらいではあった。でも、それでも。大西畑からの流れが、あまりにフラグにしか思えなくても。あくまで予想で、期待で、願いでしかなくて。

それまでずっと、客席側のアングルでしかなかったカメラが急にメンバーの顔を、スクリーン側のアングルでアップで映し始める。壮大な音が響いて、呆然とスクリーンを眺めるメンバーの顔だけを、私はただ画面越しに息をのんで見詰めている。一際大きな音。その瞬間、7者7様に泣き崩れるメンバーが、映る。客席にすら背を向け、7人でぎゅっと肩を寄せ合って、円陣組んで、抱き合って、ぼろぼろと。その涙は、絶対に悲しいものじゃないことだけは、見て取れる。

YouTubeで見てた私には、スクリーンに何という文字が映ったのか見えなかったのに、「どういう内容だったのか」だけは、わかった。ずっと、待っていた四文字が、きっとそこにはあるのだ。これ、マジで配信組だから見れた表情なんですよ。少しずつ表情が変わっていく彼らのその姿を、感情を、表情を、ずっと見ていることができたんだから。7人だけでちっちゃくなって、泣きながら分かち合う姿。きっとこれは宇宙一美しい涙なんだと思った。

「発表しよう、みんなに」と最初に切り替えたのは、じょうくん。

「ごめんなさい、置いてけぼりにして」と即座に気を使う、西畑くん。

置いてきぼりにされてるのがむしろ嬉しい、くらいあった。7人のその姿をいつまででも見ていられる、と思ったよ。7人が7人だけで心からの喜びを、涙を、たくさんの想いを分かち合うそのでもこうやって言える2人がいてくれるなにわ、強いなぁ、とも思った。

【なにわ男子、2021年11月12日(金)にジェイストームからCDデビュー。8月27日に単独ファンクラブ発足。】このお知らせを、ずーっっと、待ってた。ああ、書きながら泣きそう。この夢みたいな情報、現実らしい。

発表された途端、各種ネット情報媒体で、最高に可愛いピンクのアー写で、デビュー決定の報せが沢山載って。これまで共演した方、掲載して下さった雑誌、出演したドラマや映画、レギュラー番組の公式アカウントで、たくさん、たくさんのお祝いツイートが、流れてきて。あらゆる方面から愛されているんだなぁと、ああこれ現実なんだ、と。どんどん、どんどん、実感していく。

しかもジェイストームですよ!!!!?!??嵐のオタクの私からすると、とっっても嬉しい。マジで嬉しい。おなじみのジェイストームから、なにわのCDが出る!!!!!!!やったー!!!!!!!

単独FCの発足日も8/27、ひっくり返したら728。めちゃくちゃ拘ってるでしょ絶対。

たくさんの関係各所が盛り上げに盛り上げてくれていたなにわの日に、「コンサート会場で」「YouTube配信も利用して」のデビュー発表。あーーもう最高。幸せ。嬉しくなって夢わたし見に行った。泣いた。歌詞と今のなにわ男子の状況と照らし合わせて、泣いた。

youtu.be

 

夢じゃない。現実だ。なにわ男子の2章が始まる。七つの星が、今年、ようやくスタートラインに立つ。きっと、見たことないような沢山の景色が、待っている。はーーーー嬉しいな。楽しいな。なにわ男子のファンになって、よかったな。

デビューおめでとうございます。

永遠に煌めけ、七つ星!

be a super star!

やっぱり、なにわ男子しか勝たんのよ。