A✕A✕A

テニスと芝居とアイドルと

2020年12月31日に向けて思うこと。

2019年1月27日。嵐は2年も私達に時間をくれた。いつ誰がどうなるかなんてわからない世界で、2年先までを約束してくれた。

あの日、「まだ2年も」って思っていたのに、あっという間に「あと1日」になった。まさかのMステで一時間嵐の特集をしてもらった。VS嵐の最終回もみた。嵐にしやがれの最終回も見た。……嵐にしやがれなんて、初回から見てた番組なんだよなぁ、なんて思った。正直のところ、全くまだ、1月1日の自分がどうなっているのか、想像つかない。TOKIO×嵐を見てた時間には、翔さんが出るらしい。嵐ツボの枠は二宮さんの番組になって、VS嵐の枠は相葉さんの番組初回になるらしい。でも、その時の彼らの側に、他の四人はいないらしい。理解しているんだけど、それを見た時の自分は、わからない。

ただそれでも今言えるのは、私は今日この日になってもなお、「辛い」「寂しい」なんて負の感情に支配されてないことだ。休止発表のあの日、流石に2020年12月にはめそめそしてるんだろうなぁ、と思っていたんだけど、今月の私はというと「ちょっと待ってちょっと待って嵐見るから嵐見る時間がない!!!!!」って騒いでる。何のこっちゃって感じなんだけど、嵐が与えてくれるコンテンツの多さに、あれ私どれ見てない!?どれか見落としてない!?みたいな。正直、嵐の日の感想だって書きたかったけど間に合わなかったんだよ〜くそう。丸一日めっちゃ楽しかったです、本当に。

今年になって嵐主体で与えてくれるコンテンツのどれもが、「休止前ラストだから」っていうよりは、「よりファンに楽しんでもらえることを」「今できる最善を」って感じだから、何というか悲壮感が全くない。だってこのタイミングで始めたのがFC限定コンテンツでの5人ラジオですよ。毎週の癒しになってる。

どれも笑いながら見て、聞いて、純粋に楽しんでられる。

それって、多分すごいことなんだよなぁ。

誰にとっても大きく様変わりしてしまった2020年。彼らにとっても大切な2020年であるのに、できなくなってしまったことがたくさんあった2020年だと思うのに。

それでも彼らは、たくさんのものをくれた。今だからできるたくさんのことを、見せてくれた。

だって、私の今の感情は「明日が来て欲しくないよ……」って感情じゃないんだ。明日は最後の日だ、っていうネガティブな感情じゃない。

「明日はライブだ〜!!!!!楽しみ!!!!!」これに尽きる。全く気取ってもないし取り繕ってもない。

明日のライブのための準備だ!TVだって、あれなにがすごいってFC限定機能についての説明をYouTubeでしてるんですよ。ファンクラブページじゃなく!笑

まさか自分でコールや歌を自撮りする日が来るとは思いませんでした。どんな風に使われるのか楽しみすぎるなぁ。

フレンズ参戦機能も入れてみるつもりです。多分始まったら集中モードにするんだろうけど、開演前にみんなでおしゃべりするあの感じ楽しみたい。

去年の発表以降、嵐好きだなぁって気持ちは増加の一途を辿るばかりで下がる見込みがありません。恐らく明日は今までで一番「嵐大好きだ!!!!!」って気持ちになるんだろうな、ってのはもはや確信です。

5×20の挨拶で、二宮さんが「際の際まで」と言ってくれたことが本当に嬉しくて、ずっとずっとそれに密かな希望を抱き続けていました。

それを「コンサート」っていう最高の形で叶えてくれることも、それが、最新オリジナルアルバムを引っ提げてのコンサートであることも。嬉しくて嬉しくてほんっとうにしあわせなんですよね。

あとこれは「無観客配信」というのがコロナ禍以前から想定していたケース、っていう話をしてくれたからこそ余計になのかもしれないんだけど。「本来だったらこうだったのになぁ」と思わずに、ワクワクできるってのも、嬉しい。

これは、あくまでも私個人の感覚なんですけど、不安も悲しさも寂しさも、全くない。今のところ。「休止やめて」なんて、全く思ってない。それは多分、本当に、2年前翔さんが言ってくれた通り。2年かけて誠意でもって示し続けてくれたからだと思うんです。自分たちの決断に、発言に、責任と覚悟を持って、そしてできる全てのことで示し続けてくれているから。それで、2021年にもファンが寂しくならないだけのものを、たくさんくれているからなのかな、と思っている。

多分来年アラフェスと明日のライブの円盤が出る、と期待しているんですが。そのころには友人達と鑑賞会してキャーキャーいえる世界線になってて欲しい、本当に。切実に。

おかしいなぁ、もっとセンチメンタルなブログになると思ってたんだったんだけどな。えっらいカラっといてますねこれは。というかもっと長文になるかと思ってた。

今現在の感情をきちんと残しておこうと思ったんだけど、今の私の感情って「嵐が大好きだ」と「明日のライブが楽しみだ」しかないらしい。それが今の自分の正直な気持ちなんだな、って思ったら、なんだかちょと笑えてきてしまった。一番いいメンタル状況じゃん、これ。

と、いうわけで。

明日は目一杯、嵐を目に焼き付けて、とことん楽しむぞー!!!!!


.

遍在するなにわ男子

Jr.にハマるには適性がいると思っていた。

自分の性格上、推しがデビューできないままフェードアウトしたり、推しユニットが解体されたりしたら絶対に凹むし長いこと引きずるだろうことはわかり切っている。ちなみにこれは経験則だ。だから、自分は確実にJr.担は向いてないし、絶対ハマらないと決意していた。

 

幸いにして、という言い方はあれだが、嵐ファンである私は、特にJr.界隈に触れることなくジャニオタがしやすい環境にあった。嵐のドームコンサートを見に行って、グループ名だけならともかく、Jr.個人個人の顔と名前を一致させて認識するっていうのは結構難易度が高い。彼らに縁のある後輩君のことを語るのを聞いても、その彼の顔を覚えるまでには至らない。

そんな私のJr.に関する知識は、辛うじてグループ名はいくつか知っている程度で、何人組で、誰が所属して、みたいなことは全くと言っていいほど理解していなかったし、個人個人に関しては、そういや名前は聞いたことあるようなないような、って子がほんの数名いるくらい。顔も名前も分かる子なんて本当にいなかった。

そんな私にとって、例外は2人だけ。西畑大吾くんと道枝駿佑くんだ。

 

私はドラマが好きだ。民放の1クールドラマは、21時~23時台のものなら大体見ているし、朝ドラは、23時~再放送があっていた時期のものは何作か完走している。

ごちそうさん」「あさが来た」はその完走した朝ドラの内の2つで、どちらも結構ハマって見ていた。西畑くんはそこで知って、まさか朝ドラでJr.が2回も出演するなんて思ってもないし、しかもかなり演技が上手い。ジャニーズなんだ!?と驚いたのもあり、顔と名前はばっちり覚えた。

そして西畑くんが噂に聞く二宮教信者の子だと知り、その後映画やCMで二宮さんと共演ときたら、そりゃもう二宮担の私は覚えざるをえないし、好感度もかーなり上がる。

道枝くんは「母になる」で知った。すっごい顔の綺麗な子だな……と思ってめちゃくちゃ印象が強かった。そして嵐担の私は当然相葉さん潤くんも出るしってことで、未満都市SPを見る。そこには見覚えのある子が。あれだけ顔がきれいで名前に特徴のある子、時間を置かず立て続けにみたら忘れるわけもない。しかも関西Jr.だっていうじゃないですか。標準語の芝居しか見てないんだからびっくりした記憶、めちゃくちゃ残っている。

 

2018年10月6日。TLに流れてきた「なにわ男子結成」の報。Jr.知識が全くない私にとっての、例外中の例外2人が同じグループになるというのだから、流石にちょっと興味はそそられる。「なにわ男子」というグループ名と、そこに2人がいることは、しっかり頭に残った。まあそれですぐグループを推します!とはなれなかった。Jr.担になるのは無理って思っていたし、そもそも1人や2人気になる程度でそんなすぐにハマりにいけるほどフットワーク軽くはいけなかった。まあだから、何かで見かけたら応援したいなー、くらいでとどまるつもりだった。

 

なにわ男子結成から年が明けて2019年。

私は、自分の考えの甘さをいやというほど知らされる羽目になる。

 

二次オタ兼ボカロ世代な私は、バーチャルジャニーズプロジェクトから、藤原くんと大橋くんの名前を知った。興味本位であすかなのアカウントをフォローしてみた。

そして舞台好きの私は、楽曲製作陣経由で舞台の「リューン」を知り、あすかなの中の人達は、そこで主演をやった子達だと知って驚く。

なにわ男子の中に顔と名前と声を知ってる子が2人増えた。

当時なにわ男子が何人構成かもうろ覚えだったけれど、あっという間に過半数認識していることになる。Jr.にまったく興味のなかった私が、である。 

ドラマ好きの私は春ドラマを一通りチェックする。すると「俺のスカート、どこ行った?」というめちゃくちゃ面白そうなドラマがあった。そこには、道枝くんだけでなく、長尾くんも主要生徒に名を連ねていた。これで5人目。

さて、もはやジャニオタ夏の風物詩である24時間テレビ。本年のメインパーソナリティは嵐5人。当然嵐ファンの私は情報を追うしできる限りリアタイしよう!となる。

毎度恒例SPドラマの主演が相葉さんで、その学生時代を高橋くんがやります。

これで6人目である。

更には関西地区のサポーターに、「なにわ男子」がなります、ときた。

そこで、なにわ男子が7人組で、知らず知らずのうちに私は6/7の顔と名前が完全一致していることに気づいた。

そして私的に最後の1人であると思っていた大西くん。後から発覚したけど「スターマン」で見ていた子だった。マジか。それを知った時は流石にひっくり返るかと思った。

 

一つ断っておくが、私は決してなにわ男子興味ある!気になる!って自分から首を突っ込んでいったことはない。まったく能動的な情報収集なんてしてないのに、あらゆる界隈から、無視できないレベルで情報が(それもめちゃくちゃ興味をそそる形で!)やってくるのである。

全国版のドラマで知る機会のあった西畑くん、道枝くん、長尾くん、高橋くん、大西くん。

地方公演もある舞台をやっていた、藤原くん、大橋くん。

全員が全国区の外部仕事で芝居経験のあるのに、これがまだデビューしていないグループって、何?

 

これまで私、自分をジャニオタだと思ってなかったんですよ。嵐ファンだから広義ではジャニオタになると思うけど、他のデビュー組お茶の間レベルでしか知らないしなぁ、って。各グループ、この中ならこの人が好きかな!はいる。けどそれは「前見たドラマの芝居から良いなって思って好感を持った」って理由なんですよ、毎回。バラエティやパフォーマンスで落ちるルートもあるんだろうけど、私の場合ジャニーズの誰かを好きになるのは、圧倒的に芝居からってルートが一番だった。で、たいていの場合、グループに1人か2人くらいそういう人がいる程度。けれど、そこから完全にグループに沼落ちする決定打に出会うことなく、お茶の間で終わることばかりだった。

 

なのに、なにわ男子の場合、1人2人どころの話じゃなかった。(あすかなを含めると)私は全員のお芝居を見た事になる。しかもそのほとんどを「なにわ男子」を認識してから立て続けに、だ。これで、グループ気にならない方が無理じゃんこんなの。

朝ドラ、民放ドラマ、外部舞台、新境地のバーチャルジャニーズプロジェクト、24時間テレビでの地方サポーターにSPドラマ、とその入り口が多方面に同時期に存在した。

えっあれも?これも?この子もなにわ男子!?あれ!?みたいな。

 

そんな状態までおちいった私のもとに、地元でなにわ男子の単独コンサートがあるらしい、という情報がやってきた。行きたいという誘惑にはもう抗えなかったし(本当にありがたいことに身近なJr.担のおかげで参加できました)、ハマるハマらない以前になんかもうめちゃくちゃ囲まれて逃げ道がなかった。何が怖いってこの間、別に誰かからごり押しされたわけでも、布教で囲い込まれたわけでもない。彼らの個々の活躍が目覚ましすぎて、私がもう気にならざるを得ないところまで来てしまっていたのだ。

 

そうしてグループに目を向けた途端、彼らの魅力が牙をむく。

知識がないなりにぼんやりJr.に持っていたイメージの全部が、がらっがらと崩れた。

Jr.ってまだ原石的な顔の良さというか、まだちょっと垢抜けないけど、よく見たら顔は整ってる、みたいな。トークもまだ初々しくて、たどたどしい感じというか。

そんなイメージをもっていた私は、めちゃくちゃ衝撃を受ける。

なにわ男子、めっちゃ顔がいい。

ていうかもう皆垢抜けてるじゃん。ビジュアルだけ見たらデビューして2,3年は経ってるでしょってくらい、顔が出来上がってる。

西畑くん、トーク慣れっていうかMC慣れ、すごくない?

他の子もトークでの自分の個性、すでに発揮してないか???

えっ、もうこんな安定して喋れるの???

Jr.なめてた。甘く見てた。こんなにすでに外向けの武器持ってるの?マジ?

 

顔がよくってトークがうまい。既になにわ男子にだいぶ興味を持っている自覚はあるが、アイドルの本業は歌って踊るパフォーマンスだ。

……えっ、曲めっちゃ“良”じゃん。

これが?全部未音源化????なんで??????(Jr.だからです) 

デビュー組のタイアップ曲レベルの楽曲じゃん。これが主題歌のドラマないの?CMも?嘘だよ私多分聞いたよ???(※幻覚)

ていうか皆声いいな!?個性バラバラの、それぞれ甘くて素敵な歌声が合わさって心地よいキラッキラのユニゾンになる。音域、声の高低差のバランスも私が聞き心地よくて好きな塩梅。……私、この歌声の編成、めっちゃ好きなやつだ。

くるくる入れ替わるフォーメーショもめちゃくちゃ楽しいし一緒に踊りたくなる楽曲固有の振付もめっちゃいい!!

そして表情の作りこみもめっちゃいいな???振りに混ぜるオリジナリティも、自分の良さ分かってやってるじゃん……凄いな……。

そうだよね芝居のできる子多いってつまり表現力高くて自分の魅せ方分かってるってことだよな!!

それぞれ個性が強いのに合わさった時の最高のグループとしての一体感。

誰と誰が組んでもしっくりくる調和感。

魅せ方がうまくて表現力が高い。

楽曲によってメインが変わることによる幅の広さ。

……私の好きなパフォーマンスのパターンそのものじゃん……。

 

顔がいい。

トーク面白い。

楽曲がいい。

パフォーマンスが好き。

ドラマで誰かを知って→バラエティでグループを認識して→本業のパフォーマンスで落ちる。これってデビュー組の典型的なハマり方じゃないんですかね、普通。

 

こんな具合に、もうだいぶ沼落ちする条件はそろってた。

そんな私の最後の決め手は、やっぱり西畑くんでした。

 

2019年11月3日。デビュー20周年を迎え、21年目に突入する嵐が、デジタルに乗り込んでいくこと、2020年を単なるラストイヤーにしないことを会見で発表した。

その日のことを、西畑くんがジャニーズwebのブログで触れてくれた。

嵐のファンとして、そして嵐の後輩としての彼の言葉。

「嵐がいかに凄いのか」を語ったその口で、彼が続けたのは「嵐のようになりたい」でも「嵐を超えたい」でもなかった。

「なにわ男子にしか出せないアイドルを追求する」と言い切ったのだ。

その一言が、そりゃもうめっちゃくちゃに刺さった。雷に打たれるような衝撃とはこのことかと思った。アイドルとしての在り方、考え方が好きだと思った。これが決定打。

私は、その思考を好きだと思った瞬間が、いつだって完全な沼落ちの瞬間なのだ。

 

私のジャニーズの基準は今の嵐だ。嵐が理想のグループアイドルのロールモデルになってしまっている。だからこそ、他のグループにも手を広げようって、あんまりできなかった。多分どこかで嵐と比較してしまう、そんなのは嵐にも他のグループにも失礼だ、と思っていたから。

 

関東と関西。5人と7人。年の差の少ないと大きい。デビュー20年選手と、結成2年のJr.。

嵐となにわ男子の違いは沢山ある。

でも、なにわ男子はめちゃくちゃ嵐の曲が似合う関西初の王道アイドルだ。

嵐と違う部分、重なる部分。いろいろある。

嵐を好きになった要素や流れと似た現象で私はなにわ男子に興味を持ち始めたし、多分、嵐を好きになって気づいた「私はこういうグループが好き」「こういうアイドルが好き」に、なにわ男子がいくつも当てはまったから、好きになったんだろうな、とは思う。

けれど、他でもない、嵐を、二宮さんを尊敬し、ファンだという西畑くんが「なにわ男子はなにわ男子」という意識で、自分達だけのアイドルを追求していくと言っているのだ。

その言葉があったから、私は「彼らが嵐に似ていても、違ってもいい」「なにわ男子にしか見せられないものを、彼らが見せてくれるんだ」って思えた。2つのグループに優劣をつけることなく、嵐を好きな私となにわ男子を応援したい私が、矛盾することなく共存できる。そう思えたのは、その西畑くんの言葉があったから。

 

前から他グループと掛け持ちなんて無理だな、Jr.担になることだって絶対ないとずっと思っていた。2021年以降だって嵐のファンを降りるつもりなんて全くないから、他グループに降りるなんて考えようとしたこともない。嵐の代わりなんて、ない。

そんな私が、嵐を好きな気持ちを変えることなく、減らすことなく、他のジャニーズにはまることができるなんて思ってもみなかったなぁ。

なにわ男子は、そんな私の中にあった壁を全部綺麗にぶっ壊してくれた。

もうこうなったら、本腰入れてちゃんと応援するっきゃないなと。

全員が口をそろえて「デビューがゴールじゃない、スタートだ」という彼らの駆けていく先を応援したい。見たことのない景色を見てみたい。

 

彼らに興味を持ってから、一年は経った。

結果、私は去年興味を持ち始めたころよりもずっと、なにわ男子のこと好きだな、と思っている。これはもう、一過性じゃなく完全にハマってる。

とりあえず今は、メンズ校がとにかく楽しみでしかたない。全員の芝居が1クール見られるなんて、こんな贅沢ある!?

 

私は、これまでの歩みを見てこれなかった途中乗車のド新参者ですが。

彼らが掲げるスタートに立てるその日を、心から信じて願っています。そしてスタートからその先の未来も、ずっと応援したいなぁ。

 

 

今この時、2020年の私がテニミュに救われた話。

昨日。
朝起きたら、世界始まってた。

ミュージカルテニスの王子様4thシーズン開幕と
テニスの王子様の初のミュージカル化決定が発表された世界線爆誕

移動中、眠気を引き摺りつつも、いつもの癖でTwitterを開く。そこまではいつも通りの日常だった。けれどその2つの情報を見た瞬間、一気に覚醒して、眠気は彼方に吹っ飛んだ。動揺と混乱に頭ぐちゃぐちゃになりながらTLを見つめ続けた。
歴代のテニミュキャストの方々も驚きの反応を示していて、TLに沢山踊る「新テニミュ!!?」の文字は驚きと喜びに満ちていた。そして回ってくる愉快な大喜利めいたツイートから感じ取れるのは言いようのないほどの興奮だった。
見ているうちにじわじわと実感と、喜びと、期待とワクワクが込み上げてくる。
こんな気持ちはいつぶりだろう!

テニミュを通ったことのあるオタクは、絶対一度は考えたことあると思うんだけど。
テニミュはずっとずっと続いていって欲しい」
「でも3rdまでやったらもうアプローチやり尽くしてるんじゃないかな……流石に4週目はやらないんじゃない……?」
「いやでも新テニ舞台化は難易度高すぎるしシナリオもどこで切るのってなるしなぁ」
「でもテニミュ終わって欲しくない」
こんな思考のループに陥ったこと、無い?私はある。めっちゃある。し、友人達と話したことも一度や二度ではない。

だからまさか「4thシーズンもやるし、新テニもミュージカル化するよ!テニミュはまだまだ終わらないよ!!!」
って両方ぶつけられると思わないじゃん。ずるい。そんなん反則だ。

許斐先生が以前、「(新テニスの王子様を)ミュージカル化できるものならやってごらんと思いながら描いている」というようなことを仰っていたことを思い出した。
ああこれ、運営は「新テニ、ミュージカルでやれます!!やってやりますよ!!」って、許斐先生の挑戦を受けて立ったんだな!って。
その構図がもう少年漫画みたいじゃん、最高じゃん。そして無印3巡して沢山の演出ノウハウ生み出したからこそ行けるって思ったのかな、とか思ったらテニミュの歴史の重みに涙が出そうになる。

テニミュ長く長く続いて欲しいな~歌舞伎みたいに、それこそ父がn代目○○な二世キャストとか出てきてもおかしくないくらい続いて欲しい!!みたいなのは、オタクの勝手な妄想で夢物語なわけですよ。
テニミュ伝統芸能みたいに続いてくれたら、それはテニスの王子様というコンテンツが、仮に原作の連載がいつか終わってしまっても永遠に続いていくってことじゃないですか。
でもそれはあくまでもオタクの勝手な、現実度外視の夢だった。

でもそんなオタクの勝手に抱いてた夢物語が、どうやら現実になるらしいんですよ。
じっくりやった1stシーズンが7年、
多少駆け足だった2ndシーズンでも4年、
1試合ずつきっちりやった3rdシーズンは5年、
つまり、4thシーズンも数年単位のプロジェクトなのは間違いなくて。
てことはですよ、2003年に始まったテニミュ、4thシーズン中に20周年迎えちゃうんですよ凄くないですか。えっ、ヤバくないですか…………?!!20周年……?!!
今書いてて改めてこの事実にビックリしている。ついに青学が2桁の大台にのった!!と10代目青学に驚いたのはついこないだのことだった気がするのに。
原作アニメのみならず、ミュージカルすら20年選手になろうとしているなんて。テニミュ10周年は、2ndの時。Braveheartの歌詞じゃないけど、「まさかこんなに続くなんてさ」だ。

とにもかくにもテニミュが続く。嬉しい。
新テニがミュージカルになる。嬉しい。
その事実が最高に嬉しいサプライズのは大前提。

だけど、朝、私が心の底から喜んだ本当の理由。それは久しぶりにやってきた「純然だる未来の未知のエンターテインメント」だからだ。

2020年、コロナによって、私が行ける予定だったイベントは、ざっと20個は無くなった。
完全な中止、振替公演を予定するも再び中止、みたいになって完全に日の目を見なくなってしまったものもあるし、無観客という形や配信に切り替えたものもある。特別コンテンツを用意してくれたジャンルもある。予定していたものをとりやめた代わりに代替コンテンツを、としてくれたものもある。
どのコンテンツも「今この世の中でできる最善のもの」を届けてくれている。めちゃくちゃ有難かった、ものすごく嬉しかった。

それでも、「本当だったら見れる筈だったのになぁ」と言う未練はどうしたって消えてくれないし(だってチケットはあったんだよ)、「本来だったらここは○○だったのかな」とか思ってしまうこともある(当初の100%の構成演出ってどんなだろう)。ふとした瞬間に、「本当だったら、私の2020年には、あれもこれもあったはずなのに……」と落ち込んでしまう。嘆いたって仕方ないとわかっていても、その感情を制御するのは難しい。

ドラマの放映が開始する、嬉しい。でも本来の話数ではなくなってしまった。
舞台が再開する、嬉しい。でも、演出変更、客席数減。
映画が公開する、嬉しい。でも、後ろ倒しになったいくつの作品があるだろう。
コンサートがある、嬉しい。でも無観客あるいは無歓声になってしまう。
どうしたって、私が生涯で生で体感出来るエンターテインメントの総数は、彼、彼女らが生涯で行うことの出来るエンターテインメントの総数は、減ってしまったという事実が、頭から消えない。
嬉しいの裏に、絶対に何か悲しい気持ちが過ぎる。そう思ってしまう気持ちはどうしたって止められなかった。

だから、本当に、本当に久しぶりだったのだ。嬉しい、楽しみだ、ワクワクするで100%になる、プラスだらけの気持ちを持てたのは。
4週目にまた続く嬉しさ、新テニミュの未知への期待。ここにきてなおまだ新たな展開を見せるテニミュにワクワクする、こどもみたいな気持ち。まさか2020年中にこんな気持ちになれるなんて、夢にも思ってなかったよ。
自分でも思ってた以上に、たくさんの楽しみを、エンターテインメントを潰されたこの半年が、苦しくて、きつくて、心をやられてたんだな、と気付いた。
でも苦しいことに気づけるのって、悪いことじゃない。苦しいことに慣れきって麻痺して平気だと思い込んだままよりはずっといい。だから、今の今までめちゃくちゃキツかったんだって気づけるくらい、このテニミュの新たなお知らせは、私にとってかなりでかい出来事だ。麻痺した感覚を取り戻せるくらいの衝撃だったのだ。

……ここまでこれだけ語っといてなんですが。私、テニミュブランクがあるんですよ。
私のテニミュ歴はと言うと、1stを映像で見てハマって、2ndを全力投球で最初からリアルタイムで追っかけてた、まぁ2ndの亡霊と言うか、燃え尽き症候群みたいになって、3rdはちゃんと見れてなかったタイプなんです。
でも2ndの終わりを見届けてから6年ですよ。燃え尽き症候群も復活するし、亡霊が穏やかに成仏するだけの時間は経ってる。
(ちゃんと応援こそしていなかったけど、情報だけはなんとなく流れてくるままに見ていて、これまでミュに出てなかったキャラが出演したり、OBが戻ってきてくれたりとかそういうのには密かに沸いてたり。
おてふぇすのゲスト出演の時には生で10代目青学見てテンションあがっちゃったりはしてました。)
これだけの年数経って、またコンテンツに戻りたいなと思ってしまった時に、ちゃんと戻れるくらい続いてくれてること、しかもそれが新たな展開であること、感謝しかないです、本当に。

これは2018年、おてふぇすの時の自分のブログ
channelog.hatenablog.com
からの引用なんですが。
ゲスト出演した10代目青学が「tricolore」を歌ってくれたことについて。

「永い航海は続いてく きっと ずっと この旗のもと」
ずーっと、あの青学の旗のもとに、原作があって、アニメがあって、それからミュの青学は初代から数えて9代まで、バトン繋いで15年。そうして、新たな航海に挑もうとする10代目が今ここにいる。
たしかにこの場で歌うのは、「DEPARTURES」より「tricolore」だなぁ、ってなんかものすごく、グッときた。

この時の感覚が、蘇ってきた。
今tricolore聴いたら馬鹿みたいに泣いちゃう自信がある。なんなら脳内再生しているだけで既に泣きそうだ。
10代続いてきた青学のタスキを、また受け継いで航海に出る11代目がじきに現れる。
そして11代目の彼らが全国大会優勝を目指して駆け上がっていくのを見守ると同時期に、彼らが到達した先の未来を、新テニミュで見ることが出来る。
これは、原作やアニメではできなかった楽しみ方だ。未だかつてやったことのない楽しみ方だ。これをワクワクせずにいられるか?

テニスの王子様の未来は、テニミュの未来は、まだまだ続く。

何かの代替でも穴埋めでもなく、純粋な完全に新しい未来の楽しみ。
今年に入ってからなかなか持つことのできなかったもの。諦めかけてたもの。テニミュがそれを与えてくれた。
比喩でも大袈裟でもなく、2020年の私はテニミュに心を救われたんだ。

ところで、下手すると2021年って
テニミュ4th、新テニミュ、劇場版「リョーマ」、氷帝vs立海、もしかしたらアニプリ20周年企画もあるかもしれない……みたいな、テニスの王子様に忙殺される1年になるのでは?!!最高じゃん。
先の見えない今のこの世の中で、明確な先の光を見せてくれることが、どれほど得難くありがたいか。
テニスの王子様は、2021年いったいどれだけ楽しませてくれるんだろう!!

生きよう、楽しもう、未来を夢見よう。
だってまだ見ぬワクワクが、この先で待ってる。

貴女に捧げるラブレター

中西香菜さんが卒業するまであと、10日。
昨日、アンジュルムライブツアー夏秋福岡公演に行きました。私が生で見ることの出来る、最後のかななんの姿でした。

幼い頃、当たり前のように黄金期のモーニング娘。が好きだった女の子だった私が、大きくなってハロプロに再び興味を持ったのは、2014年の秋頃。LILIUMのDVDを見てからでした。
LILIUMのキャメリアに惹かれ、そのあとにスマイルファンジーのDVDを見た。ほんわかした顔、パステルカラーのパジャマを可愛く着た中西香菜さんが、めちゃくちゃかっこいい声で1人で「ヤッタルチャン」を歌っていた。その時の私はまだ、スマイレージの曲もほとんど知らない。LILIUMに出てる子達気になるな、ってだけで見て。
その見た目と声のギャップにめちゃくちゃビックリして、「えっっこの子好き!!!!!!」って思った。

ハマりたての私、突然の改名発表にびっくりする。そしてその名付け親がかななんでまたもビックリした。でも、ハマりたてだったからこそあっという間に「アンジュルム」という名前に馴染んだ。

そんなタイミングでハマったから、初めてリアルタイムに発売されるCDを買えたのは改名後一発目の「大器晩成/乙女の逆襲」だった。
大器晩成のキラーチューンっぷりはそりゃあ凄かった。けど私は「乙女の逆襲」がどうしようもなく好きになり、曲調、MV、どっちもめちゃくちゃ好みで、特に歌い方。私は、サビラストの下ハモのかななんの低音が本当にものすっごく好きになって。
元々かっこいい女性の低音ボイス大好きだったから、綺麗にかななんに落っこちた。

私は、パフォーマンス落ちのかななんオタです。
彼女の歌声が本当に大好きなんだ。かっこよく響き渡る無二の低音ボイスも。スマ曲の時の切ないキラメキをぎゅっと詰め込んだみたいな可愛い声も。
高音パートで少し裏返る声も。曲によって見せる色が変わる彼女の歌声が大好き。
ダンスも好き、凛とした姿勢、細くしなやかな手足を優雅に動かす、艶の滲んだダンス。指先に余韻を残すような手の使い方。
ふっと色気と儚さを滲ませる表情。口をキュって引き結んで控えめに目を細める顔も、楽しそうに笑う顔も、茶目っ気たっぷりな顔も。

かななんめちゃくちゃ可愛くて美しいじゃないですか。清楚な色気ってともすると矛盾では?と言われるような形容をしたくなるほど。そしてスタイルもめちゃくちゃいい。フォトブック「香菜」はマジで最高なのでみんな見てください。

強くてかっこいいアンジュルムの中で、彼女の女性らしさや色気の柔の雰囲気は、アンジュルムにさらなる色を添える。

かななんのパフォーマンスが好き、容姿ももちろん好き。でもアイドルを好きってそれだけじゃない、もちろん中身だって。
MCでふざけ倒すところも、いじけちゃうところ。自由なかななん。
ひとつのブログにたくさんの内容詰め込んじゃうところも、いつだって「来れる人も来れなくても応援してくれる人も」って言ってくれるところも。ファン想いのかななん。
優しすぎるくらい優しい、周りに気を使いすぎちゃう。新メンバーが入ってくると真っ先に沢山構い倒して、なのにその子がしっかりグループに馴染んだらそっと見守るようになてしまうとこ。メンバー想いのかななん。
もっと自分を出していいのにと思ってしまうくらい控えめで、けど魅力たっぷりなかななん。

私は前に考えてみたことがある。
もし最推しがグループを卒業したら、私は卒業した個人を追うのか?それともグループを追い続けるのか?
推しがいるからグループが好きなのか、グループにいる推しが好きなのかってのは、割とオタクの命題だと思う。
けどそれは全部杞憂に終わる、私は推しの今後をファンとして応援し続けられない。だって彼女は表舞台をおりてしまうのだ。もう見られない人になってしまう。だから、発表されたときはもうそりゃめちゃくちゃショックだった。なんでどうしてって思ったし、数日間ずっと虚無感と戦ってた。いまだってふと泣きたくなる。
やさしい環境に甘えていられない、なんて。
もっと甘え続けていいのに、だって貴女そんなに甘えていなかったでしょう?
そもそもその環境が本当に優しく温かいものだったのかすら、とか。色々考えてしまった。
でも彼女はもう決めてしまっているのだ、その決定は覆らない。私が泣いても虚無でも時間だけは無情に過ぎていく。

パシフィコ横浜に行った。
フォトブックの発売イベントに行った。
福岡公演に行った。

私が彼女に会える機会は、もう全て終わりました。かきながらまた泣きそうだな、そうか、もうかななんに会えないんだな。うん。
スマイレージが好きだというその思いだけでアイドルになってくれて、8年間続けてくれて、ありがとう。貴女は私にとって最高のアイドルです。

アイドル中西香菜の最後の日。私は、ライブビューイングでその姿をきっちり記憶に心に目に焼き付けたい、見届けたいと思います。
貴女が最後にステージ上から見る景色が、これまでで1番幸せな光景になりますよう。アイドルやってきて良かった、悔いのないアイドル人生だったと思える特別な時間になりますよう。
沢山の人に愛されたアイドルだったんだと、どうか伝わりますよう。

そして、どうか、どうか。ステージを降りた中西香菜さんの人生が、たくさんの幸せに満ち溢れたものになりますようにと願わずにはいられません。

そして私はこれからも中西香菜さんが幸せに生きていますようにと密かに祈りながら、貴女が名前をつけてくれた天使の涙を応援していくのだろう。

でもまずは、あと10日。アンジュルムの、アイドルのかななんを全力で応援するオタクでいようと思う。

\超絶可愛い!!かななん!!/
結局はラブですよ。

自担が結婚しました。

タイトルの通りです。自担が結婚しました。
書いててびっくりしますねこの言葉。グループの中でも初めてですもんね。最初に結論をいえば、今現在、私はやっぱり二宮担のままです。嵐ファンのままです。ただ今の気持ち残しておこうかなと思って書いてます。

私は彼が1番最初になるとは思っていませんでした。なぜかと言えば「アイドル二宮和也」があまりにも結婚とは程遠い存在に見えていたからです。
休みの日はゲームばっかやってる、超高層階に住んでいてルンバが沢山あってプール付き、でしたっけ?給料はおにぎり何個だとか。オタクが知ってる彼のプライベートは、こんなお話ばかり。これがウソかホントかなんて話は野暮ってなもんで、私はまたいつもの二宮節トークだな、って笑って聞いている。
生活感のあるようでないプライベートトーク、虚と実織り交ぜた独特の言葉回し、そうやって彼はいつでも「アイドル二宮和也」の最適解で居続けてくれている。だから私は私がファンやってる二宮和也というアイドルと、結婚って言葉がずっと結びつかなかった。結び付けずにファンをやっていられた。

発表があった日、トレンドに上がってるのをみても心が全く動かなかった。どうせいつもの週刊誌ネタだなとスルーしていた。この一年足らずで「嵐の言葉だけ信じる」がもう魂レベルで刻まれていたから。
で、22時を回った頃。公式ページに直筆のコメントが載りました。
「あ、マジか」
って思った。いつものくだらない週刊誌のアレ、今回はマジやったんか。そっか。

「なんで今?」
「休止の時は全く漏れなかったのにどうして今回は漏れたのか」
「兎にも角にも週刊誌は滅びてくれ」
浮かんだのはこの3つ。けどその晩のうちに、割とそれぞれに対する自分の意見はそこそこ纏まっていた。今考えてもあの時の私、割と落ち着いていたな、人間まじでびっくりするとかえって冷静になるんだろうか。

休止前に結婚するなんて思わなかった。コンサート直前に発表するなんて思わなかった。
→じゃあ本当に休止後発表だったらどうする?
本当は結婚のための休止だっただの、グループ休止した途端にか、だのと叩かれる格好のネタになったんだろうな。そしてそれに対して彼らがどう応えるのかも見られない可能性だってめちゃくちゃある。その方がキツくない?少なくとも私はそっちのがきついと思うだろうな。
ツアー終わりだったらよかったのか?けど来年だったら余計に「あと1年もないのになんで今なのもうちょっとだけ待ってよ」って、今よりずっと強く考えただろうな。だったら、今の方がまだいいかもしれない。
ツアー前にしなくても、ってのはある。でも、嵐の忙しさ考えたらいつ発表したってどうせ荒れるなぁ。いつだって何かの大仕事の前だ。いやお仕事多すぎでは?もうちょっとちゃんと休んで欲しい。
そして火曜22時の発表。……月曜じゃなくて良かった、翔さんがzeroある日から1番遠い日で。VSのある木曜でもなくて、その前日の水曜日でもなくて。しやがれのある土曜でもない、その前日の金曜日でもない。………あれ、どうせでるなら火曜が1番マシだな?
発表時期に関しては納得できなくもない。最善とは言わずともベターなのでは?
って結論に、発表があったその日の晩には至っていた。

どうして漏れたのか。メンバーの声だけ信じていればいいんじゃなかったのか。
→これに関しては腹が立つ。本人ではなく週刊誌に。メンバーが悪いのか?っていやそもそも他人のプライベートをストーキングして売り物にしてる週刊誌の在り方がまずどうなんだよって話では。アレなんで許されてるんですかね意味が分かりませんね?
「本人の言葉で最初に聞きたかった」
SNSも解禁されたからこそ余計に、それがとにかく悔しかった。悲しかった。
→でも、「嵐」として運営するSNSで、二宮さん個人の発表をされたらどうよ?
嫌だな、せめてFCで発表してよ、ファンに向けての言葉で話してよってなるな。やっぱ下手にSNSで言われたくないからよかったな。今まで「公式アカウント」としての機能を上手く使ってくれてるSNSで、私的な話は、うん、やっぱもやもやしただろうし。
というわけで結論、やっぱり週刊誌は滅んでくれ、それだけだ。
嵐に裏切られた、自担に裏切られた、は不思議と思わなかった。

ここまでが、発表されたその日の晩の私の気持ち。うん、改めて書き起して思うけど、全くもって、嵐に対する、二宮さんに対する負の感情がない。困った。そりゃショックはもちろん受けているんだけれど。お花畑になってる訳じゃないはずなのにあまりにも淡々と「負の感情を向ける程の理由が見つからない」と分析してしまっている。」

だから翌日はとっても困っていた。ショックだとか辛いとかの感情はあるのに理由があまりにも見つかってなくて、なんだか虚無感でずっとぼんやりしている。いっそつらさで泣いてしまうとか、怒って嫌いになるとかならすっきりできただろうに。どうしたら私は、この件をきちんと自分の中で折り合い付けられるのか。

その日1日、ネット上で色々な意見を見た。ファンの人のもだけれど、ファンじゃない人のも沢山。
あ、私これが嫌だったんだって思った。
二宮さんが悪く言われているのを見るのも、嵐に不信感を抱く人のコメントを見るのも、二宮担可哀想って一括りにされるのも、そう言う外野の声が世に溢れるのが嫌だったんだ。
勝手に気持ちを代弁しないでよ、私の気持ちは私の物だ、二宮担だからこう、嵐ファンだからこう、なんて勝手に言わないでよ。嵐のことを、ファンのことをネタにして遊ばないでよ。あなた達には関係ないじゃんって。
でも、理由がわかったと思っても、やっぱりその日ももやもやしたものは、残ったまま。
いやモヤモヤというより不安だったのかもしれない。

「私は今、嵐を見て、二宮さんを見て、本当に好きって言いきれる?」

いざ見たら、今までみたいに好きって言えなくなるかもしれない。そんな不安があった。でも、木曜日の昼間に更新された5×20+を見たら、なんかもう笑ってしまった。「うわ、この嵐が好きだ」すとんと、シンプルにそう思った。私は、「今このタイミングで、知った上で、彼らをみて好きだと素直に思えた自分」の感覚が全てだと思った。その日のVS嵐スペシャルは、そりゃもうめちゃくちゃ楽しんだ、すっごく面白かった、超最高だった。
見終わる頃には、札幌公演が終わっていた、誰も一言も触れなかったらしいと知った。正直良かった、と安心してしまった。だってもし、あの直筆コメント以上を語られていたら、私は「彼らの言葉そのもの」ではなく、「レポという名の誰かの手が加わって意訳された言葉」でしか、それを知る術が無くなってしまうということだから。それに、「祝ってください」なんてそりゃ言わないだろうけど、「ごめんなさい」なんて、もっともっと聞きたくない。「結婚」っていう本来祝福されるであろう事柄を、謝罪すべきものとして語って欲しくない、って思っていたから。だから、触れずに「変わらずコンサートをやりきった」って知って、ああ本当に二宮さんは「今日からも変わらず」を実践してくれてるんだな、とも思った。
その日の、5×20+の公演後の投稿を見た。本当の意味で、「発表後の、彼の今の姿」を、初めて見ることになった。
負の感情はない、もやもやも、あれ、意外と無いな?
ていう理性的な分析をする前に「えーー!かわいーーー!!」が出た。
そこで自覚した、私は「自担が結婚したという事実に冷静に対応出来ている自分を認めるのが怖かった」のだ。だからずっと理由探しをしていた。ショックを受けない筈がないのになぜ私はこうも落ち着いていられるのか、本当にファンだよね?みたいな。だってずっと「もし自担が結婚したら、リア恋的なハマり方は全くしてないのに絶対めちゃくちゃきつい」ってずっと思ってたから、いざそうなったのに冷静な自分が理解できなかったんだ。
自担が結婚したら今までみたいにアイドルとして見られなくなる、偶像として認識できなくなる、と言うのが不安だった。でも違った。
二宮和也という男」が結婚しても「アイドル二宮和也」は何も変わらなかった。ファンが見ることの出来るのは「嵐でアイドルやる二宮和也」だけで、それが変わらないなら、私も変わらず「アイドル二宮和也が好き、嵐が好き」でいいんだなって。
私は知っている。1月27日に嫌という程思い知った。彼らは永遠なんてないって思い知らせてきたはずなのに、「永遠を夢みてもいいんじゃないか」って思わせてくれる存在だってことを。嵐が、どれだけ嵐を大切にしているかも。二宮さんが嵐にむける、あまりにも重たすぎるくらいの愛も。

だからこそ、FC向けに、直筆で、いつも絶対見せまいとしてくれていたはずの「一人の男としての二宮和也」を見せてくれて、声を聴かせてくれて、ありがとうございます。めちゃくちゃ貴重な姿を、見せてもらえたんだなぁって思っています。
今なら素直に思える。二宮さんにとって大好きで特別で大切なグループが、人生の大きな決断をする上での、彼にとっての制約に、枷になってしまわなかったこと。嵐にとって、二宮さんの「一人の男」としての決断が、枷になるって判断されなかったこと。グループを皆が皆大切にしたまま、この道を選ぶことが出来たこと。良かった。

その後にでたどんな報道も、私は知りません。だってそれは、二宮さんがファンに向けて直接伝えてくれた言葉ではないから。だったら、たとえその中にわずかでも事実が含まれていたとしたって、私が知る必要のない情報だ。私が知っているのは、二宮和也が結婚したという事実、そしてこれからも変わらずアイドルでいてくれるということ、そしてそのふたつを彼自身の文字でファンに届けてくれたこと、それだけが全てで、真実だから。
今日からも変わらず、と貴方が言ってくれるなら、こちらだって今日からも変わらずファンで居続けます。というか居続けたい。そういう人間も、ここに1人はいるんですよ。
だから、どうか幸せになってください。幸せでいてください。1ファンとしての、私個人の勝手な願いは、それだけです。

私はこの件はもうこれでスッキリしたんだと思っていた。結局一度も泣かなかったな、私。って思ってた。

さらに翌日。15日。毎月楽しみにしてるのに一気に色んなことがありすぎて抜け落ちてましたよ。「オトノハ」更新。読んで、泣いた。比喩とか誇張とかじゃなく涙が出た。今回の件が出てから、初めて泣けた。
「こんな素敵な言葉を紡いでくれる人が自担の傍にいてくれる。それも、あと3人もいるんだよ」ってことが嬉しくて、自担には最高の仲間が四人もいてくれるって安心して、そんで、嵐のファンでいられる自分が、この翔さんの言葉にぐっとこれる自分がなんて幸せなんだろうって、泣いた。
私の泣き所は、辛い苦しい悲しいじゃなくて、こっちだったんだなって、本当の本当に、やっと、気持ちの整理をつけることが出来た気がしました。


推しグループの休止が決まっても、自担が結婚しても担降りできなかった。それどころか「嵐最高だな!!!!!」って気持ちは増える一方ですね。今もそう。なんでか私は今回の件ですら「やっぱ嵐最高だな!!!!!」ってなってる。困ったな。こりゃもう逃れられそうにもないな?

というわけで、私は変わらず、今日も、明日も、勿論2021年以降だって、嵐のファンで、二宮担です。お花畑?そりゃそうよ、だって最高の夢を見させ続けてくれるアイドル「嵐」を推してるんだからさ!

というわけで今の1番の正直な気持ち。
「来年の新国立のコンサート、絶ッ対行くからな!!!!!」
以上。

そして幕開け第2章~アンジュルムinドーム~

というわけでFUKUOKA MUSIC FES行ってまいりましたーー!!
思い起こせば情報が解禁されたあの日、「アンジュルムが?ドームに?しかも福岡の?行くしかない???」
即決でした。友人と浮かれ倒したラインをしてチケットの先行申し込みはいつだと気をはやらせていました。
そして気づく。あれ?これもしや6月18日よりあとの初ライブなのでは…?
えっ新体制初お披露目が…地元の…ドーム…?
いやいやまっさかぁ、そんなわけないない絶対都内近郊で単発ライブあるって~
なんて言い聞かせて過ごす日々。しかし待てど暮らせど情報は出ず。えっまじで??ほんとに??
そんなこんなでもう当日。
コンサートでドームに来るとか嵐でしか来たことないんだが?!えっ嵐とアンジュルムが同じステージに立つんですか???これは夢???
座席につく。じわじわと込み上げる実感。

アンジュルムはまさかのトップバッター。福岡初のドームでの音楽フェス、それのど頭任されたアンジュルム、竹内リーダー率いるアンジュルム第2章の幕開け。もう、既に興奮すごい。
オープニングアクトの間は会場が明るくて、あれこれペンラOKだっけ?てかアンジュルムオタクどのくらい来てるんだーー!!仲間はどこーー!!って思ってたら、会場は消灯、アリーナで、スタンドで、あちこちに見えるペンライトの明かりにめちゃくちゃほっとして。
「衣装何かな?グッズのやつかな?」
「てか何歌うんだろ!」
そわそわして、ついに。
スクリーンにでかでかと映される「アンジュルム」の文字。それだけで泣きそうになった。
現れたのは、輪廻転生での1着目のギラギラした真っ赤な衣装。あやちょの赤を全員が身にまとって始まる第2章…………えっ、エモか???
たけによる曲紹介で判明する1曲目「大器晩成」よかったら真似してみてください!なんて煽りとともに。
最高では……?
改名後一発目、アンジュルムとして最初のシングル。アンジュルムの始まりの曲を、輪廻転生の衣装で、第2章の幕開けに持ってくる。ずるい。
そして違和感、ドコ?
既にアンジュルム11人体制完成してない?ってくらい、びっくりするくらい違和感も、喪失感も、危うさもなかった。でもこれはソロがほとんどない曲だから、かも、と思ったんだけど。以降の曲でその疑念は完全に払拭された。
大器晩成唯一のソロのCメロ、あやちょのパート。誰が歌うのかって予想はしてた。予想通りの人だった。でも、だからこそ泣き崩れた。竹内朱莉アンジュルム2代目リーダー。たけが真ん中にいて、あやちょのパートを歌い上げる。竹内リーダーの始まりとして、こんな完璧な継承あるか?
ラスト、オタクの大合唱になる部分「一緒に歌ってくださいねー!!」と煽るたけ。外部フェスでのアンジュルムを生で見るのが初めてだったからなんかすごく新鮮に感じたし頼もしく感じた。
2曲目、何来る?って思った、ら。始まるイントロにまた崩れるかと思った。
「次々続々」
いや畳みかけすご過ぎない?!!フルスロットルじゃん!!!!
正直自分の中で1曲目に大器晩成か、次々続々か、I 無双 strong!でぶちかましてくれたりしないかなと妄想してたのでこの二連チャンは最高すぎた……。
あやちょの「大人じゃん」はふなちゃんに。そう来たか!!と思った。
「変わらぬままそこにある真理」は誰が……たけかな……?なんて予想してたらなんと莉佳子でめちゃくちゃテンション上がってしまった。そしてラスサビ前の、4人のソロで歌いつなぐあやちょパートはりなぷーへ。
2期とむろになってエモさに呻く気持ち伝わります?!!

そしてMC。アンジュルムでーす!!という挨拶。そしてむろとりかこによる「声出せますかー!!」という煽り。あー3期がもうこんな2番手ポジションなんだな……と噛み締めてみたり。
さて3曲目。聞き覚えありすぎるイントロ。私はこの衣装でこれから始まるコンサート5回見たんやぞ!!!!えっやってくれるんですかまじか!!!!??
「赤いイヤホン」
ほかのと違って12人体制でしかしてないアルバム曲。それをあまりにもかっこよくって……。1番記憶に新しいのが輪廻転生ラストだから、衣装も相俟って過ぎってもおかしくないのにそれでも、喪失感が全くなかったの私。あ、アンジュルム好きだ、ってめちゃくちゃ思った。
あやちょのこの曲以降の細やかなソロパート実は覚えきれてなくてあれなんですけど(馬鹿)、結構バラけていた気がするのがすごくぐっときた。かななんにもあやちょのパートいってる曲あって思わず崩れ落ちました。はい。
次にかかるのは、「マナーモード」
いや攻めるな?!!3人メイン曲、そのうち1人があやちょなのにもうぶっ込んでくる?!!だ、誰がそのポジションを……って、り、りなぷー?!!っていう何重も驚き。
これだって、あんま考えたくないけど10月以降またガラって変えなきゃいけなくなるポジションよ……?でも配役としてめちゃくちゃ適役なのもわかる、だからこそなんかすごく感情揺さぶられた。
次。「泣けないぜ・・・共感詐欺」
いやぁ…赤いイヤホン→マナーモード→共感詐欺。なにこのセトリ。ずるすぎでは???私個人的に「今のアンジュルムを知ってもらうにあたってぜひ見てほしい3曲」だったのでほんっと……。女の子だから強くて可愛くてかっこいいアンジュルムで畳み掛けられて私は泣いた。あとあやかなパートのなら暇がふなちゃんとになってて大阪コンビー!!かっこいいよ!!って叫びそうになりました。
ここでまたMCタイム。かむちゃんからハロコンとロッキンの宣伝!
ハロコンは開始がいつからどこで始まって、福岡ではこの日にあります」
ということ、「ロッキンの出演日、それからちょっと遠いですけどよかったら」という言葉選び。この2つに絞ったの天才では?
アンジュルムハロプロ所属であること、もし興味持ってくれたなら次福岡で見れるのはこの日だよっていう情報。
フェスに来るような客層わかってのロッキンの情報。実際周りに座ってたアンジュルム知らない人たちから「えっロッキン出るんだ?凄いね?」なんて声も聞こえてきた。
川村有能文乃は伊達じゃない……。
そしてラスト、一緒に盛り上がってくださいという言葉にこれは…?!と思った。待ってました「46億年LOVE」
ドームで46億年LOVEを歌うアンジュルムを見られる???えっ何このご褒美???
あとあやかなパートがたけかなになってて泣いた。あと遠目だからこそわかる。46億年LOVE間奏のダンス意外とめちゃくちゃ目を引くというか、ステージ映えする。ステージに散って楽しそうに歌うアンジュルム。いやドームで46億年LOVE?まじ?(2回目)
これが、今回の最後の曲。

初陣だったわけですよ。まろ卒後、めい卒後のアンジュルムを見た時、こんな安定感安心感あったっけ……?当時はもうほんとここからが新しい始まりだ!!頑張れ!!応援するよ!!って感じに見てたはずなのに、11人があまりにも頼もしすぎた。かっこよすぎた。えっすでにかなり出来上がってない?
リーダー交代という初めての経験、みんなの支柱であったあやちょのいないステージ、初めて立つドームでトップバッター、初見さんばかり、いつ席立たれるか分からぬほぼアウェイな空間。
そんな中での、初陣だったのに。歌声、ダンス、表情、みんなみんなどれも最高だったんだよ。モニターのカメラワークはけっして安定してるとは言えなくて、なのに誰が不意に抜かれたって最高を見せつけてくれてた。

OAにはLDH系列のグループがいて、そのときのお客さんの盛り上がり凄くって。だから、そのあと席を立つ方は沢山居た。アリーナは空席が結構できてた。やっぱり悔しかった。見て欲しいって思った。15分だけ待って、そしたら始まるから!聞くだけでもいい、アンジュルムを知って!!って念じながら、アンジュルムの出番を待ってた。
でも、アンジュルムを初めて見ただろうにステージをまっすぐ見続けたままの方も沢山いてくれた。体を揺らしてのってくれてる人もいた。終わったあとに「アンジュルムだっけ…?凄かったね!」って話してる人の声も聞こえた。
だから、彼女達の魅力が届いた人はいるって思いたい。


福岡初開催のイベントのトップバッターに、アンジュルムを呼んでくださったの本当に嬉しい、ありがとうございました……!!
色々思うことはそりゃある、でもこの経験を糧にしたアンジュルムが更に進化するってのは、信じられるから。
ドームでアンジュルムの第2章幕開けが見られるなんて、こんな幸せがあるなんて知らなかったな。嵐がコンサートを見せてくれた空間でアンジュルムがコンサートをしたなんて、未だに夢みたいだ。

アンジュルムの未来は明るい!!どこまでも応援するよ!!!!!!

神々しいほど偉大なあなたへ

2019.6.18 輪廻転生~あるとき生まれた愛の提唱~、ライブビューイングに行ってきました。ずっと来て欲しくなかった日が、ついに。
このツアーは初日含め座間2公演、福岡2公演入ってた。座間から福岡まで1ヶ月あって、その間に同じセトリなのに見違えるくらいパフォーマンスが変わってた。そっから更に1ヶ月。卒コンだからセトリも変わる、武道館だから演出も変わる。
だけどそんな形式の話だけじゃなく、何もかもがまるで違った。

めちゃくちゃ長くなるけど書く。今思ってることそんまま残したい。もはやレポでも感想でもなんでもない。私の感情ダダ漏れなだけ。

1年と2ヶ月と10日とちょっと。あやちょの卒業が発表されてから、今日まであやちょが私たちにくれた時間。まだまだ沢山あるって思ってたのにね、気づいたらもう今日が来てしまっていたよ。
最後の時間が来て欲しくない、でもこれまで見た事のない最高で最強アンジュルムを見せてもらえるに違いない、そんな相反する思いを抱えたままライブビューイング会場に着きました。今日1日ずっとアルバム聞いてた。気持ちは高ぶるけど実感はわかない。けど涙は出る、みたいな。
そんなこんなで迎えた開演時間。

ド頭の『赤いイヤホン』
これは、なんだ?って思った。ホールと変わらぬ一曲目。生で4回見てるしハロステに上がったからずっとリピってたし音源だって聴いてて。けど全然違う。声も、顔も、ダンスも。私の知らないアンジュルムがそこにいた、誰も彼もが今まで見た事のないくらい、鋭利な剣の切っ先のような、圧倒的なパフォーマンス。喰われる、って思うくらいの、圧の強さ。なんかもうかっこよすぎて泣いてた、間抜けに口を開けて、泣きながら、振る力を失ったまま赤いペンライトだけ握りしめて。はーちゃんあなたいつからそんな表情するようになったの、伊勢ちゃんもう貴方ずっと前からいたでしょ。初単独ホールの座間からたった2ヶ月、ここまで変わるんだね。

2曲目、3曲目まではホールコンと同じセトリ。けどパフォーマンスが過去最高で殴りかかってくるからもう見惚れるばかりで。 そしたら来た『恋はアッチャアッチャ』が。
いやお前もっと後ろの方にいたよな?!さすがに4回行ったからセトリ覚えてるぞ!!
この時点で「あ、卒コンセトリに切り替わるやつ。もうなんもわからんやつ」って悟った。
このあとに流れた映像で、うるうるきつつも堪えてた涙腺ぶっ壊れた。ツアーでopに流れた、加入年と名前が期ごとに流れていく映像に、卒業したメンバーの名前が追加された。
あやちょとともに、ゆうかりんさきちぃ、まろ。和田彩花という文字に吸い込まれるように消えていく。2期の時にはめいめいが、3期の時にはあいあいが、同期の名前に溶けてゆく。「今のアンジュルム」は12人だけど、スマイレージからアンジュルムが今に繋がるまでにあった過去すべて。それがあっての今。一人一人が歴史の中に息づいてるんだって。彼女たちからお花が届いてたというのも聞いていたので余計に泣いてしまった。

恒例の花束とお手紙は矢島舞美さん。今やハロプロリーダーで歴も年齢も1番上になっていたあやちょが、「後輩の顔」になる、幼くなる姿が可愛かったなぁ。

『良い奴』『地球は今日も愛を育む』は変わるだろうと思ってたのですが案の定なくなり。夢15とミスナイ。
スマ曲なのに色気が!艶が!と毎度あわあわしてしまう。ここセトリ前後してんなぁ、と認識できた。けど頭働いたのはここまで。
あれ、たけかみが背中合わせになってる、え?
『忘れてあげる』
おっっ前ホールツアーにおらんやったやんけ!!!!正直これが追加されると思ってなくてめちゃくちゃビックリしました。好きなんですよこの曲………そんでこのあと来た『帰りたくないな。』で納得。これに繋ぐために入ったのか………。この曲は絶対追加されると思ってたのですが、なるほど。
強い曲の多いアンジュルムだからこそ、こういう声の可愛さを聴けるバラードって不思議な感覚。この曲をキラキラとした笑顔で歌うアンジュルム見てたら、やっぱりうるうるきた。いかないでよあやちょ。ずっとみんなと笑っててよ。

衣装替えのタイミング。伊勢ちゃんから順に、昔→今の写真が流れる。幼くて可愛いなーってところから、今のを見ると「大人になったな!」ってビックリしちゃう。特にりかみこかっさー、もう顔立ちが全然違うよ。
そして、3期まで来て、1枚挟み込まれた6スマの写真。そんなん来たらボロッボロですよオタクは!
2期の写真見たらなんか、「綺麗になったな……」って娘を嫁に出す父親みたいな気分になった。あやちょ。誰もか思うような可愛いアイドルから、今のあやちょへと。選ばれた写真は美術館の前で笑う可愛いあやちょだった。12枚の写真が重なってく。いま、このバラバラの子達が「今のアンジュルム」なんだなぁ。
しみじみした、すっごいしみじみした。

そしたらまっったく知らないターンが、来た。
はーれい引き連れたあやちょで『スキちゃん
もう人数多くなってきたからスキちゃんコールできないよなーあやちょの最後にはあやちょがスキちゃん!!ってしたいけどなぁとか思ってたので、「えっ夢?」ってなった。まだソロパートがあまりないはーれいのソロの声こんなに聴けるとは思わなかったし曲が曲だしめちゃくちゃ可愛いしで大混乱。
あっこれ期ごとにあやちょと歌うターンか!!と思った、ら。
イントロが切り替わる。カメラは客席付近のステージからセンステへ。かわいいからかっこいいへのギアチェンジ。
ステージには4人。そこにあやちょはいなくて、いるのはゆめ組で、はじまるちょいカワ。泣きながらめちゃくちゃ笑った。アンジュルムサイコーじゃん。なんだよこれ。「あやちょと共に思い出づくりの最後の曲」じゃないよ、「私たちは私たちだけだこんだけやれるんですよ!和田さん!」って宣言してるみたいに見えるよ。
ああ、あやちょの言う通りだ。あやちょの卒コンだけど、あやちょだけが主役じゃない、みんなが主役。あやちょのラスト、ってだけじゃなくて「アンジュルム第一章の終演、そして第二章の幕開け」なんだ、これ。
ゆめ組で1曲やるのみれてほんとよかった…ていうかかむちゃんいつの間にこんなかっこいい歌い方身につけたの……ふなちゃん圧巻、かみこの強さをみにつけたクリスタルボイスは最強、かっさーの表現力に唖然。ゆめ組のいるアンジュルムの未来明るすぎでは??好きしかないな??
またまた客席付近のステージへ。ゆめ組ってことはこれは2期3期くるか………?
そこには2人だけ。うっっっわ、強い(強い)
えっすすきのってこんな曲だったっけ……?こんな、バッキバキにかっこいい曲だったっけ???歌、表情、ダンス、…いやもう何もかもが強い、パフォーマンス力を数値化したら多分今スカウターぶっ壊れてる。フリーザ様も真っ青。
いやあの激強なゆめ組の上にこんなんおったら誰も勝たれへんやんけ………おい………
ていうかメドレーなのにワンハーフ?くらいやってくれてボリュームがすごいな!
次2期くるな、と覚悟決めようとしたらりかむろが、ゆめ組が、はーれいが、イントロに合わせてダンスを踊っている姿が次々切り替わるカメラに映し出される。そのあまりの美しさに見惚れていると、それに導かれるようにメインステージで2期の『私の心』が始まった。この曲聴くとまろの最後や、変わるもの変わらないものを思い出して胸がきゅうってなるんだけど。私2期って歌声に感情を乗せるのがめちゃくちゃ上手いと思っているので、曲とハマりすぎてるのもあるけど。あぁこの子達が今度はアンジュルムの1番上に来るんだな、ハローでも1番上の先輩の代になるんだな、って。あやちょの卒業発表したあたりも、後輩達が不安や涙を露わにする中でカラッと大人に振る舞って。そんな彼女たちが、この曲を今こんなに切なく歌うんだな、ってなんか、いや私が2期に思い入れあるからなのもあるかもなんだけど、めちゃくちゃ胸に来てさらにボロボロ泣いて。涙拭ったら手が邪魔で見れなくなっちゃうってボロボロのまんまスクリーンを見つめてた。2期の3人が、どこまでも美しかった。
センステにあやちょが1人たつ。その後ろをついてまわるみたいに星型の照明が。アッて思った。かかる曲は『シューティングスター』
武道館で、この曲で、あやちょが歌う。あいあいと2人で歌っていたことを思い出した。あれからもう4年も経つんだね。
センターステージにたつあやちょを、メインステージで見守る後輩たち。
『交差点』
この曲をこうして見るのは3度目だ。歌い出しはかみこになってた。私の記憶にあるのとまったく異なる歌割りに、なんだろう。今更ながらにあれからそんなに経ったんだなって思った。せり上がるステージの真ん中にたつあやちょ、かこむ後輩たち。初めは輪っか通りに立ってたから、1箇所空いた輪廻転生ツアーのマーク。ああ、あやちょはここからいなくなるんだなぁ。
この曲はアンジュルムにとって卒業の象徴みたいな曲になってて、どうしても涙腺が刺激されるし、メンバーにとってもきっとそうだったんだろうな。
これまで涙を見せずにパフォーマンスしきっていた中、一番最初に涙で声をつまらせ、歌えなくなったのは意外にも、っていうのも変だけど、りなぷーだった。それにつられるようにほかのメンバーも涙を流しはじめて。
お前は何度目だよ、と言われそうなんだけど。りなぷーの涙に、また涙腺にガタが来てボロ泣きした。あやちょが笑顔で泣き崩れそうなかみことたけを優しく包んでて。ずっとよき先輩であり続けたたけが、幼い子供みたいに甘えるみたいにしてなく姿は、見ていて胸がものすごく締め付けられた。
後輩たちが涙を流して、同期のひとりは歌えなくなって、もう1人は赤ちゃんみたいにぎゅって顔をしかめてあやちょに寄りかかる。そんな中で僅かに瞳をうるませながらも凛とパフォーマンスをし続けるかななんが、ものすごく印象的で、そういえば前の卒コンでも、そうだったなぁと。かななんはずっと涙をこらえて凛と笑顔で立ち続けてた。泣いていいんだよ、と言いたくなった。
続くのは『夢見た 15年』
そうだよなこの流れで持ってくるよな畜生鬼か!!!!自分はボロボロに泣いたままなのに、泣き腫らした目でそれでもキラッキラの笑顔で歌う子達をただただ見つめた。落ちサビ、むろのソロは、目が涙で潤んで、声は震えててそれでも歌いきって。かみこ。涙こそ浮かんでたけどしっかりと笑顔で歌い上げてて。強いな、強くなったなぁ、凄いな、って思って泣いた。こっちは泣いてばっかだよライビュで見てるだけなのに。

このメドレーからのターンで着ていた白ジャケットに黒ワンピな衣装。シルエットもジャケットの飾りもすごくスマイレージっぽかったのね。けど、スマイレージだったあやちょと2期は長袖のかっちりしたジャケット、3期以降がふんわりした袖だったのがホールツアーの時からめちゃくちゃ印象的だったんだよね。

衣装替え、MCタイム。
かみこ以降の後輩組が先。だからトークの仕切りがかみこ。なんか不思議な感じ。はーちゃんとかっさーのここまでの感想は「とにかく楽しい!!」で。緊張してたけどふっとんだ、っていうはーちゃんも、爆発しました!っていうかっさーも愛おしい。後輩組だけでの客席煽りも新鮮だったなー。
次はあやちょ~3期のアンジュオリメン組。
たけが甘えるみたいに泣いたことをいじるりなぷー、
すかさずそっちが先に泣いて歌えなくなってたじゃないかと反論するも「心の中で歌ってたもん、皆さん聞こえてましたよね?」なんて言い張るりなぷー。いやもう好きしかないなここ…あやちょに指摘されてもなお「心の中で歌ってた」と言い切るりなぷーのぶれなさよ…。ここのたけりなでめちゃくちゃ笑っちゃったよもう…ずっるいなぁ、好きだなぁ。そんで、かななんは「和田さんの目を見たら泣いちゃうから見ない」「なんで見てくれないのー」って、ああもう。強くあろうとしないでいいのよって思っちゃう。

たけが男性の皆さん楽しかったですかー?と煽り、りかこが女性の皆さん楽しかったですかー?と煽る。現地もめちゃくちゃ女性多くない…?ライビュ会場はむしろ半数以上女性では?くらいいたんだけど。現地もそうなのってすごい。

後半戦はもう、定番っちゃ定番なんだけど火力高すぎでは…というか私ライビュなんだけど現地に居ないはずなんだけど「ライブ感」があまりにも強くて、スクリーン越しなのにそれでもめちゃくちゃ伝わってくる迫力。あとこれ序盤からそうなんだけどライビュ会場でもペンラで軽く振りコピする勢多くて(私含め)、ドンデンでもちゃんとペンラ左右に別れてて感動した。
この辺でまたホールの記憶を取り戻したので次々続々→ドンデンと来た時点で「嫌だ!!次の大器晩成で終わっちゃう!!おんないで!!」って泣いてたのでマナーモードと共感詐欺予定外でひっくり返るかと思った。
そういや『もう一歩』なくなったの寂しかったな…トロピカルロードピーナツパン聴きたかった。共感詐欺ほんと大好きなんだけど、落ちサビソロリレーめちゃくちゃゾクゾクした。
『大器晩成』
本編ラストです。ああ嫌だ終ってしまう終わって欲しくない。でもこの曲がかかると無条件にテンションが上がってしまう。
唐突に「あ、あやちょの大器晩成でのこのソロ、聞けるの最後なんだな」って思って、ぐっと噛み締めた。会場を駆け回って、煽って、笑って、じゃれて。大好きなアンジュルムの姿だった。

アンコール。卒コンと言えばドレス。あやちょはどんなドレスなんだろう。真っ赤なドレスだったりするのかな。あやちょコールが響くのを眺めている。長く感じる。来て欲しくないなってまだやっぱり思ったる。
ステージにあやちょが立っていた。纏うのは真っ白なマーメイドラインドレス。かと思いきや、パンツスタイル。シンプルだけど、否シンプルだからこそ美しい。豪奢なドレスではないし、赤でもない。予想外だったんだけどめっちゃくちゃなあやちょに似合っててってかすごくしっくり来てしまって。歌われるのは『ぁまのじゃく
なんとなく、これかなと思っていた。
まろの私の心もそうだけど、スマイルファンジーでの選曲って今思うとすごいな。私はLILIUM新規で。そのあとスマファン→715武道館と立て続けに見てスマイレージに落ちたので、あれで歌ってたソロ曲の印象凄くあったから。
不思議なんだけど、「スマイレージの曲を1人で歌うあやちょ」を見て、「アンジュルム」だなぁって。少女じゃなくて、女性だな、と思ったの。
真っ赤なペンライトの海の中で、真っ白な衣装で、すごく、すごく綺麗だった。美しかった。でもなんだろ、ここでぁまのじゃくを歌った意味。あやちょは、ずっと笑顔だったけど、でも。考えてしまう。

ステージに、ツアーでも着ていた、アンコール明けのてんでバラバラな衣装をきたアンジュルムが揃う。真ん中にあやちょが立ってて、スタンドマイクじゃなくハンドマイクのまま、「手紙を読み上げます」じゃなくて「気持ちを話します」と。ファンとアイドルとの距離感、スタッフへの感謝、「みんなでアンジュルムを作ってきた」と語ってくれる。オタクとしてこんな嬉しい事ありますか?「共に楽しみも苦しみも共有して、一緒にアンジュルムを作ってきたんだよ」って自分の今の気持ちとして言葉として語ってくれるんだよ。
そして話はメンバーへ。ここからちょっと雲行きが怪しくなる。「嫌いなものの食べ残しは誰が?遊びに行く時の予約は?靴だって並べないし、室なんか新幹線の座席にスマホを忘れるし」あれやこれやとアンジュルムの日常の心配をして。あやちょそれもうお母さんだよ…なんて思って泣きながら笑ってしまった。でもあやちょは「パフォーマンスで心配だ」とは言わないんだよなぁとか思ったり。「みんな違うっていう当たり前のことを当たり前だと気づかせてくれた」「そんなこの子達が大好きだ」と語るあやちょには本当にアンジュルムへの愛しかなかった。
この時に「あやちょがアンジュルムを卒業する」んじゃなくて「アンジュルムがあやちょから巣立っていく」みたいに思えた。
あやちょの言葉はまるで卒業式に教卓にたつ先生が最後に生徒たちに告げる言葉みたいだったんだもの。
あと「アイドルの解釈の幅を広げたい」「女性の在り方について考えたい」っていうあやちょは、やっぱり私にとって最高のアイドルだなって思った。私がアンジュの好きなとこが詰まった言葉だ。


そして暗転。私は完全に失念していた。卒コン定番ソングがもう一曲残されていることに。
『旅立ちの春が来た』
これ来てないやんけってこと忘れてた自分の馬鹿さに笑いながら、まーたボロボロ泣いた。このとき、あやちょは1度はけてて、だからステージ上には11人しかいなくて。「あぁ、明日からはこれが、アンジュルムの形になるんだな」って不思議な感覚で見ていた。あやちょがステージに戻ってくる。ツアーで着てた、真っ赤なジャケット姿で。卒コンのドレス、こんなにも早く脱ぎ捨てるんですね?!とめちゃくちゃ驚いた。けど、てんでばらばらなセルフチョイスの十二人十二色な衣装で横並びなアンジュルムを見て、あぁ好きだなぁってなった。そういやメンカラドレス云々思ってたけど、そもそもこっちが真っ赤だったなぁと思ってみたり。皆と並んで、卒業するあやちょと後輩たちじゃなくて、アンジュルムとして立って歌いたくての衣装チェンジだったのかなと泣けてきた。
この曲、あやちょを送り出すのにピッタリだなぁって噛み締めていた。

メンバーからの最後の挨拶。
伊勢ちゃんが初めての武道館での想いを、それから涙で声を震わせてあやちょへの言葉をつたえて。
はーちゃんは逆に、しっかりと喋りきって、コンサートの感想として語りきる。
なんだかいつもの印象とは反対だ。
はーれいがふたりで、あのタイミングでアンジュルムに入ってくれてよかったと、今ならなんの憂いもなく言い切れるよ。ありがとう、ありがとう。あやちょのいるうちにアンジュルムにきてくれて。たった半年されど半年。彼女たちがあやちょと共にすごした時間の密度は、数字じゃ測れないんだな。
かむちゃん。アンジュルムの続きをキラッキラの笑顔で誓ってくれる。「靴を並べるのも、皆の食べ残しも私が食べます!安心してください!」って。ずるいよもう。色んな思い抱えてるだろうにさ、そんなふうに笑いを持っていってさ。頼もしいぜサブリーダー。
ふなちゃん。「和田さんと話してると段々哲学みたいな話になって言って」と語り出す。涙をこらえる仕草癖強いぞ!って笑っちゃった。そして不意に決壊して、ぐちゃぐちゃに泣きながらあやちょに想いを伝える姿に、色んな思いが込み上げてきた。
かっさー。「誰一人かけることなくツアーができて」という言葉に、2ヶ月のハードなホールツアー、12人全員で走りきったのだな、とぐっときて。あとやっぱり涙をこらえる仕草癖強いアンジュルム。ふなちゃんの仕草茶化すみたいに真似してたのにね。やっぱり堪えきれなかったね。「和田さんと共に生きていきたいです」「明日からいないなんて信じられない、なんでですか!」パフォーマンスでどんどん大人っぽくなっていくのに、素直に感情むき出しにできる子供っぽさ、それができるようになったこと、それができる相手がいて、場所があること、よかったな、って思った。
かみこ。アンジュルム3期以降、唯一「アンジュルム加入オーディション」から来た子。フランス公演やって和田さんに通訳として同じステージに立ってもらうんだ!なんて夢を臆面なく語れる。アンジュルムに入りたいと入ってきた子が、「もっとグループを大きくしたい」って言ってくれる。アンジュルムの未来は、あかるいなぁ。
りかこ。泣き虫りかこアゲイン。本人はいたって真面目なんだろうけどその涙を我慢する時のリアクションの大きさはやっぱり笑っちゃう。なんかもう挨拶のターンずっと泣き笑いしてたな私。「和田さん…っ」まっすぐあやちょに向けての第一声が「きれいです…」なのずるい。めちゃくちゃに泣きながらも「大丈夫だと胸を張って言えます」って言いきってたの、かっこよかったよ。
むろ。「新幹線にスマホとイヤホン忘れる常習犯の室田瑞希ですすみません」から始まる挨拶。ずるいだろこれ。しかも最後は「かむに頼ります!」だもん。でもむろが、1人抱え込んで、思い悩んでってする子が「みんなに頼りながら頑張る」って言えたの、ほんと凄いことだなと思った。
りなぷ。ニコニコと無邪気な笑顔。出会いは小五。加入した時は中一。敬語も使えないでご飯も先にとって食べて、なんてりなぷ節全開な語り口。「仕事仲間としてだけじゃなくて」と語るその柔らかさに、本当にあやちょが、アンジュルムが好きなんだなぁって思った。 これからのあやちょとアンジュルムは、…って言葉をさぐって、お姉ちゃんみたいって笑っていた姿が、すごく幼く見えた。でも「体力落ちてますよ」なんて最後の最後にあやちょに言えるの、あなたくらいだよ。
たけ。あんなに後輩たちが挨拶で泣き始めるのを見て笑っていたのに、1番泣いたのはたけでした。眉間にしわ寄せてより目で涙こらえて。もうなんで泣くのがまるんする時こんな癖強いかなこの子達。わだちょやめないで、いやだ!1番素直に直球に駄々こねた。
後輩たちの手前、誰よりも物分りよく卒業を受け止めて、わかってたよ、って顔してた2期が、最後の最後にみせた涙と甘え。
私たちは勝手に「たけなら素敵なリーダーになるよ」って確信してるけど、本人の感じる不安や重圧はめっちゃくちゃに大きくて、そりゃそうだよなぁって。どん底時代だと笑い飛ばしてた子が、またあの頃に戻ったら、って不安を語った時もう本当にしんどくって。たけは夢を夢として語るとき、いつだって現実を厳しく見ているから。そんなたけの不安を取り除けるくらいめいっぱい応援していきたいって思った。私のエゴだけど。
「ずっと心配しててください、安心して卒業しないでください!」こんな卒業メッセージ初めて聞くよ。ずっと見ててって、そしたら頑張れるからって泣きながら。今日の11時59分まではリーダーやらない!明日から!ってたけが泣いて甘えてくれたおかげで、私たちも卒コンが終わってからのその時間まではアンジュルムは12人なんだ、って12人のアンジュルムを想って過ごせたよ、ありがとう。
かななん。誰よりも泣かないで凛と笑顔でたち続けてた貴方があやちょに背中向けて、それでも耐えられなくなって後ろを向いて泣き始めた時。最後ちゃんと泣けてよかった、って私がさらに泣いてしまった。自分の気持ちをあまりさらけ出さなくて、優しすぎるくらい優しくて気遣いの塊で、そんなかななんをあやちょは分かって見ていてくれたんだなぁ。アンジュルムックのインタビューでも同じこと思って泣いちゃってたんですよね。ああでもやっぱり、時間押してるの気にしちゃったのかなってくらい短く纏めちゃったかななんに泣いた。
2期とあやちょはだんだんと戦友みたいな関係というかそんな風に見えていたけど。でもやっぱり、お姉ちゃんと妹たちだなぁって思った。1番上になる彼女達が甘えられる先が、頼れる先がありますようになんて願ってしまう。
あやちょ。みんなの言葉を一つ一つ受け止めて、優しい笑顔で聞いていた姿があまりにも大好きなあなたの姿で。かっさーの「和田さんから貰った言葉が特別なものばかりだ」というような言葉に目を開いてそんなことないよーと手を振ってみたり、「誰が遊びに行く時の予約するんだろう」ってムロの言葉に「予約だけはしてあげる」って笑ったり。本当に大好きなんだな、みんなのこと。
あやちょに言われたからあのあとちゃんとご飯食べたし、寝たし、今日お仕事にだってしっかりいったよ。どんな時でもあなたは「日常」を大切にしているんだなぁ。

挨拶聞いてて、めちゃくちゃボロボロに泣きながら、それでも笑ってしまっていた。泣いてるのに笑って、笑ってるのに泣いて。ああ、アンジュルムが、この子達が大好きだなって思ったよ。皆、かっこよかった。最高のパフォーマンスしてた。でも全員の挨拶が終わる頃にはみんな泣き腫らした目をしていた。自分の言葉を告げる時は泣かずに頑張ってた子達まで。愛おしいなと思った。

あやちょ最後の曲振り、『46億年LOVE』
私、この曲でこんなに泣くと思ってなかったな。最高に楽しい幸せになれる曲で、ただ今この光景があまりにも感情の枠を超えて広がっていたから。ああ、最後の曲なんだなって。泣きはらした目で、それでも涙を拭って、笑顔で自由に駆け回るアンジュルムがすごくすごく素敵だった。
これが最後だって思ってたら、もう一曲。とびきりのプレゼントが残ってた。『友よ』
歌われる度に大好きになるこの曲。「さよならじゃない、そうバイバイだ」ってフレーズ初めて聞いた時にあやちょのブログだって思ったし、その時は「いつかあやちょの卒コンでこれが歌われる」なんてこと全く考えてなかったなーなんてことまで思いだした。こんなにも未来を、前を向いた輝かしい笑顔を見ていたら、なんだろう、ただただ幸せで、目の前のスクリーンにうつる光景が美しくて、今この瞬間この世でいちばん綺麗な景色を見ているんだって。
銀テープが舞う。曲の最後に、今度は真っ赤なテープが。明るい光に照らされてきらきらひかる銀と赤。
ダブルアンコールで1人出てきてとびっきりの笑顔を見せて去っていったあやちょを見送って。これで、ほんとうにおしまい。

幸せな、最高な、コンサートでした。
最高のアンジュルム第一章の終幕を、ライビュとはいえリアルタイムで見られて本当によかった。

和田彩花さん、私があなたを応援できたのはあなたのハロープロジェクト人生15年の中の、僅か5年ほどでした。それでも出会えてよかった、あなたという最高のアイドルを見つけられてよかった。あなたがいるアンジュルムを、見ていられて幸せでした。

スマイレージの魅力を知らずに生きていた頃より今の方がずっとずっと幸せ。今アンジュルムを応援できている幸せを噛み締めて、あなたがくれたたくさんの時間を、想いを抱きしめて、これから続くアンジュルムの第2章を心の底から楽しんで応援して。
いつかあなたが1人でアイドルとして立つステージを見られるその日を、心待ちにしています。

卒業おめでとう、ありがとう、どれほど言葉を尽くしても伝えきれないほどのものを、あなたが、あなたたちがくれました。